米国家計の消費マインドが大幅改善 原油価格下落の恩恵を受け堅調

2015 Jan
20
米国家計の消費マインドが大幅改善
16日に発表された1月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報)
の結果は、98.2と市場予想(94.1)を大きく上回り、11年ぶりの高い
水準になりました。これらの発表などを受け、同日のNY市場では株
高債券安となり、S&P500種株価指数などの主要な株価指数は、
6営業日ぶりに上昇しました。
この指標の改善の背景としては、①原油安に伴うエネルギー関
原油価格下落の恩恵を受け堅調推移を予想
ミシガン大学消費者信頼感指数、ガソリン小売価格の推移
(ポイント)
105
リーマンショック直後の落ち込み
100
95
(米ドル/ガロン)
5
ミシガン消費者信頼感指数(左軸)
4.5
燃料小売価格(右軸)
4
90
85
3.5
80
3
連物価の下落、②所得の上昇、③失業率の低下等にみられる労
働環境の改善、などが挙げられます。特に、ガソリン価格の低下は
75
2.5
米国家計の消費マインドに大きく影響したとみられ、世界的な原油
価格下落の恩恵が顕在化してきたと考えています。一方で、同調
65
査の設問項目である1年後の期待インフレ率については2.4%と前
回(2.8%)から低下しており、物価上昇圧力が高まるには時間がか
70
2
1.5
60
55
2003/01
2006/01
(出所)ミシガン大学、Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成
2009/01
2012/01
・燃料価格はデータを取得可能な2004年3月から表示。
1
2015/01
(年/月)
主なイベント・経済指標発表予定(結果)
かる見込みです。
これらの指標を含め米国では、主要経済指標が総じて良好な水
準で推移しているといえ、今後は消費需要が一段と高まることを追
い風に、米国経済や株価は引き続き堅調に推移するとみています。
曜日
1月
日本
米国
 特にございません。
 特にございません。
 特にございません。
 特にございません。
月
19日
グローバル・マーケット・
ストラテジー・チーム
チーフストラテジスト
石金淳
アシスタントストラテジスト
清水翔
1月
火
20日
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料
に示されたコメント等は、当資料作成日現在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投資しますので、基準価額は変動
します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではありません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資
信託は、投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、完全性等について保証・約束するものではありません。