日本 1月の機械受注統計

2015 Mar
12
日本 1月の機械受注統計
受注額の落ち込みは市場予想より小幅にとどまる
内閣府が11日に発表した1月機械受注統計によると、設備投資
の先行指標とされる船舶、電力を除く民需の受注額(季節調整値)
は、前月比ー1.7%の8,389億円でした。2014年12月の受注額が
大きな伸びを記録していたため、その反動減がでるとされていた
ものの、落ち込みは市場予想(同ー4.0%)より小幅にとどまりました。
内訳をみると、製造業が同ー11.3%と大きく減少したのに対して、
非製造業は同+3.7%となり、全体をけん引しました。さらに非製造
業を業種別でみると、農林漁業、通信業などからの受注が増加し
ました。また、前回の統計では機械受注の基調判断が「緩やかな
持ち直しがみられる」と上方修正され、今回もその判断が据え置か
れたことなども考慮すると、今回の結果は設備投資の回復基調を
示唆するものと考えています。
このように、機械受注は底堅く推移しており、設備投資をとりまく
機械受注額(船舶、電力を除く民需)
の推移
(億円)
10,000
6,000
9,000
5,000
8,000
4,000
7,000
3,000
6,000
2,000
5,000
12/1
13/1
14/1
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成
非製造業(船舶・電力を除く)
製造業
15/1
(年/月)
11/1
12/1
13/1
14/1
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成
15/1
(年/月)
主なイベント・経済指標発表予定(結果)
曜日
日本
 2月 国内企業物価指数
前年比+0.5%(前回 同+0.3%)
下支えする役割を担うとみています。
3月
水
11日
3月
米国
 特にございません。
 1月 機械受注 船舶・電力を除く民需
前月比ー1.7%(前回 同+8.3%)
 特にございません。
アシスタントストラテジスト
深澤俊雄
(億円)
1,000
11/1
環境にとって明るい材料になると考えています。足下、個人消費の
回復がやや遅れるなかで、設備投資はこれからの国内景気を
グローバル・マーケット・
ストラテジー・チーム
製造業、非製造業ごとの推移
 2月 小売売上高
 新規失業保険申請件数(3/7)
木
12日
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