＊グローバル投資環境 No.908＊ご参考資料髙木証券投資情報部南ｱﾌﾘｶ10-12月期GDP ～低成長の反動で前期比年率4%を超える伸び 2015年2月26日作成＊24日に発表された10-12月期のGDP成長率は前期比年率+4.1%[市場予想+3.8%,7-9月期+1.4%から+2.1% へ上方修正]と、市場予想を上回る伸びとなり、3四半期連続のプラス成長である。通年では2013年+2.2%に対し2014年は+1.5%となった。＊産業別では、年換算で第1次産業が+13.3%、第2次産業は+7.2%、第3次産業は+1.8%となった。労働争議を受けて停滞していた鉱業・採石業や製造業の回復が進んだことが、GDPの押し上げに寄与したようだ。＊インフレ率は、昨年8月の前年比+6.4%をピークに鈍化傾向にあり、1月は+4.4%と2011年4月以来の低水準となった。中銀は1月末の金融政策会合においてインフレ率を2014年+6.1%、2015年+3.8%、2016年+5.4% と予想しており、当面の間は原油安によってインフレ懸念が後退している状態が続くものと思われる。＊通貨ランドについては、米国の政策金利引き上げに向けたグローバル金融市場の動きが下押し圧力となることが想定される。インフレの鈍化により金融政策に幅が出ており、今後、南アフリカ経済が活力を取り戻してくれば、通貨への下押し圧力はある程度相殺されるだろう。次回の金融政策会合は来月26日に予定している。 (円) ▼為替推移(南ｱﾌﾘｶﾗﾝﾄﾞ) ランド高対米ドル(右軸)↑ (ﾗﾝﾄﾞ) ▼GDP成長率(前期比年率、%) 2014年4Q +4.1% ↓前期比年率 2014 主要項目別GDP (前期比年率,%) 1Q 2Q 3Q 4Q 農林水産業 4.8 5.6 9.5 7.5 鉱業･採石業 -22.8 -3.0 3.9 15.2 製造業 -6.4 -4.0 -1.0 9.5 電気･ガス･水道 0.2 -0.5 -1.1 0.3 建設 3.7 2.1 2.2 3.5 卸･小売･宿泊 1.5 -0.2 3.4 -0.3 輸送･倉庫･通信 1.4 3.9 2.2 2.9 金融・保険・不動産 1.4 1.2 2.4 3.5 行政サービス 2.3 3.9 2.2 1.2 個人サービス 1.4 1.5 1.3 0.8 ▼政策金利及びｲﾝﾌﾚ率(前年同月比,%) 7/17 5.50%→5.75% ↓対円(左軸) 1/29 5.00%→5.50% レポレート(政策金利) 1月+4.4% 消費者物価期間：2012年1月～2015年2月24日期間：2011年1月～2015年2月24日（南アフリカ統計局・中央銀行及びBloombergのﾃﾞｰﾀより髙木証券作成）（文責：佐野） 1/1 《ご注意いただきたいこと》当資料は投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資の最終決定はご自身でなさるようお願いいたします。当資料は信頼できると思われる各種データに基づいて作成されていますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。株式への投資は、価格の変動や発行者の信用状況の悪化等により投資元本を割り込むおそれがあります。信用取引、先物・オプション取引をご利用いただく場合は、所定の委託保証金または委託証拠金をいただきます。また、信用取引ではその損失額が差し入れた委託保証金の額を上回るおそれがあります。国内株式取引の委託手数料は、約定代金に対して最大（税込）1.19664%【2,700円に満たない場合は2,700円（現物取引買付および信用取引売買）】になります。株式を募集等により取得する場合には、購入対価のみをお支払いいただきます。外国株式を委託取引により購入する場合は、所定の委託手数料をいただきます。外国株式の委託手数料は国や市場により異なります。外国株式を店頭取引により購入する場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。債券をご購入いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。（経過利子をお支払いいただく場合があります）。債券は、市場の金利水準の変動等により価格が変動しますので、損失が生じるおそれがあります。また、発行体の信用状況や財務状況によっても価格が変動し、利金や償還金の支払遅延や不履行となる場合があります。また、倒産等により元本損失が生じる場合があります。投資信託は、主に国内外の株式や債券を投資対象としているため、基準価額は組み入れた株式や債券の動き、為替相場の変動等の影響により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。投資信託はファンドごとに設定された購入時手数料をご負担いただきます。また、投資信託を保有期間中に間接的にご負担いただく費用として、ファンドごとに設定された運用管理費（信託報酬）のほか、運用成績に応じて成功報酬をご負担いただく場合があります。外国株式や外国債券、外国投資信託への投資は、上記に加え為替相場の変動等により損失が生じる場合があります。また、通貨発行国の国情の変化により投資元本割れや途中売却ができなくなるおそれがあります。当社で取り扱う商品等へのご投資には、当該商品等の契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目論見書、お客様向け資料等をよくお読みください。商号等：髙木証券株式会社金融商品取引業者近畿財務局長（金商）第20号【広告審査済】加入協会：日本証券業協会髙木証券ｲﾝﾀｰﾈｯﾄﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ：http://www.takagi-sec.co.jp/