学校評価 - 奈良県立教育研究所

平 成 27 年 度
学
校
評
価 総
括
表
奈良県立大淀養護学校
教
育
目
標
児童生徒一人一人の人格と人権を尊重し、障害の状態及び発達段階、生活実態を的確に捉え、「自分の思いや意見を伝え行動し、主体的に生きることができる児童生徒」を育てる。
運
営
方
針
創意工夫を凝らした教育活動を展開する中で、一人一人の特性や能力に応じて社会参加・自立に必要な力を養い、健康で心豊かな児童生徒を育成する。
本年度学校スローガン
「元気なあいさつ、笑顔いっぱいの学校づくり」
平成26年度の成果と課題
本 年 度 重 点 目 標
具 体 的 目 標
卒業後の社会参加を念頭におきながら、基礎的 児童生徒一人一人の実態把握に基づき、指導内容・指導方法の工夫改善を不断に進める。
個別の指導計画を学期ごとに評価・見直しおよび個別の教育支援計画の効果的な活用
な知識・理解や自己発信力などを高め育めるよう 産業科教育課程の改善を踏まえ、小・中・高等部で更に教育課程・社会体験の充実改善を進める 小・中・高等部12年間を通じ一貫した視点での教育課程検討など、本校の特色の明確化
に、各学部の教育課程をより児童生徒の実態に則 キャリア教育、進路学習の充実を図り、望ましい職業観やコミュニケーション力を育てる。
現場実習・現場体験実習の充実、現場実習の事前・事後指導など進路学習の充実
したものへと修正を加えてきた。今後は、教育内 児童生徒の安全の確保と健康の増進に努め、地震災害等緊急時の対応等について研修を進める。 全職員への危機管理に対する意識・対応方法の徹底と研修の充実
容の一層の充実が図れるように、様々な取組につ
校内研修の活性化を図り、教職員の指導力と専門性の向上、研修・研究への意識の高揚を図る。 積極的に授業を公開し校内外の教員で授業研究の充実を図るなどの研究・研修への意識の活性化
いて検証を重ねつつ、中南和地域の特別支援教育
実践ヒント交流会・研修会・学校見学会等を校区内の高校にも門戸を広げるなどの拡充と深化
のセンター的役割を果たせるようにしたい。また 南和地域の特別支援教育の中心として、地域への効果的で適切な支援を充実させる。
関係諸機関との連携を深めながら、「個別の教育支援計画」の作成と活用・充実を図る。
地域別懇談会の活性化や支援委員会の活動の充実を通して地域のネットワークの整備
、地域連携・支援を継続し地域と共にある学校づ
校外学習や学校行事等の機会を通して、児童生徒に豊かな社会性と人間性を育てる。
児童生徒会の活動内容の充実、「開かれた学校」の推進を通じて「生きる力」の育成
くりを推進したい。
評価項目
具体的目標
具体的方策・評価指標
自己評価結果
児童生徒一人一人の実態 (小)今年度より改訂した小学部の新教育課程・時間割・高学年学級編制等をさらに充
に応じて指導内容・指導方法 実させ、学習内容や自立活動・キャリア教育の視点への理解をさらに深め、教科毎の A
の工夫改善を行う。
学習内容を系統的に整理をすすめる。
(中)生徒の障害特性や発達段階、キャリア教育や自立活動の視点をもち各教科の学習
内容の改善に努める。また、集団のもつ力を生かした指導法工夫に努める。
B
学習指導等
教育課程
(教務部)
(高)各授業で個々の現場実習等の成果や課題をしっかりと捉えるとともに、発達検査
等の分析・活用についての研修を深め、指導の工夫や改善に繋げていく。
個別の指導計画、個別の教 (小)各教科等の個別の指導計画と通知表・実態データの効率的な様式・活用法を整理
育支援計画の内容の充実と し、合理的な運用の具体化を推進すると共に、各機関との連携を深めて教育支援計画
その効果的な運用を推進す の活用を進める。
る。
(中)個別の教育支援計画の作成にあたり、より多方面の視点をもち必要に応じて関係
機関との連携を図る。また、日々の指導に生かしていくために教育支援計画と個別の
指導計画の連動を意識して運用する。
(高)卒業後の生活を充実させる視点を大切にしながら個々のニーズや願いを的確に把
握することに努め、両計画の有効的な活用をさらに進めていく。
