No.1 平成19年度 県立牛久栄進高等学校自己評価表 目指す学 情報化・国際化・高齢化等激しく変化する社会にあって,それらに柔軟に対応できる力を育むと同時に,豊かな人間的資質を培い,自主自律の態度を養い,進取の気概あふ 校像 れる創造性豊かな青年を育成する。 重点項目 昨年度の成果と課題 県内初の単位制高校として,「活力ある進 授業を充実させる。 学校」を目指し,「自主独立の人づくり」「個 に応じた学習指導」「特別活動の充実」を指 導目標し,学校一丸となって取り組んでい る。その結果,国公立大学の合格者が3年 連続100名,そして昨年度現役102名に 部活動を充実させる。 達するなどの成果を上げている。 平成18年度に創立20年,平成19年度 単位制10年目を迎え,平成18年度の学校 評価の結果をふまえ,生徒,教職員一人一 人が現状に満足することなく,「より高い目 標に向かって『共に学び合う生徒』『常に高 め合う教師』」を組織目標とし,限りなき向 生徒の規範意識を高めるととも 上心を持って,ワンランク上,次のステージ に,基本的生活習慣を育成す を目指した挑戦を続ける。 る。 そのために,全教職員の合意のもと,個 性や創造性を自ら高めようとする生徒,自 分の可能性を最大限開拓しようとする生徒 平成20年度の春の大学入試 の目標実現,そして栄進生としての自信と へ臨機応変に対応する。 誇りを持って行動できる生徒の育成を目指 し,きめ細やかに対応できる教育環境の醸 成に取り組む。 評価項目 具体的目標 重点目標 達成状況 ① 単位制の特長を生かし,少人数講座・習熟度別学習などに積極的に取り組む。 ② 多様な大学入試(例えば,5教科7科目の入試など)に対応できる授業や指導を行なう。 ③ 教員一人一人の授業のレベルアップを図るために,公開授業や授業に関する教科内の研修会 3 を実施するとともに,校外研修会に積極的に参加する。 ④ 部活動を通して授業では得ることのできないレベルでの感性の高揚,気力・体力の鍛錬,友人 との人間関係の構築を図る。 ⑤ コンクールやトーナメントに上位入賞を目指すだけではなく,生徒一人一人の個性や可能性を 引き出す活動に心がける。 ⑥ 部活動を通して,学校への帰属意識や誇りを養い,全校が一丸となる瞬間を体験させるととも に,部活動への参加率を上げるため進学校における部活動の在り方を探求する。 ⑦ 全職員の共通理解のもとに,定期的な頭髪,服装検査を行い,校則を守ることの大切さを自覚 させ,基本的生活習慣の育成を図る。保護者との連携を図り,特に女子のスカート丈については 指導を徹底する。 ⑧ 登下校における通学指導や街頭指導を実施し,交通安全に努める。 ⑨ 道徳・ホームルーム活動・学校行事・面談等を通して,生徒理解を踏まえ,学習習慣の確立, ⑩ 生徒が進学を希望する国公立大学・私立大学の大学説明会を通して,生徒にとって有益な情 報を積極的に収集し,面談・ガイダンス等を通して情報伝達の徹底を図る。 ⑪ さまざまな機関との連携を図り,多面的な大学入試への対応を促進する。 ⑫ 生徒が必要とする,参考図書(例えば,いわゆる赤本など)を,年次(いわゆる学年)関係者と 相談して,精選して購入し,生徒による参考図書の利用を促進する。 具体的方策 教科指導 学力の増進と生徒の家庭学習 単位制の特色を踏まえ,生徒が目的意識を持って自主的,意欲的,継続的に学習する態度を育 の充実を図る。 成する指導の工夫改善を図る。① 週末課題や,生活・学習の記録「栄光への歩み」等を活用し,家庭教育の充実を図る。① 学習指導法・改善に努める。 生徒一人一人の能力・進路に応じて,少人数授業,習熟度別授業・小テスト,学力向上ゼミ等を 実施し,また3年間を見通した指導計画に基づいて指導法や教材の選択などの工夫,研究をす る。①② 評価 3 3 3 次年度への主な課題 3 3 3 3 生徒が目的意識を持って,主体 的に学習に取り組むように,各 教科・各年次が協力し,効果的 指導法の改善に努める。 