2015 Feb 05 ニュージーランド経済の近況 2月4日、RBNZ(ニュージーランド準備銀行)のウィーラー総裁は クライストチャーチにてスピーチを行い、 「原油価格、住宅価格、為 替の水準などの変化を警戒する」と、具体的な懸念要因を示しな 豪州利下げも中立の方針は変わらず 消費者物価指数・輸入物価指数の推移 (%) 住宅価格の推移 (ポイント) (%) がら、将来の金利政策に関し、1月の金融政策決定会合の声明と 同様に「経済が力強く拡大し、インフレが低水準にとどまれば、政策 金利を据え置く方針である」と述べました。このスピーチは、前日に RBA(豪州連邦準備銀行)がサプライズの利下げを発表した直後 であり、RBNZの動向に注目が高まっていただけに、市場をけん制 する効果があったとみています。足下、10ー12月のインフレ率(消 費者物価指数の前年比)はRBNZの目標レンジ(1ー3%)を下回る 0.8%で推移しているものの、4日に発表された住宅価格指数(前 年比)は約1年ぶりに上昇に転じるなど、引き続き同国の内需は旺 盛と言えます。また、原油価格についても足下で下げ止まりの兆候 主なイベント・経済指標発表予定(結果) が見られ、今後、輸入物価指数の持ち直しなどにより、インフレ率は 上昇に転じるとみています。 曜日 以上のことから、住宅市場などをはじめとした堅調な内需を背景 に、原油価格が徐々に落ち着くにつれNZ(ニュージーランド) ドルは底堅い推移になるとみています。 2月 アシスタントストラテジスト 清水翔 日本 米国 特にございません。 1月ISM(米供給管理協会)非製造業景況指数 56.7(前回 56.5) 特にございません。 新規失業保険申請件数(1/31) 水 4日 グローバル・マーケット・ ストラテジー・チーム チーフストラテジスト 石金淳 (年/月、月次) (年/月、四半期) (出所)Bloomberg、RBNZのデータを基に三菱UFJ投信作成、輸入物価指数は2014年7-9月期までのデータ(2002年4-6月期を1000として計算) 2月 12月 貿易収支 木 5日 当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料 に示されたコメント等は、当資料作成日現在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投資しますので、基準価額は変動 します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではありません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資 信託は、投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
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