2015 Apr 20 米国:3月の景気先行指数 指数は14ヵ月連続プラス推移。緩やかな景気回復が今後も継続 17日に公表された3月の米国の景気先行指数は、市場予想を 僅かに下回る前月比+0.2%となり、14ヵ月連続でプラス推移す る結果となりました。また同日公表された4月のミシガン大学消費 者信頼感指数は2007年以降で3番目の高い数値となり、同国経 済の先行き期待が確認できます。 足下では昨年後半より下落を続けていた原油価格が落ち着き つつあります。価格下落に伴ってリグ(シェールオイル・ガスなどを ミシガン大学消費者信頼感指数 と景気先行指数の推移 (ポイント) (ポイント) 140 景気先行指数(左軸) 130 110 産出するための掘削用ドリル)数減少が進展するなか鉱業セク ターが底打ちしつつあるとともに、寒波や米国西海岸港湾労働者 100 のストライキによる悪影響が解消されたことなどが相俟って、製造 業の改善につながっていると考えています。また失業保険申請 90 件数の減少に示される労働者の増加は賃金増などの雇用環境 の改善につながっていくことが期待できるため、同国経済の改善 09/04 11/04 13/04 (出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成、 140 100 120 90 100 80 80 70 60 60 40 50 20 130 120 110 100 90 WTI原油先物価格(左軸) 40 15/04 (年/月) 0 07/04/17 11/04/17 (出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成 (注)土日祝日は前営業日の値を表示 80 15/04/17 (年/月/日) 主なイベント・経済指標発表予定(結果) 曜日 日本 特にございません。 開になると考えており、日本やユーロ圏を始めとした世界的な金 融緩和強化の動きと政策の方向性の違いが明確であることなど 4月 から、今後も緩やかな米ドル高が進展していくとみています。 17日 4月 20日 米国 3月 景気先行指数 前月比+0.2%(前回 同+0.1%) 4月 ミシガン大学消費者信頼感指数 95.9(前回 93.0) 金 特にございません。 アシスタントストラテジスト 中山 健悟 110 (2007年=100) 140 鉱工業生産(鉱業セクター、右軸) 80 07/04 は今後も続くとみています。このような経済の緩やかな拡大は FOMC(米連邦公開市場委員会)による利上げが意識される展 グローバル・マーケット・ストラテジー・チーム 120 ミシガン大学消費者信頼感指数(右軸) 120 原油先物価格と鉱工業生産の推移 (米ドル/バレル) 160 特にございません。 月 当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料 に示されたコメント等は、当資料作成日現在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投資しますので、基準価額は変動 します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではありません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資 信託は、投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
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