現代文B(2単位) 学年・コース等 教 科 書 副教材等 2学年 文系・ 理系 『精選現代文B』 (東京書籍) 『新版二訂 カラー版新国語便覧』(第一学習社) 『錬成現代文 改訂版』(尚文出版) 『音と形で覚える 漢字の演習』(明治書院) 1 学習目標 ・近代以降の様々な文章を的確に理解する能力や適切に表現する能力を高めるとともに、 ものの見方、感じ方、考え方を深める。 ・進んで読書することによって、人生を豊かにする態度や国語の向上を図る態度を育てる。 2 指導の重点 文学的文章や論理的文章に数多く触れることを通し、大学入試や社会で必要とされる 基礎的能力を確実に身につけさせるよう指導する。そのため基本的な学習習慣を確立さ せ、語彙を豊かにするとともに、授業や読書などを通じて社会事象や文化全般に対して の興味や関心を持つように指導する。 3 指導計画 学期 単 元 名 学 習 内 容 ・ ね ら い 時間 1 学 期 中 間 評論「「身銭」を切 るコミュニケ ーション」 評論「ミロのヴィー ナス」 ・具体例やキーセンテンスに注目して、本文の要旨 を的確に捉える。 ・コミュニケーションのあり方について考える。 ・比喩による表現などを的確に読み解きながら、独 自の着想による個性的な評論を理解する。 ・「逆説」の論理展開を理解する。 ・場面や時間の推移に注意しながら物語の構成や展 開について理解する。 ・主人公のものの見方、考え方を通じ、人間の生き 方について考える。 ・各段落で取り上げられている事柄や問題に留意し て、本文の要旨を的確に捉える。 ・言語と自我の構造の関係について考えを深める。 ・近代の代表的な小説を読んで、基本的な読解法を 身につける。 ・場面の展開に即して作中人物の性格や心理を読み 取り、人間の内面の奥深さを味わう。 3 小説「山月記」 1 学 期 期 末 2 学 期 中 間 2 学 期 期 末 評論「相手依存の自 己規定」 小説「こころ」 評論「科学的『発見』 ・本文を的確に読み取り、本文の要旨を適切にまと とは」 める。 ・事実とその解釈の問題について考えを深める。 評論「情報化社会の ・各段落で取り上げられている事柄や問題に確認し パラドックス」 ながら、本文の要旨を的確に捉える。 ・現代の情報社会における筆者の問題意識を共有す る。 7 8 6 14 4 5 2 学 期 期 末 3 詩歌「永訣の朝」 ・詩に表現された作者の心情や主題を的確に読み取 る。 ・詩の表現やリズムを理解し、詩の鑑賞力を高める。 3 評論「「である」こ とと「する」 こと」 ・筆者の提起している問題について理解し、社会や 人間についての考えを広げる。 ・小見出しを参考に、各段落についてまとめ、筆者 の主張を読み取る。 7 評論「消費されるス ポーツ」 ・鍵となる表現に注目しながら、「社会」のあり方 についての筆者の考え方を読み取る。 7 評論「環境問題と科 学」 ・具体例とそれに対する筆者の考えを把握しなが ら、本文の展開を的確に理解する。 ・環境と科学の問題点について一視座を得る。 6 学 期 4 課題・提出物等 ・朝学習の時間を設け、学習習慣と基本事項の定着を図る。 ・週課題・長期休休暇課題により自律的な学習態度を身につける。 5 評価規準と評価方法 評価は次の観点から行います。 関心・意欲・態度 話す・聞く能力 国語及び言語へ 自分の考えをわ の興味と関心を かりやすくまと 持ち、主体的に めて話し、また 理解し表現しよ 相手の意見を的 う と し て い る 確に聞き取るこ か。 とができるか。 書く能力 筋道を立てて構 成に留意し、必 要なことを正し い言葉で書くこ とができるか。 読む能力 様々な文章を的 確に読み取り、 内容を深く味わ い、自己の問題 として捉えられ ているか。 知識・理解 表現したり理解 したりするため に、文法や表記 ・語句・漢字等 の必要な知識が しっかり身に付 いているか。 以上の観点を踏まえ、定期テスト・授業への取り組み(授業態度・発表内容など)・課 題の提出状況と内容・小テストや課題テストなどから総合的に判断する。 6 担当者からの一言 2年生の現代文では、様々な分野の内容を扱った明治以降の文章を取りあげます。内 容、表現とも国語総合で扱った現代文の文章より多少難易度は上がりますが、現代文に 取り組むことによって新たな視点が獲得され、思考力を深めることが期待できます。 語彙力をつけながら「人間」や「社会」に関心を持ち、共に学びましょう。
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