シリーズ:著者の回答 030806 質問―006 (Oh社、第1回受講者 ) 今、現物がなければ商品が分からない、評価できないという状況。これを何とか打破できる よう机上で考える業務展開に出来ないか検討したい。 また、過去の品質問題が何であったかを再度整理してみたい。 他社品テストで競合分析の考え方を取り入れたい。 回答―006 一番目のご質問に回答します。 あなた様同様、第1回目の受講者から以下のように回答を代用します。 「競合解析、机上でのシミュレーションが非常に重要であり、仕様決定、設計段階でのドキュ メント化を行うことを実行すべきと考えた。」 と、言うことです。 どこの企業も必ず試作を実行していますが、システム工学設計法では、設計 → 試作の間 に「主要諸元の決定」という机上での試作を重要視しています。これが開発期間を短縮化す る一手段です。。 次ページに続く Copy right(C) 2003 國井 良昌 All rights reserved. 1 シリーズ:著者の回答 つまり、今までの設計プロセスは、 頭の中で設計 → 第1試作でチェック→ 修正・設計変更→ 第2試作でチェック→ 修正・設計変更→ →第3試作でチェック ・・・・・・・・・ この繰り返しです。 莫大な開発期間、開発工数を費やしているのです。 一方、システム工学設計法における試作までプロセスは、 設計書 → 主要諸元の決定(机上で試作) → 試作で確認 というプロセスです。 本サイトの「シリーズ:ちょっと一休み 002」 も是非、ご覧ください。 Copy right(C) 2003 國井 良昌 All rights reserved. 以上 030806 2
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