シリーズ:著者の回答 040705 質問-044-1 ( 031004 Oh社 商品企画部門 受講者様 ) 第3回 システム工学設計法講座 新商品を企画する場合に、売りにするポイント(3つくらい)の明確化を念頭に置いて進 めたい。 質問-044-2 ( 031004 Oh社 商品企画部門 受講者様 ) 第3回 システム工学設計法講座 商品企画は、設計意図を効果的に市場に伝え、また、市場に受けいられる優先順位を明確 にして設計につなげる仕事です。 もっと開発メンバーとディスカッションして商品化を進めたい。 商品企画にもお声がけいただき、ありがとうございました。(教育事務局の方へ) 次ページに続く Copy right(C) 2004 國井 良昌 All rights reserved. 1 シリーズ:著者の回答 040705 回答 – 044 設計は、「全員設計」の時代です。約15年~20年前に出来た言葉です。そして、今は、「全 員企画」の時代です。 企画だから、設計には無関係、生産技術だから、保守だから、企画も設計も無関係という 時代はとっくの昔話です。 さて、商品企画を設計側から語ると、「3つの優先順位」で、その商品に性格が決定しま すと講義中に説明しましたね。 「何でも欲しがるマミちゃん症候群」、「何でもあり!」の企画では設計できないことに、企 画者も早く気付いてください。 オールインワンや多機能の商品は、一瞬、消費者の気を引きますが、薄利多売でかつ、 長続きしません。何故なら、設計思想とその優先順位がないからです。 次ページに続く Copy right(C) 2004 國井 良昌 All rights reserved. 2 シリーズ:著者の回答 040705 さて、話題を変えまして、ディスカッションの件ですが・・・ 最近、設計者間でもディスカッションの欠落が目に付きます。講師は「3D-CADの弊害」と 呼んでいます。3D-CADが悪い訳ではありません! その運用や使い方が悪いのです。 企画者の方々は、もっと、もっと、開発メンバーとディスカッションして商品化を進めてくだ さい。激しいディスカッションほど自信たっぷりの商品ができますよ。 設計者もプロ根性を100%発揮してくれるでしょう! マーケティングだけでなく、システム 工学設計法という企画者にとっても、 広い知識も学びましょう! 以上 Copy right(C) 2004 國井 良昌 All rights reserved. 3
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