設計の偏りと漏れについて

シリーズ:著者の回答 030804
質問―005 (Sf社、システム開発ユニット・開発設計-G の I 様 )
FMEAの「予想されるトラブルを書き出す」におけるトラブルのピックアップの科学的手法は、
FTA的思考以外にもあるのでしょうか?
講義では思いつくまま挙げているような感じでしたが、これでは偏りや漏れがあるのではな
いでしょうか?
回答―005
先ず、講義時間が少なく、このセクションに関する集中講義ができなかったことをお詫びいた
します。その対策として、本シリーズの「著者の回答:002」をお読みください。
次に上記質問の回答ですが、偏りや漏れがあるのは、「使用目的の明確化」もない、「設計
思想とその優先順位」もない、「設計課題」もなく全て頭の中で設計してしまう従来の設計法
の場合に良く当て嵌まります。
この場合の設計FMEAは、「表」の完成だけで終わってしまうでしょう。何のフィードバックも
ありません。しかも、どこから手をつけて良いのやら、会合も「お通夜状態」でしょう。
やるだけ無駄かもしれません。
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國井 良昌 All rights reserved.
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シリーズ:著者の回答 030804
システム工学設計法における設計FMEAは、設計書が存在して初めて、その「役」を成すもの
です。どこから手をつけて良いのやら、会合が「お通夜状態」にならないのは、設計書という「抜
け漏れのない」シナリオの存在が大きく効いてきます。
実は設計審査も同じです。シナリオ無き、アドリブ的な設計審査をしても何の役も成さず、3DViewerで目に飛びこんできた設計情報や、設計者がたまたま口にした設計情報に関してのみ
審査している つもり になっているのです。
ですから、設計審査漏れから、市場トラブルを発生するのです。
ちょっと、脱線しました。この件に関しては、再度、説明致します。
以上
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