2 ¡ 7x + 49 4

1
xy 平面上で不等式 y = x2 ¡ 7x +
49
の表す領域を D とするとき, 次の問いに答えよ.
4
3
1 つの袋に 5 個の玉が入っており,それぞれに,0,1,2,3,4 の数字が書かれている.この袋
から玉を 1 つ取り出し ,もとに戻すという試行をくり返していき,取り出した玉に書かれた数
(1) さいころを続けて 2 回投げたとき,1 回目に出た目を m,2 回目に出た目を n とする.このと
字と直前の試行で取り出した玉の数字との和が 4 となったとき終了する.
き,点 (m; n) が D に属する確率を求めよ.
n = 2 とする.n 回以下の試行で終了したときは,最後に取り出した玉に書かれた数字を得点
(2) さいころを 1 回投げたときに出た目を k とする.この k に対して 2 点 P(k; k + 1),Q(k +
49
とで囲
1; k ¡ 1) が両方とも D に属するとき,P と Q を通る直線と放物線 y = x2 ¡ 7x +
4
まれた部分の面積を得点とする.また,P,Q の少なくとも一方が D に属さないときの得点は 0
とし,n 回の試行では終了しない場合の得点は 0 とする.このようにして定まる得点の期待値を
En とする.
このとき,次の問いに答えよ.
とする.こうして定まる得点の期待値を求めよ.
(1) 2 5 k 5 n とする.ちょうど k 回目の試行で終了する確率を Pk とするとき,P2 ; P3 ; P4 を
求めよ.また,Pk を k を用いて表せ.
(2) E2 ; E3 を求めよ.また,En を n を用いて表せ.
1
を満たす最小の自然数 n を求めよ.ただ
(3) 極限値 ® = lim En を求め,さらに En = ® ¡
100
n!1
し,log10 2 = 0:3010 とする.
2
x2
+ y2 = 1 の交点を
4
Q(¡s; t),R(s; t) (s > 0) とする.点 P(0; 1) に対して,4PQR の面積を S(t) とするとき,
¡1 < t < 1 を満たす t に対して,xy 平面上の直線 y = t と楕円 C :
次の問いに答えよ.
4
(1) S(t) を求めよ.また,¡1 < t < 1 における S(t) の最大値とそのときの点 R の座標を求めよ.
(2) (1) で求めた点 R における楕円 C の接線 ` と x 軸との交点を T とするとき,cos ÎPRT の値を
求めよ.
(3) 楕円 C で囲まれる図形は直線 PR によって 2 つの部分に分割される.このうち原点が属さない
方の面積を,(1) で求めた点 R に対して求めよ.
次の問いに答えよ.
(1) 条件 x1 = 1; xn+1 = xn + 2n (n = 1; 2; 3; Ý) によって定められる数列 fxn g の一般項を
求めよ.
1
4
3
4
;
=
+
(n = 1; 2; 3; Ý) によって定められる数列 fyn g の一般
3
yn+1
yn
4
項を求めよ.
(2) 条件 y1 =
(3) fxn g; fyn g をそれぞれ (1),(2) の数列とする.
¡
!
¡
!
xn
1
16
1
< が垂直であるときの正の整
2 つのベクトル an = $16 ¡
;
¡ 1< ; bn = $
;
xn
xn
4
yn
数 n の値を求めよ.
5
p
p
3),B(0; ¡ 3) がある.点 P(0; 2) を通る直
¼
;
線と円 C の交点を Q,R とする.ただし,点 R は第 1 象限にあり,ÎAPR = µ #0 < µ <
2
とする.このとき,次の問いに答えよ.
xy 平面上の円 C : x2 + y2 = 3 上に 2 点 A(0;
p
(1) 原点 O から線分 QR へ垂線をひき QR との交点を S とする.線分 OS,QR の長さをそれぞれ µ
を用いて表せ.
p
p
(2) 4AQB と 4ABR の面積をそれぞれ T1 ; T2 とする.T1 = 3QP sin µ; T2 = 3PR sin µ が
成り立つことを示し,四角形 AQBR の面積 S(µ) を求めよ.
p
(3) (2) の S(µ) に対して,2 3 < S(µ) を満たす µ の値の範囲を求めよ.
