シリーズ:著者の回答 050619版 質問-057 ( 050121 Ksp社 TSセンター :U.K 様 ) ゲストブック訪問者 様 國井講師へ。 050111~050112、川崎人材研修センターでの「設計FMEA/FTA実践 TSC特別講座」を開 催いただきまして、誠にありがとうございます。 正直言って疲れましたが、それは國井講師が寝させてくれる暇もなく、興味ある題材を次 から次へとご提供されたからです。 ありがとうございました。 さて、質問です。 職場に帰ったものの、テキストを読み返し、実習中を思い浮かべましたが、今一つ、設計 FMEAに入っていけません。何か良い方法はないでしょうか? 毎度、國井講師にお出でいただくのも気が引けますし。 一方、國井講師が言われますように、弊社では、かつては、QC活動が盛んだったため、 「魚の骨」に似ているFTAは、割とすんなり作成ができました。 アドバイスをお願いします。 Copy right(C) 2005 次ページに続く 國井 良昌 & Active Design Office All rights reserved. 1 シリーズ:著者の回答 回答 – 057 お褒めの言葉に感謝いたします。恐縮いたします。 眠気覚ましの講義であれば幸いで、少なくとも「癒し系」の講習会には、ならぬよう心が けています。(笑) さて、回答に入りましょう。 各企業様で、FMEAの職場実践に苦労しているようです。 先日も申し上げましたが、 ・次の開発から、 ・ 次の研究課題から ・ 次の保守課題から、 という具合に、 「いきなりFMEA実践」に入る前に、先月の、昨年の、過去トラブル、不良品発生、 設計 変更、試作トラブルシート・・・などなど、代表的なトラブル事例を数件ピックアップしてみ てください。 次に、 次ページに続く Copy right(C) 2005 國井 良昌 & Active Design Office All rights reserved. 050619版 2 シリーズ:著者の回答 次に、それらのテーマで設計FMEA表を作成します。 過去のトラブル故に、トラブルの原因は分かっている訳で、どのようにすれば、「事前に ピックアップ」できたかを、ここで初めて、シミュレーションしてみてください。 これは、S社様から頂いた「ノウハウ」と「コツ」で、とてもスムースに職場実践できたとの 報告をいただいております。 また、重複するお願いですが、FMEA/FTAのフォーマット(表)も数多くの「方言」が誕生 しています。あまりに、複雑化すると若手の技術者が逃げていきます。根付きや職場定 着のコツは「単純化」です。 本ホームページにてダウンロードできるシンプル・バージョンのフォーマットを、是非、お 使いください。 (フリー ソフトです) では、ご検討を祈ります。 以上 Copy right(C) 2005 國井 良昌 & Active Design Office All rights reserved. 050619版 3
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