2015 年 2 月 13 日号 来週の金融市場見通し しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号 Sh inkin Asset Management Co., Ltd 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 < 2/16 ~ 2/20 > 〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 URL:http:// www.skam.co.jp ■来週の見通し ロシア、ウクライナ、ドイツ、フランスの 4 か国首脳は 12 日、戦闘が続くウクライナ東部をめぐり、15 日午前 0 時(日本時間午前 7 時)からの停戦に 合意しました。欧州連合(EU)は、ロシアが合意内容を順守しなければ追加制裁を検討する意向を示しており、履行状況次第では混乱が長引く可能性があ ります。他方、ギリシャの金融支援の枠組みについては、11 日の臨時ユーロ圏財務相会合では合意に至らず、16 日の会合で再度合意を目指す見込みです。 内外の金融市場はウクライナやギリシャへ情勢への警戒が和らぎ、一旦リスク選好に傾いた格好ですが、解決までは予断を許さない状況が続きそうです。 ◆株価 : 上値は重いか ◆長期金利 : 20 年国債入札で需給を確認 ◆為替 : 引き続き方向感を探る 【予想レンジ】 日経平均株価 【予想レンジ】 長期金利(新発 10 年債利回り) 【予想レンジ】 ドル円レート (来週)17,400~18,200 円 (2 月)16,000~18,500 円 (来週) 0.35~0.40% (来週) 117.0~120.0 円 20,000 (円) 日経平均株価 19,000 予想レンジ 上限 18,000 新発10年債利回り (%) 0.8 下限 15,000 14,000 0.6 予想レンジ 上限 14/2 14/4 14/6 (年/月、日次) 14/8 14/10 14/12 15/2 ドル円レート 予想レンジ 上限 120 115 0.3 110 0.2 0.1 13,000 (円/ドル) (2 月) 112.0~122.0 円 125 0.4 16,000 130 0.7 0.5 17,000 (2 月) 0.15~0.40% 下限 0.0 14/2 14/4 14/6 (年/月、日次) 14/8 14/10 14/12 15/2 下限 105 100 14/2 14/4 14/6 (年/月、日次) 14/8 14/10 14/12 15/2 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 日経平均株価は一時 1 万 8,000 円に乗せるなど、高値 長期金利の不安定な動きが継続しています。国内株や 米労働市場の順調な回復を背景に、米利上げ観測が強 圏での動きが継続しています。国内企業の 2015 年 3 米長期金利との連動性もやや薄れており、国債入札の結 まり、ドル円は一時 120 円台まで上昇(ドル高・円安) 月期決算は増収、増益見込みですが、株価はほぼ織り込 果が国内金利の水準を左右しています。13 日には 5 年 しました。米金融政策をめぐっては、24 日、25 日にイ み済みとみられます。円安も一服しており、1 万 8,000 国債入札が低調な結果となったことを受け、長期金利は エレンFRB議長の議会証言を控えることから、内容を 円を大きく上抜けるには材料が不足している状況です。 一時 0.435%まで上昇しました。17 日には 20 年国債 見極めようと投資家の様子見姿勢が強まりそうです。国 株価の上値は重そうですが、16 日発表の 10-12 月期 入札が予定されています。入札が無難な結果となれば、 内では黒田日銀総裁の記者会見で、追加緩和に前向きな の国内総生産(GDP)が上振れなら、買い安心感が広 買い安心感が広がりそうです。また、黒田日銀総裁が記 姿勢が示されると、円を売る動きが強まりそうです。他 がりそうです。引き続き、ウクライナやギリシャ情勢に 者会見で債券市場へ配慮を示すかどうかも確認したい 方、ウクライナやギリシャ情勢が悪化した場合には、逃 振らされる場面もありそうです。 ところです。 避通貨とされる円が選好されそうです。 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 ※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。 Shinkin Asset Management Co., Ltd 1 来週の金融市場見通し 2015 年 2 月 13 日号 ■来週の主な内外スケジュール 2/16 月 2/17 火 2/18 水 2/19 木 2/20 金 首都圏・近畿圏マンション契約率(1 月) 鉱 工 業 生 産 指 数 ・ 稼 働 率 指 数 ( 12 月、確報値) 商業販売統計(12 月、確報値) GDP統計(14/10-12 月期、1 次速 報) ◎米休日(ワシントン誕生日(大統領 記念日)) ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル) ユーロ圏貿易収支(12 月) 国庫短期証券入札(1 年) 20 年利付国債入札 日銀金融政策決定会合(18 日まで) 家計消費状況調査(12 月、確報値) 特定サービス産業動態統計(12 月、 確報値) 米NY連銀製造業景況指数(2 月) 米NAHB住宅市場指数(2 月) 独ZEW指数(2 月) 欧州連合(EU)財務相理事会(ブリュ ッセル) 黒田日銀総裁会見 QUICK短観調査(2 月) 工作機械受注(1 月、改定値) 毎月勤労統計(12 月、確報値) 米FOMC議事録(1/27・28 日開催 分) 米生産者物価指数(1 月) 米鉱工業生産・設備稼働率(1 月) 米住宅着工・許可件数(1 月) ◎中国休日(春節、24 日まで) 国庫短期証券入札(3 か月) 流動性供給入札 日銀金融経済月報(2 月) 貿易統計(1 月) 全国百貨店売上高(1 月) ロイター短観調査(2 月) 公社債投資家別売買高(1 月) コンビニエンスストア売上高(1 月) 電力需要実績(1 月) ユーロ圏PMI製造業景気指数(2 月、 速報値) 日本製半導体製造装置BBレシオ(1 月) 景気動向指数(12 月、改訂状況) 全産業活動指数(12 月) 米 30 年TIPS国債入札 米フィラデルフィア連銀景況指数(2 月) 米景気先行指数(1 月) 北米半導体製造装置BBレシオ(1 月) ユーロ圏消費者信頼感指数(2 月、 速報値) ユーロ圏経常収支(12 月) (注) スケジュールの内容、日程が変更になる可能性があります。 (出所)各種報道を基に、しんきん投信作成 ■来週の注目点 GDP 統計(2014 年 10-12 月期) 2 月 16 日(月)午前 8 時 50 分発表 日本の実質国内総生産(GDP)成長率は昨年 4-6 月期から 2 期連続で前期比マ イナスとなり、景気後退(リセッション)を余儀なくされました。しかしながら、 消費税増税の影響がやや小さくなっていることや、米国景気の回復に伴い輸出や鉱 工業生産に持ち直しの動きがみられることなどから、10-12 月期については前期 比年率 2%を超えるプラス成長が見込まれます。 (前期比年率、%) 15 10 5 0 -5 -10 現在、消費や生産の水準は依然として低いものの、原油価格の急落に伴い円安 -15 やインフレの悪影響(実質所得の減少など)は徐々に和らぎつつある模様です。そ -20 のため、再びインフレが進まない限り、日本経済は当面緩やかな景気回復基調を維 持する公算が大きいでしょう。 ※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。 日本の実質GDP成長率 07 08 09 10 11 12 13 14 (年、四半期) (出所)内閣府よりデータ取得し、しんきん投信作成 Shinkin Asset Management Co., Ltd 2 来週の金融市場見通し 2015 年 2 月 13 日号 <本資料に関してご留意していただきたい事項> ※本資料は、ご投資家の皆様に投資判断の参考となる情報の提供を目的として、しんきんアセットマネジメント投信株式会社が作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではあ りません。 ※本資料は、信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。また、いかなるデータも過去のものであり、将来の投資成 果を保証・示唆するものではありません。 ※本資料の内容は、当社の見解を示しているに過ぎず、将来の投資成果を保証・示唆するものではありません。記載内容は作成時点のものですので、予告なく変更する場合があります。 ※投資信託は、預金や保険契約とは異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の補償の対象ではありません。また、金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではあ りません。 ※投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、預金と異なり投資元本が保証されているものでは ありません。運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。 ※特定ファンドの取得のお申込みに当たっては、販売会社より当該ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)をあらかじめ又は同時にお渡しいたしますので、必ず内容をご確認の上、ご自 身でご判断ください。また、請求目論見書については、販売会社にご請求いただければ、当該販売会社を通じて交付いたします。 【お申込みに際しての留意事項】 投資信託に係るリスクについて 投資信託は、株式や債券等の値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、預金と異 なり投資元本が保証されているものではありません。運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。 また、投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、ご 投資に当たっては交付目論見書や契約締結前交付書面をよくご覧ください。 投資信託に係る費用について (お客様に直接ご負担いただく費用) ご購入時の費用・・・購入時手数料 上限 3.24%(税抜 3.0%) ご換金時の費用・・・信託財産留保額 上限 0.3% (保有期間中に間接的にご負担いただく費用) 運用管理費用(信託報酬) ・・・純資産総額に対して、上限年率 1.5984%(税抜年率 1.48%) その他の費用・・・監査費用、信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸費用、有価証券売買時の売買手数料等及び外貨建資産の保管等に要する費用は、 ファンドより実費として間接的にご負担いただきます。また、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。 投資信託に係る上記費用(手数料等)の合計額については、ご投資家の皆様がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することができません。 《ご注意》 上記に記載しているリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、しんきんアセットマネジメント投信が運 用する全ての投資信託のうち、ご負担いただくそれぞれの費用における最高の料率を記載しております。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託によ り異なりますので、ご投資される際には、事前に交付目論見書や契約締結前書面をよくお読みください。 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