提供日時 平成27年2月5日16時 和歌山県環境生活部県民局食品・生活衛生課食品衛生班 電話(直通)073-441-2624 担 当 村上・土谷 (内線)2623・2624・2630 湯浅保健所管内における食中毒発生について 次のとおり食中毒事件が発生しましたので、資料提供します。 1 事件の概要 (1)発生日時 平成27年2月2日(月)午後2時 (2)喫 食 者 32名 (3)有 症 者 21名(軽症・全員快方に向かっている)(うち入院者0名) 10 歳代 未満 10 歳代 20 歳代 30 歳代 40 歳代 50 歳代 60 歳代 70 歳 以上 計 男性 0 0 0 3 1 1 7 0 12 女性 1 0 0 2 0 2 4 0 9 計 1 0 0 5 1 3 11 0 21 (※ 最年少 2歳 女性、 最年長 69歳 男性) (4)症 状 下痢、おう吐、発熱等 (5)原因食品 平成27年2月1日に下記原因施設において提供された食事(推定) メニュー内容 炊き合わせ(エビ、カボチャ、高野豆腐)、お造り(ヨコワ、甘エビ、 ハマチ、イカ、白身魚)、牛しゃぶ小鍋、鰆焼きもの、天ぷら(エビ、 キス、カボチャ、サツマイモ、シシトウ)、茶碗蒸し、中華クラゲ、 寿司(いなり寿司、バッテラ、巻き寿司、エビにぎり寿司、うなぎに ぎり寿司)、赤だし、デザート(メロン、ケーキを生クリームでトッ ピング)、寿司折り〔いなり寿司、バッテラ、エビ箱寿司、伊達巻き、 巻き寿司、にぎり(エビ、たこ、うなぎ)〕 (6)病因物質 (7)検 査 等 調査中 有症者及び調理従事者の便、施設ふき取り 2 調査の経緯 2月4日(水)9時頃、湯浅保健所に、発症したグループの代表者から、「おう 吐、下痢の症状を訴えている者がいる」旨の連絡があり調査を行ったところ、下記 原因施設で食事をした2グループ32名のうち21名が食中毒様症状を呈している ことが判りました。 湯浅保健所は、有症者の共通の食事が下記原因施設での食事以外に無いこと、発 症者の症状が類似していること、両グループともに感染症を疑う事例は認められな かったこと、調理従事者が先んじて発症していること、また、有症者を診察した医 師から食中毒の届出があったことから、下記原因施設で調理、提供された食事を原 因とする食中毒と断定しました。 3 行 政 処 分 湯浅保健所は、当該営業者に対し、本日から3日間の施設の営業停止処分とした。 平成27年2月5日(木)から2月7日(土)まで 4 原 因 施 設 所 在 屋 営 業 業 地 号 者 種 : : : : 有田郡有田川町下津野1118-2 食楽 東家(しょくらく とうげ) 株式会社東家 代表取締役 岩﨑好幸(いわさきよしゆき) 飲食店営業 参考 食中毒発生状況(和歌山市を含む) 本年(本件を含まず) 2件 患者数 23名 昨年同時期 2件 患者数 21名 昨年合計 8件 患者数 210名 ☆報道機関の皆様へ☆ 食中毒を防ぐため、下記注意事項の啓発にご協力お願いします。 ポイント1 食べ物を買うときは、傷みやすいものは最後に買って 肉や魚など、食材ごとに分けて包み、冷蔵や冷凍が必要な食品は、最後に買い ましょう。 ポイント2 冷蔵庫は詰めすぎに注意(7割ぐらいをめどに)しましょう 冷蔵庫は10℃以下に、冷凍庫は-15℃以下にし、7割程度で余裕をもって いれましょう。 ポイント3 手をよく洗いましょう 調理をする前やトイレの後、食事の前には、石けんを使ってよく手を洗いまし ょう。 ポイント4 調理器具は清潔に まな板や包丁などは、できるだけ食材に応じて使い分けを。使用後は熱湯で消 毒しましょう。 ポイント5 加熱するときは、75℃で1分以上で 食品は、中心までよく火を通しましょう。食肉・タタキ、レバーなどを生で食 べることは避けましょう。 ポイント6 作った料理はすぐ食べて 料理は、作り置きや食べ残しをしないようにしましょう。 「食の安全・安心わかやま」ホームページ ○食中毒関連情報 http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/031600/frames/04_frame.html
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