6
放物線 y = ¡x2 + 2x を H1 ,また放物線 y = x2 を H2 で表す.H1 上の点 P(a; ¡a2 + 2a)
(1) 直線 `µ の方程式を求めよ.
(2) S(µ) を求めよ.
(3) T(µ) を求めよ.
T(µ)
(4) 極限値 lim
を求めよ.
µ!+0 S(µ)
における H1 の接線を ` とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) 接線 ` の方程式を求めよ.また,a の値に関係なく,` は H2 と異なる 2 点で交わることを示せ.
(2) 接線 ` と放物線 H2 の異なる 2 つの交点を結ぶ線分の中点を Q とする.点 P が H1 上を動くと
き,点 Q の軌跡 C の方程式を求めよ.
(3) (2) の軌跡 C と放物線 H1 および y 軸で囲まれた図形の面積を求めよ.
7
¡! ¡
! ¡! ¡
!
O を原点とする座標平面上に 2 点 A(1; 1),B(3; ¡1) がある.OA = a ; OB = b とすると
き,次の問いに答えよ.
¡
! ¡
!
(1) ベクトル a と b のなす角を µ とするとき,cos µ の値を求めよ.
¡!
¡
!
¡
!
(2) t が 0 5 t 5 2 を満たしながら変化するとき,OP = a + t b で定められる点 P の動く範囲を
9
図のように頂点が A1 から A6 である 1 辺の長さが 2 の正六角形がある.さいころを投げて出た
目 k と頂点 Ak を対応させる.さいころを 3 回投げて出た目がすべて異なるときには,対応する
頂点を結んで三角形ができ,それ以外の場合には線分か点ができる.このとき,次の問いに答
えよ.
(1) 4A1 A2 A3 ,4A1 A3 A4 ,4A1 A3 A5 の面積をそれぞれ求めよ.
(2) さいころを 3 回投げたとき,三角形ができない確率を求めよ.
(3) さいころを 3 回投げたとき,4A1 A2 A3 と合同な三角形ができる確率を求めよ.
(4) さいころを 3 回投げたときにできる図形の面積の期待値を求めよ.ただし,線分と点の面積は
0 とする.
図示せよ.
¡!
¡
!
¡
!
(3) s; t が 1 5 s 5 3; 0 5 t 5 2 を満たしながら変化するとき,OQ = s a + t b で定められる点
Q の動く範囲の面積を求めよ.
8
A3
A2
xy 平面上に媒介変数 t で表された曲線 C : x = 2t ¡ sin t,
y = 2 ¡ cos t がある.t = µ (0 < µ < ¼) のときの点 P
A4
A1
(2µ ¡ sin µ; 2 ¡ cos µ) における C の法線を `µ とする.
`µ と x 軸と y 軸で囲まれた三角形の面積を S(µ) とし,
その三角形と曲線 C の下側にある部分との共通部分( 図の
斜線部)の面積を T(µ) とする.このとき,次の問いに答えよ.
A5
A6
10 定数 a; b; c に対し ,行列 A = '
a
2
¡1 b
?,X = '
2 1
1 1
AX = XD を満たしている.このとき,次の問いに答えよ.
?,D = '
c
0
0 ¡2c
? が等式
(1) a; b; c の値を求めよ.
(2) 正の整数 n に対し,An を求めよ.
(3) (2) の An に対し,An = '
sn
tn
un
wn
?,xn = sn ¡ un ,yn = tn ¡ wn とおく.xy 平面上の点
Pn ,Qn を Pn (xn ; xn ),Qn (xn+1 ; yn+1 ) と定める.3 つの直線 OPn ,OQn ,Pn Qn で囲まれた部
1
P
分を y 軸の周りに 1 回転させてできる回転体の体積を Vn とする.このとき,無限級数
Vn
n=1
の和を求めよ.