No.2 評価項目 具体的目標 具体的方策 基礎学力の充実を図るとともに 科目担当者の連携を密にし,授業の工夫と改善を図る。③ 国語 発展的学習の向上を図る。 教科書教材を精選するとともに新しい教材を開発する。②③ 自ら学ぶ力の強化を図る。 自宅学習を習慣化するための課題や小テストを工夫する。③ 自ら学ぶ力を強化するための指導を工夫するとともに問題集や参考書を精選する。②③ 地歴 生徒の基礎学力向上を目指し 科目担当者間の連携を密にして,授業内容の改善を図る。小テスト等を実施して,基礎学力の充 ・ た授業の工夫を行う。 実を図る。② 公民 思考力を育成する。 視聴覚教材やIT機器の利用,史料や各種統計の積極的活用,テーマ学習への取り組みなどを通 して,事象の分析力・考察力を身につけさせる。①② 学力の向上を目指した指導を 週末課題のノートを定期的に点検し,家庭学習の習慣を付ける。② 数学 充実する。 小テストを実施して学習の理解度を把握し,不十分な生徒へは補習をする。② 授業の進め方や学力の定着度合いの分析を行い,課題を明確にし,指導に生かす。③ 自主的に取り組む姿勢の養成 家庭学習の習慣をつけ,自ら取り組める生徒を育成する。① を図る。 教材の内容と量を検討し,生徒の実態に即した指導方法を工夫する。① 3年次のセンター試験各科目の 理科 平均点が,全国平均以上取れ るように指導する。 観察力を養い,多面的な物の 考え方を育成する。 授業内容の充実を図る。(体育) 保健 体育授業における事故防止に ・ 教科 努める。(体育) 体育 授業内容の充実を図る。 (保健) 基礎的・基本的な内容の確実 な定着を図ることにより,創造 的な能力を育てる。 芸術 生徒一人一人が,実践的・体験 的な諸活動に主体的に取り組 むことにより,芸術を愛好する 心情を養う。 授業の充実を図る。 出来るだけ早い時期にセンター試験対策に取り組めるように,夏休み等を利用して授業の進度を 速める。② 1.2年次の授業では,実験実習を多く取り入れる。① 個に応じた指導(効果的指導)を取り入れる。① 個人技術の段階的な向上を図り,ゲームを工夫する。① 準備運動の徹底を図る。① 視聴覚教材を積極的に活用する。① 3 3 3 3 4 3 3 3 次年度への主な課題 自ら学ぶ習慣を定着させるため の授業の進め方や学習課題の 設定の仕方等を工夫する。 3 視聴覚教材の利用頻度の増加 を図り,効果的な学習指導法の 研究を行う。 3 課題の量や難易度をもう一度 見直し,効果的な課題の与え 方を研究する必要がある。 3 理科に対する興味・関心を高め るために,実験・実習の充実を 図りたい。 3 習熟度別の補習やゲームを積 極的に取り入れ,個人のスキル アップに重点を置きたい。 4 芸術に対する関心を一層高め るべく,授業作品をはじめとす る様々なテーマ,校内展示を企 画するとともに音楽会・展覧会 等の紹介をする。 3 実験・実習を充実させ,生活技 術の向上を図る。 3 生徒の学力の到達度を常に分 析・把握しながら,明確な目標 の下,更なる学力の増進を図る ために工夫を凝らし,研鑽を積 む。 3 情報モラルについての知識を 徹底させていく必要がある。 3 3 4 2 3 4 3 3 4 さまざまなジャンルの音楽会・展覧会等の紹介。①②⑤ 新聞記事等から豊富な話題を提供する。① 展示コーナーの活用を図る。①⑤ 4 4 科会等を通じて年次内,年次間の連携を密にし,教材の共有や短中期的教科指導法を反省する。②③ 日常的な学習課題を題材とした情報の収集・処理・発信などの実習時間を多く取る。①③ 情報モラルや著作権など,情報機器を活用していく上で配慮するべきことを考えさせる。①⑨ 授業見学や研究授業を行う。③ 校内外の研修をとおして,優れた実践事例等に学ぶことに努める。③ 3 3 可能な限り個々に応じた丁寧な指導を目指す。①②⑤ 各種コンクールへの出場・出展を促すとともに,入賞できるような効果的指導を目指す。①⑤ 社会の変化に対応した内容を教えるために,出来るだけ最新の情報を収集する。