2015 May 25 為替：円の投機筋ポジション 22日の外国為替市場では、円（対米ドル）は121.54円（NY市場円安米ドル高の趨勢は力強い CFTCでみた円の投機筋ポジションの推移（枚数）（円）終値）となり、終値ベースで昨年12月につけた直近最安値を更新しました。この背景には22日（現地時間）に行われたFRB（米連邦準備制度理事会）のイエレン議長によるスピーチの中で「年内の利上げが妥当であると見込んでいる」と述べられたことや、同日に発表された消費者物価の食品やエネルギーを除くコア指数が市場予想を上回る上昇率となったことなどがあるとみています。米国における主要な経済指標は、直近では市場予想を下回る結果が多く、市場では年内の利上げを疑問視する動きがみられました。しかしながら、イエレン議長の発言や物価上昇などを背景に、利上げを織り込む動きが今後加速することも考えられます。こうした状況下で、CFTC（米国商品先物取引委員会）による投機筋の円ポジションをみると、2012年後半から続いていた円売越しポジションが大きく巻き戻された後、再び足元では増加に転じてい主なイベント・経済指標発表予定（結果）曜日ます。以上から、長期的な方向感として、景気回復とそれに伴う利上げに向かう米国と、強力な金融緩和を続ける日本の対比が引き続き意識されやすく、円は米ドルに対して下落しやすい地合いが続くと見ています。グローバル・マーケット・ストラテジー・チームアシスタントストラテジスト清水翔（年/月/日）（注）為替は土日祝日は前営業日の数値を利用した5年分データ、NY市場終値で縦軸反転。 CFTCは投機筋のポジションなどを毎週金曜日に発表、週次データ。プラスは投機筋の円ポジションが買越超、マイナスは同ポジションは売越超にあることを示す。（出所）Bloomberg、CTFCのデータを基に三菱UFJ投信作成 5月日本米国  特にございません。  4月消費者物価指数（除く食品・エネルギー）前月比＋0.3％（前回同＋0.2％）  4月貿易収支（季節調整値）  特にございません。金 22日 5月月 25日当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではありません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、完全性等について保証・約束するものではありません。