見聞ログ開設にあたり 校長 畑中 孝敏 みなさん、第一中学校の

見聞ログ開設にあたり
校長
畑中
孝敏
みなさん、第一中学校のホームページを見たことはあるでしょうか?第一中学校のホームページの
『校長室から』を開くと、『校長見聞ログ』というボタンがあります。校長室発ブログの入口です。
『東方見聞録』とまではいきませんが、気持ちは一中のマルコ・ポーロとして、できるだけ多くの情
報を発信していきたいと考えていますので、どうぞご贔屓に願います。
さて、この情報という言葉ですが、この「情報」を得るために、人は学習を積み重ねてきました。
過去には、できるだけ多くの「情報(知識)」を身に付けることを目標としてきました。
やがて、時代が進み、自分自身が情報を持ち合わせていなくても、それを「どのようにすれば得るこ
とができるか」ということが次の目標になってきました。
さらに情報化が進むと、インターネット等を利用すれば、容易く情報を得ることができるようになり
ました。しかし、その情報の真偽についてはかなり怪しいものも含まれるというようなこともあり、で
きるだけ多くの情報源の中から、正しい情報だけを取り出すという能力が必要となってきました。
そして現在では、さらにもう一段階進んだ情報処理の能力が必要となってきました。
今年四月に行われた『全国学力・学習状況調査』の出題の趣旨によれば、小学校では、『~を理解す
ることができる。』かどうかを尋ねる問題が主流であったのに対し、中学校では、
『目的に応じて、又は
必要に応じて~を理解することができる。』という内容になっています。
情報の『量』だけでなく、真偽などの『質』だけでもなく、自分にとって、その場にとって必要な情
報だけを取捨選択するという能力が求められています。極端にいえば、情報を『取』だけでなく『捨』
するという、今までとは正反対の能力も求められるようになってきました。
自分の置かれている状況を常に把握し、必要な情報処理能力を身に付けてほしいと願っています。