来週の金融市場見通し - しんきんアセットマネジメント投信

2016 年 3 月 25 日号
来週の金融市場見通し
しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号
Sh inkin Asset Management Co., Ltd 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会
< 3/28 ~ 4/1 >
〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 URL:http:// www.skam.co.jp
■来週の見通し
米国では、利上げに慎重なハト派と見られていたシカゴ連銀のエバンス総裁が、
「今年はあと 2 回の利上げがあると見込んでいる」と述べるなど、金融当
局者から利上げに前向きな発言が増えてきています。来週も、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長、ダラス連銀総裁の講演、米雇用統計などを確
認しながら、今後の利上げを占うことになります。また、4 月 1 日には、日銀の企業短期経済観測調査(短観)、中国の製造業購買担当者指数(PMI)
、米
供給管理協会(ISM)製造業総合景況指数の発表が予定されています。日米中の景況感も確認したいところです。
◆株価 : 気の抜けない相場
◆長期金利 : マイナス圏で居所を探る
◆為替 : ドル高地合い
【予想レンジ】 日経平均株価
【予想レンジ】 長期金利(新発 10 年債利回り)
【予想レンジ】 ドル円レート
(来週)16,400~17,400 円 (4 月)15,500~18,500 円
(来週) -0.15~0.00%
(来週) 111.5~114.5 円
21,000
(円)
日経平均株価
20,000
予想レンジ
上限
19,000
18,000
17,000
16,000
15,000
下限
14,000
15/4
15/6
(年/月、日次)
15/8 15/10 15/12 16/2 16/4
0.6
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
0.0
-0.1
-0.2
-0.3
(4 月) -0.20~0.20%
新発10年債利回り
(%)
130
予想レンジ
上限
(円/ドル)
(4 月) 108.0~116.0 円
ドル円レート
125
予想レンジ
上限
120
115
110
15/4
15/6
下限
(年/月、日次)
15/8 15/10 15/12 16/2 16/4
105
15/4
15/6
下限
(年/月、日次)
15/8 15/10 15/12 16/2 16/4
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
国内株は為替動向を睨んで一進一退の動きが続いて
長期金利はマイナス 0.1%を挟んだ過去最低水準でのも
FRBは政策金利見通しを引き下げたものの、米金融
います。米金融当局者からの利上げに前向きな発言な
み合いが続いています。ただ、一時 0.3%前半まで低下
当局者から利上げに前向きな発言が増えており、ドル
どを受け、ドル円が強含んでいることは国内株の支え
した 20 年債利回りは 0.4%付近に、また 0.4%前半まで
円は下落しにくくなってきています。来週は、イエレ
になりそうです。もっとも、米利上げ観測が強まりド
低下した 30 年債利回りは 0.5%前後に押し戻される動き
ン議長など米金融当局者の発言や米経済指標から利上
ル円が上昇すると、国内株を押し上げそうですが、米
となり、低下し過ぎへの警戒感も根強そうです。日銀の
げのペースを占うことになります。週末には米雇用統
株が軟調な動きになった場合には、国内株の上値を抑
追加緩和への期待はくすぶるものの、マイナス金利の弊
計の発表が予定されており、徐々に様子見姿勢も強ま
えることも想定されます。日米中で重要な指標の発表
害も懸念されることから、マイナス幅の拡大も限定的に
りそうです。日米中の景況感改善でリスクオン(選好)
が予定されていることから、気の抜けない相場となり
なることが見込まれます。不安定な相場への警戒が強ま
が強まると、一段高となる可能性もありそうです。
そうです。
ると、長期金利はやや上昇する場面もありそうです。
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。
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来週の金融市場見通し
2016 年 3 月 25 日号
■来週の主な内外スケジュール
3/27
日
3/29
火
3/30
水
3/31
木
4/1
金
欧州夏時間開始
商業販売統計(2 月、速報値)
完全失業率、有効求人倍率(2 月)
家計調査(2 月)
製造業部門別投入・産出物価指数
(2 月)
民間企業資本ストック(15/10-12 月期)
イエレン米連邦準備制度理事会(FR
B)議長の講演
米 5 年国債入札
米消費者信頼感指数(3 月)
米S&Pケース・シラー住宅価格指数
(1 月)
ユーロ圏マネーサプライ(2 月)
鉱工業生産指数(2 月、速報値)
米 7 年国債入札
米ADP雇用統計(3 月)
ユーロ圏消費者信頼感指数(3 月、
確報値)
住宅着工件数(2 月)
米シカゴ購買部協会景気指数(3 月)
ユーロ圏消費者物価指数(3 月、速
報値)
日銀短観(3 月調査)
新車販売台数(3 月)
日経日本製造業 PMI(3 月、改定値)
米ミシガン大消費者信頼感指数(3
月、確報値)
米ISM製造業景況指数(3 月)
米雇用統計(3 月)
ユーロ圏製造業PMI(3 月、改定値)
ユーロ圏失業率(2 月)
中国財新製造業PMI(3 月)
中国製造業PMI(3 月)
3/28
月
米 2 年国債入札
米中古住宅販売成約指数(2 月)
米個人所得・個人支出(2 月)
(注) スケジュールの内容、日程が変更になる可能性があります。
(出所)各種報道を基に、しんきん投信作成
■来週の注目点
日銀短観(3 月調査)
4 月 1 日(金)午前 8 時 50 分発表
(%ポイント)
日銀短観(全国企業短期経済観測調査、四半期毎に発表)の業況判断指数(DI)は
今回、幅広い企業規模・業種で昨年 12 月調査に比べ悪化が見込まれます。
日銀短観(大企業製造業の業況判断DI)
60
40
20
12 月調査では、先行きの DI に関し大きめの悪化が見込まれていました。年明けも
国内外の景気減速懸念が広がっている上、金融市場では株安・円高が進みました。
それらが業況判断を圧迫するとみられ、これまで堅調だった設備投資計画について
も、企業業績の下振れ懸念を背景に慎重姿勢が示される可能性が高いでしょう。
業況判断や設備投資計画が大きく悪化した場合、日銀による追加緩和のほか、財政
0
-20
-40
-60
-80
2005
2006
2007
2008
2009
2010
(出所)日銀よりデータ取得し、しんきん投信作成
2011
2012
2013
2014
2015
(年、四半期)
政策(消費税再増税の延期や公共事業など)への期待が高まりそうです。
※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。
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