2015 Mar 20 ニュージーランドの10-12月期実質GDP 19日に発表されたNZ(ニュージーランド)の昨年10―12月期実質 GDP(国内総生産)は、市場予想をわずかに上回る前年比+ 3.5%となり、リーマンショック以降で最も高い伸び率を記録するなど、 好景気が続いています。この背景には、旺盛な移民流入などが消 費や住宅需要の追い風となり、実質GDPの約6割を占める個人消 費が底堅く推移していることがあげられます。さらに2011年に同国 で開催されたラグビーワールドカップなどによって同国の観光スポッ トとしての人気が高まり、観光客数が年々増加していることも要因の 一つにあると考えています。 リーマンショック以降の伸び率では最も高い結果 実質GDPの推移 (%) 4 的金融緩和を実施しており、相対的にNZドル高が進んでいます。こ うした状況のなか、RBNZ(ニュージーランド準備銀行)は5会合連 続で政策金利を3.5%に据え置いていますが、ウィラー総裁は直近 の政策決定会合(3月12日)後の声明文で、将来の金利動向に関 通貨に対して底堅く推移していくとみています。 2 24 23 1 22 0 21 -1 20 -3 06/12 GDP(前年比) 19 GDP(前期比) 18 17 08/12 10/12 12/12 (出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成 アシスタントストラテジスト 中山 健悟 14/12 (年/月) 07/1 08/1 09/1 10/1 11/1 12/1 13/1 14/1 15/1 (年/月) (出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成 主なイベント・経済指標発表予定(結果) 曜日 日本 特にございません。 3月 19日 3月 20日 米国 新規失業保険申請件数(3/14) 29.1万人(前回29.0万人) 2月 景気先行指数 0.2%(前月比0.2%) 木 特にございません。 グローバル・マーケット・ストラテジー・チーム ラグビーワールドカップ開催 25 しては、「今後の経済状況次第では上下のいずれにも調整する」と 発言しているため、短期的には不安定な展開も想定されます。しか し、同国の経済成長は安定しており、金利水準も主要先進国と比 較した場合、魅力的な水準であるために、その後のNZドルは主要 観光客数の推移 26 3 -2 足下では日本を含めたアジアや欧州地域の国々が相次いで量 (万人) 27 特にございません。 金 当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料 に示されたコメント等は、当資料作成日現在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投資しますので、基準価額は変動 します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではありません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資 信託は、投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
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