ご参考資料 この数字はなんだ? ナンバー・ナンダー Vol.98 2016年2月1日 米 国 の 2015年10-12月期 の 実質GDP成長率 (前期比年率、速報値) + です 9 0 .6 .7 % 米商務省が1月29日に発表した2015年10-12月期の実質GDP(国内総生産)成長率(速報値)は、前期比 年率0.7%増となり、前期(同2.0%増)から大きく減速しました。市場予想の同0.8%増をわずかに下回った ものの、米経済の減速は想定の範囲内だったことなどから、同日の市場の反応は限定的でした。 今回の減速の主な要因として、新興国経済の減速や原油価格の下落を背景に、エネルギー関連を中心に 企業が設備投資の削減や在庫調整を進めたほか、米ドル高が輸出の重石になったことが挙げられます。一 方で、個人消費は暖冬の影響を受け前期からやや減速したものの、同2.2%増と底堅さがみられます。また、 住宅投資は同8.1%増と好調を維持しており、内需が米経済の下支え要因になったと考えられます。 足元では、FRB(米連邦準備制度理事会)は追加利上げを見込む一方で、日欧の中銀は金融緩和を拡大さ せる姿勢を強めており、今後、米ドル高が一段と進んだ場合、米経済の押し下げ要因になると考えられます。 ただし、FRBは直近の会合で、世界の経済・市場動向を注視するとしており、利上げ判断は慎重に行なわ れるとみられます。今後も、外部要因が米経済の逆風になる可能性があるものの、米国では堅調な雇用情 勢が続いており、GDPの約7割を占める個人消費をけん引役に、緩やかな経済成長が続くと期待されます。 米国の実質GDP成長率における需要項目別寄与度 (2005年1-3月期~2015年10-12月期) (%) 8 住宅投資 公需 6 純輸出 在庫投資 設備投資 個人消費 GDP成長率 (前期比年率) 4 2 0 -2 -4 -6 -8 -10 (年) 08 09 10 11 12 13 14 15 (米商務省および信頼できると判断した情報をもとに日興アセットマネジメントが作成) ※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。 05 06 07 ■当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資 料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成 時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。■投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産に は為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。 投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご 覧ください。 1/1
© Copyright 2024 ExpyDoc