9.6 実質GDP成長率

ご参考資料
この数字はなんだ?
ナンバー・ナンダー
Vol.83
2015年2月16日
日 本
の
2014年10-12月期
の
実質GDP成長率
(前期比年率)
です
+
9
2
.6
.2
%
内閣府が2月16日に発表した2014年10-12月期の実質GDP(国内総生産)成長率の1次速報値は、前期比
年率2.2%増(前期比0.6%増)と、7-9月期の同2.3%減から大きく反発しました。内需の回復が想定よりも鈍
かったことから、市場予想の同3.7%増を大きく下回ったものの、3四半期ぶりのプラス成長となったことで、
国内景気の底打ち感が示されたと言えます。
項目別にみると、輸出が前期比2.7%増と大きく伸びました。景気回復が続く米国への輸出が拡大したほか、
スマートフォン向けの電子部品などのアジアへの輸出が堅調だったことが背景とみられます。一方で、日本
のGDPの約6割を占める個人消費は7-9月期と同じ前期比0.3%増となり、比較的小さい伸びに留まりました。
これは、雇用環境の改善などを背景に緩やかに回復しているものの、物価が賃金の伸びを上回るペースで
上昇したことで、家計の購買意欲が抑えられたためとみられます。また、設備投資については、企業も国内
の景気回復の遅れから慎重な姿勢をとっているとみられ、ほぼ横ばいとなりました。
足元では、消費税率引き上げの延期や原油価格の下落などを背景に、街角の景況感を示す景気ウォッ
チャー調査の先行き判断指数が5ヵ月ぶりに50を回復するなど、消費者心理が好転しつつあるほか、好調
な企業業績を受けて賃金上昇への期待も高まっており、個人消費の追い風となっています。こうしたことな
どから、今後、日本経済の回復基調が強まっていくものと期待されます。
日本の実質GDP成長率における需要項目別寄与度
(2005年1-3月期~2014年10-12月期)
(%)
15
10
5
0
-5
-10
純輸出
公需
民間在庫品増加
民間企業設備
民間住宅
民間最終消費支出
GDP成長率 (前期比年率)
-15
-20
05
06
07
(年)
08
09
10
11
12
13
14
(内閣府および信頼できると判断した情報をもとに日興アセットマネジメントが作成)
※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。
■当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資
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