ユーロ圏の2014年10-12月期の実質GDP 市場予想を

2015 Feb
16
ユーロ圏の2014年10-12月期の実質GDP
13日に発表されたユーロ圏の2014年10-12月期の実質GDP
(国内総生産)統計は市場予想を上回る前年比+0.9%となり、ド
イツの成長加速などがユーロ圏全体の数値を押し上げる要因となり
(%)
3.0
ました。支出項目別寄与度をみてみると、家計支出が全体をけん
引したと考えられます。
2.0
1月のECB(欧州中央銀行)の追加金融緩和決定により、企業へ
の貸出増加等を通じてユーロ圏全体へさらなる波及効果が期待で
き、個人消費や設備投資等の追い風になるとみています。このよう
な状況を踏まえると、ユーロ圏経済は今後も緩やかな回復が見込
まれます。
ユーロ圏の実質GDP成長率(前年比と前期比)
前期比
前年比
1.0
足下、景気拡大が継続する米国がけん引役となって、世界経済
は総じて緩やかに拡大しているなか、ユーロ圏の輸出は増加傾向
にあるとともに、鉱工業生産指数も緩やかに回復しています。さらに
市場予想を上回る結果
0.0
-1.0
-2.0
-3.0
09/12
10/12
11/12
12/12
13/12
14/12
(年/四半期)
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成
主なイベント・経済指標発表予定(結果)
ユーロは、ギリシャ債務問題等の不透明要因を有するものの、上
記の要因等が下支えとなって、底堅く推移していくと考えています。
曜日
2月
13日
2月
16日
米国
 特にございません。
 2月 ミシガン大学消費者信頼感指数
93.6(前回98.1 )
 2014年10-12月期実質GDP
 特にございません。
金
グローバル・マーケット・ストラテジー・チーム
アシスタント・ストラテジスト
中山 健悟
日本
 12月 鉱工業生産(前月比)
月
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