① 夏休みの課題として,自分の生活の改善を図るため,ホームプロジェクトを実施する。⑨ 家庭 自立に必要な生活技術の向上 特に食物と保育に重点をおいて,実験実習の回数を出来るだけ多くする。① を図る。 英語学力を向上させる。 教科書の予習復習を中心とした学習法を確立させる。② サイドリーダー等副教材を吟味し,質的量的充実を図る。② 英語 定期考査結果,模試結果をその都度分析する。② 授業研究を徹底させる。 定期的研究授業を実施することによって,指導技術研鑚を図る。③ 生徒の情報活用能力の育成を 図る。 情報 教員の授業実践力の向上を図 る。 評価 4 4 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 No.3 評価項目 教務 特別活動 生徒指導 進路指導 保健厚生 環境整備 図書館 渉外 教育相談 具体的目標 具体的方策 授業のレベルアップをめざして 授業に関する研究協議・研究授業等を実施し,優れた技術の共有化を図る。③ 職員研修を推進する。 各研究会に参加し,校内研修会・勉強会を行う。③ 単位制の特長を生かし,教育 各履修パターン履修内容を検討し,改善を図る。①② 多様な大学入試科目に対応できる教育課程の工夫を行う。② 課程に工夫を加える。 HR・生徒会活動のさらなる活 栄進祭・栄進カップ等の学校行事において生徒が主体的に活動できるよう助言指導する。⑨ 発化を図る。 部活動への積極的参加を図 部活動への参加率を上げ,生徒の自主的な活動を促進するため,顧問の適切な指導・援助を行 る。 う。④ 生徒の規範意識を高めるととも 全職員の共通認識のもと,頭髪・服装指導を年間をとおして継続的に実施する。⑦ に,基本的生活習慣の育成に 生徒が登校指導やマナーアップキャンペーンにおいて,主体的に参加・活動できるようにする。ま 努める。 た登校指導への保護者の参加・協力を促進する。⑦⑧⑨ 自他の生命を尊重する精神を 通学路において,毎月定期的に登下校指導を実施する。⑧ 養うとともに,豊かな心を育成 HRや「道徳」,交通安全講話・薬物乱用防止教室・防犯教室等の学校行事を通して,自他の生命 する。 尊重と危機管理意識を養う。⑦⑨ 生徒一人一人の希望進路実現 生徒面談カード,栄光への歩み,進路の足跡,進路白書などを発行し,有効な活用を図る。⑩ を学校全体で支援する。 現役国公立大学合格者数100 進路講演会やファインシステム,kーnetなどによる成績分析,進路検討会,進路講演会などを実 施する。⑩ 以上の実現を支援する。 生徒自らによる心身の健康管 疾病予防や早期発見のために健康診断と事後指導を確実に行う。⑨ 理能力を養う。 心身の健康状態の把握に努め,健康相談,助言・指導を行う。⑨ 生徒の学校生活での福利厚生 日本スポーツ振興センターおよび奨学生の事務取扱を円滑に行う。⑩ を図る。 パン・牛乳販売の連絡を円滑に行う。⑨ 校舎内外の環境美化を計画的 清掃の徹底に努める。⑨ に推進する。 生徒の環境整備委員会活動の活発化を図る。⑨ 防災について啓発し,非常時に 学校生活における緊急避難体制を確立する。⑨ 適切な行動をとれるようにす 火災や地震を想定した避難訓練を実施する。⑨ る。 蔵書資料の充実を図る。 SLBCや生徒・教職員の希望図書を購入し,蔵書資料の充実を図る。⑫ 図書館利用心得の徹底を図る。 図書館利用のマナー(大声・飲食・返却遅延の根絶など)の向上を図る。⑫ 会議・委員会を円滑に進め,保 係分担を明確化し,会議・委員会の有効かつ円滑な協議・運営等を通して,保護者との一層の連 護者との連携を深める。 携・信頼関係の構築を図り,生徒の指導を共に支えていく。⑦ PTA活動への保護者の参加を PTA主催の研修・講座に,参加しやすい興味ある内容を盛り込み,PTA活動の活性化を図る。⑦ 促し,その活性化を図る。 予防カウンセリングの実践をす スクールカウンセラーを活用した生徒・保護者・職員の相談活動を行う。⑨ る。 