PDF版 - 三井住友アセットマネジメント

2016年2月3日
米国経済
米景気の今後の見通しは?
米国の景気は昨年後半、大きく減速しました。海外経済の鈍化やドル高などに
より輸出が減少したためです。一方、雇用・所得の改善から個人消費を中心に
内需は底堅く、今後、景気は緩やかに持ち直す見通しです。
■2015年10-12月期の実質GDP成長率(速報
値)は、前期比年率+0.7%にとどまりました。海
外経済の減速やドル高などから輸出が伸び悩んだ
うえ、設備投資や在庫投資が落ち込んだためです。
一方、GDPの約70%を占める個人消費は、雇用
の改善などにより底堅い推移となりました。
6
(%)
■海外経済が力強さを欠くため、輸出と設備投資は
低迷が続く見通しですが、雇用・所得の増加により、
個人消費と住宅投資は拡大基調を維持すると予
想されます。内需の増加で在庫投資の持ち直しも
見込まれるため、景気は緩やかな拡大が続きそうで
す。
【米国の実質GDP成長率(前期比年率)と需要項目別寄与度】
5
4
在庫投資
政府支出
純輸出
住宅投資
設備投資
個人消費
実質GDP
3
2.3%
2.8%
2.7% 2.4%
2
1
0
個人消費が
底堅く、景気
をけん引
▲1
▲2
▲3
13/1-3
14/1-3
15/1-3
16/1-3
(年/月期)
(注)データは2013年1-3月期~2016年10-12月期、2016年1-3月期以降は三井住友アセットマネジメント予想。
実質GDPは前期比年率の成長率、各需要項目はGDP成長率に対する寄与度。
(出所)米商務省のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
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