日本の10-12月期実質GDP 民間消費や純輸出がけん引役となって、3

2015 Feb
17
日本の10-12月期実質GDP
民間消費や純輸出がけん引役となって、3四半期振りにプラス転換
昨日、内閣府が発表した2014年10-12月期の実質GDP(国内
(前期比年率、%)
総生産)は前期比年率+2.2%と市場の予想を下回ったものの、3
四半期振りのプラス成長となりました。
12.0
需要項目別寄与度をみると、民間消費が2四半期連続で増加と
6.0
なるなど、全体をけん引する形となっています。純輸出は緩やかな
増加傾向にあり、内需も改善傾向にあることから、実質GDPは持ち
3.0
直しの動きが継続する可能性が高いとみています。
足下、円安基調の定着や輸出環境の改善等を背景に、大企業
を中心に国内生産を拡大させる計画が散見され、このような動き
は国内製造業の追い風になっていくとみています。さらに低位な原
油価格も家計や企業活動にプラスに作用するとともに、米国をけん
引役とした世界経済の緩やかな拡大などを踏まえると、国内経済
の回復が鮮明化していくと考えています。
このような状況を踏まえ、昨日の日経平均株価の終値は7年7ヵ
実質GDP成長率と需要項目別寄与度の推移
9.0
0.0
-3.0
-6.0
-9.0
民間最終消費支出
民間企業設備
政府最終消費支出
純輸出(輸出-輸入)
-12.0
-15.0
民間住宅
民間在庫品増加
公的固定資本
実質GDP
-18.0
2011/12
2012/6
2012/12
2013/6
2014/12
(年/四半期)
主なイベント・経済指標発表予定(結果)
曜日
日本
 2014年10-12月期実質GDP
が想定されます。
2月
16日
2月
17日
米国
 特にございません。
前期比年率+2.2%(前回 同-2.3%)
月
 日銀金融政策決定会合(17~18日)
アシスタント・ストラテジスト
中山 健悟
2014/6
(出所) Bloomberg、内閣府のデータを基に三菱UFJ投信作成
月ぶりとなる18,000円の大台を回復しました。今後、日本経済の
回復とともに企業業績が拡大し、日本株は堅調に推移していく展開
グローバル・マーケット・ストラテジー・チーム
2013/12
 2月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
火
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