年次会を通じ,問題を抱える生徒の早期発見に努める。⑨ 予防的カウンセリングについて 「相談室便り」を定期的に発行する。職員研修を実施する。⑨ 啓発する。 職員研修会を実施する。⑨ 評価 4 3 3 3 3 4 4 3 次年度への主な課題 授業,指導法改善を目的とした 機会を設けるとともに,教育課 程の検討を継続的に行う。 部活動の加入率を上げるた め,女子の参加率を継続して上 げていく。 3 4 栄進生としての自覚をより一層 促し,更に学校内外において責 任ある行動ができるように規範 意識の確立を図る。 3 更なるランクアップのために年 次間の連携強化を図る。 4 生徒の健康に関する管理能力 を養うべく保護者,担任,年次 との連携を密にする。 3 清掃の徹底を図るとともに,避 難訓練の方法について検討す る。 4 選定図書を中心に蔵書の充実 を図る。 3 PTA活動により多くの保護者が 参加できるよう連携を図る。 3 配慮の必要な生徒への対応を コーディネイトし,SCや専門機 関と連携しながら支援していく。 また,気になる生徒の早期発見 に努め,「相談室便り」や職員 研修会を通して,予防的対応の ための情報提供をする。 3 4 4 3 3 3 4 4 4 3 3 3 3 4 4 3 4 4 3 2 4 No.4 評価項目 具体的目標 基本的生活習慣の確立を徹底 し,自律的な行動ができる生徒 を育成する。 1 年 次 学習習慣の確立を促し,生徒 一人一人の個性に合った進路 指導体制を充実する。 具体的方策 評価 時間の大切さを教え,時間厳守を徹底させることで基本的生活習慣を身につけさせる。⑦⑨ 規範意識を高め,自ら校則を遵守できるようにする。⑦⑨ 3 定期的に課題を出すことで,学習習慣を身につけさせる。①② 面談等を通して,生徒一人一人に目を向け,生徒理解を深めるとともに個性を見出す。⑩ 生徒の自己理解と進路意識の向上を図る。同時に,進路目標の明確化を促す。⑩ 3 3 学力の向上と伸長を目指した 指導と進路指導体制を充実さ せる。 学習習慣の確立と徹底のため,「栄光への歩み」を活用する。⑨ 指導法を改善するとともに,授業の大切さを認識させる。①③⑨ 試験の意味を理解させ,目的を持った学習をさせる。⑨ 進路実現に向け,総合的な学習の時間,ホームルームを有効に活用する。⑨⑪ 2年次 基本的な生活習慣を確立させ 登校指導を徹底し,欠席・遅刻の減少に努める。⑧⑨ る。 TPOに応じた適切な行動をすることができるよう随時指導する。⑦⑧⑨ 高校生らしい服装・頭髪の指導の徹底と,内面的な自律を促す指導を随時行う。⑦⑧⑨ 生徒面談を繰り返し行い,生徒の内面を理解するとともに,適切な指導に役立てる。⑨ 学力の向上と伸長を目指した 学習に対する真摯な取り組みと,家庭学習習慣を確立・徹底させる。②⑨ 個に応じた効果的な指導を徹底する。①②⑨ 指導を徹底する。 より深い自己理解と進路意識の向上を図る。⑨⑩⑪ 進路指導体制を充実強化す 3年次 る。 より高いレベルの大学進学への意識を喚起する。⑨⑩⑪ 生徒指導を充実させる。 基本的な生活習慣を確立し堅持する。⑦⑨ 最高学年としての責任感とリーダーシップを育成する。⑨ ※評価基準: 4…大変よくできている。 3…よくできている。 2…やや不十分 1…不十分 3 進路目標を具体的に設定し,そ の目標に向けて学習習慣を身 につけさせたい。そのために, 授業,面談等を通して,生徒一 人一人の生活習慣の再点検が 必要である。また,生徒の心の ケアも早めの対処に努めたい。 3 互いに切磋琢磨していく雰囲気 を作り上げていくとともに,個々 の抱える問題点の早期発見と 対処に努める。 3 基本的な生活習慣を身につけ させるとともに,基礎学力の定 着をはかるために,家庭学習 の習慣を確立させる。 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 次年度への主な課題
© Copyright 2024 ExpyDoc