地方自治体の機能と 市民の満足度

地方自治体の機能と
市民の満足度
はじめに
「地方主権」
=自治体の独自性が重要?
自治体の評価の決定要因
・共通の基礎部分 → 治安
・全ては解決×
→ 経済
・独自性を示す
→ 財源
仮説
治安
経済
財源
自治体
の
評価
概念化・操作化
 自治体の評価



治安
経済
財源
→
社会増加率
→刑法犯認知件率
→ 県民所得
→一般財源の割合
一変量の分析
1,社会増加率
平均:ー0.15,標準偏差:0.219
一変量の分析
2,刑法犯認知件率
平均:34.7,標準偏差:8.589
一変量の分析
3,1人当たりの県民所得
平均:2739.74,標準偏差:444.493
一変量の分析
4,一般財源の割合
平均:55.95,標準偏差:6.44
一変量の分析
1,~4,の内
東京都 - 3つで極端なはずれ値
→ 東京都を除いた
46道府県のケースを利用して分析
仮説の実証
1,「治安 → 自治体の評価」
負の相関関係
→
実証されない
仮説の実証
2,「経済 → 自治体の評価」
正の相関関係
相関係数:0.675
決定係数:0.455
有意確率:0.000
→帰無仮説棄却
⇒仮説実証
仮説の実証
3,「財源 → 自治体の評価」
正の相関関係
相関係数:0.463
決定係数:0.215
有意確率:0.001
→帰無仮説棄却
⇒仮説実証
まとめ・考察
治安→評価×
 経済→評価○ ⇒ 決定係数:0.455◎
 財源→評価○ ⇒ 決定係数:0.215

自治体の評価は
独自性だけでは
決定されない可能性
まとめ・考察
しかし,
 基礎・混合・独自の3分類で適切?
 各1項目 → 選択項目により偏向?
 独自性なら,都道府県単位<市町村単位?



自治体の評価 = 社会増加量?
刑法犯認知件数 → 治安認識と一致?
財源 → 独自性としては間接的過ぎる?