地域との連携を深めて「開 (小)地域との連携を更に充実し社会資源の開拓を図ると共に、学校間や居住地校との
かれた学校」の実現に努め、 交流・共同学習の更なる充実を図り、将来の社会参加に必要な力を養う。
児童生徒の社会性を養う。 (中)・総合的な学習の時間や進路のための体験学習(現場体験学習や職場体験学習)
校外学習など、地域との繋がりをねらいとした学習を積極的に計画し、公共のマナー
やルールを守る大切さを指導し、社会で生きていくための力を養うため将来を見据え
たソーシャルスキルの指導に取り組む。
・学校間での交流及び共同学習の実施に向けて検討する。
小・中・高等部12年間を通
じた、一貫性のある教育課程
の編成に努め、本校の特色を
明確にする。
家庭や関係機関との連携
を深め、教職員の共通理解の
もと児童生徒指導の充実を
図る。
児童生徒指導
(児童生徒指導
部)
児童生徒会活動の充実を
図り、児童生徒の自主性や社
会性を育成する。
将来の社会生活の充実に
向け、働く意欲や望ましい勤
労観・職業観を育成する。
進路指導
(進路指導部)
(高)学校の近隣、及び生徒の居住地域との繋がりを深め、地域行事等への積極的な参
加を一層推進していく。授業等における地域産業との連携を推進する。
(渉外部)ふれあいまつり、地域の作品展では、地域や各事業所の方々と交流を深め、
児童生徒の社会性を豊かにするとともに、本校教育について啓発を行う。
児童生徒の社会参加と自立の実現に向け、①自己理解の促進、②社会人として求め
られる力の育成、③社会体験活動の充実を図れるように、教育課程の検証、検討を行
い、次年度の編成にいかせるように努める。
教育課程の情報交換を行い、小・中・高等部の系統的な学習活動及び学部間で連携
した学習指導ができるように計画を推進していく。
個々に応じた学習指導計画が、児童生徒の実態・課題に沿った計画・評価となるよ
うに、定期的な検証を行い改善に努める。
挨拶やマナーなどの生活習慣を高め、児童生徒の規範意識の向上を図る。問題行動
等は担任や学部と連携し組織的に対応する。 生徒心得を活かす取り組みを行う。
家庭、学校、バスが連携を密にし、スムーズで安全なスクールバス運行ができるよう
に努める。スクールバス打ち合わせを月1回実施する。
単独通学生安全教室などを実施し、交通マナーや事故防止、防犯指導の充実を図る。
また、通学路の点検や登下校の安全指導を行う。
いじめ問題対策委員会をもち、いじめ防止に組織的に取り組む。
児童生徒会や中央委員会を通して、ふれあいを大切にし、児童生徒の自主的な活動
を育成する。また、集団の中で自分の役割・ルールなどを学ばせる。
美化・体育・保健・ベルマークの専門委員会の活動は定期的に行い、活動を充実さ
せる。活動内容については学校の仕事としてとらえ、2学期の全校集会で発表する。
全校集会や昼休み集会では、学部を越えたふれあいを大切にしながら、集団活動を
通して友だちといる楽しさや決まりを指導する。
キャリア教育の視点を大切にし、小・中・高の学習内容を関連づけるとともに各学
部における進路指導の充実を図る。
現場実習では事前学習や事後学習をさらに充実させ、本人の希望や課題を明らかに
するとともに、学校での学習との関連や今後の支援の方向性を確かめる。
キャリア教育の充実に向けて情報収集や研究情報の発信を行い、教職員の研修を実
施するとともに、共通理解を深め、進路指導の充実につなげる。
家庭や学校で進路について考える機会を充実させるための情報提供、施設・企業見
学や進路講演会を開催するとともに、現場実習における保護者の見学をさらに勧める
など、保護者と学校との共通理解や連携を深める。
A
B
B
B
A
A
A
A
A
B
A
A
A
B
B
B
A
B
B
B
B
A
B
B
A
A
改善方策等
総合評価
B
学 校 関 係 者 評 価
及 び 改 善 方 策
(小)児童数増加と学年学級編制へ移行中で新時間割や学習 ・児童数増加に対応し、教育課程や
内容の工夫・行事の精選・多様な学習集団編成を推進。オ
学習集団・行事などの見直し更に 学校評議員会よりいた
ープンレッスンを実施
すすめる。
だいた意見
A
A
成果と課題(評価結果の分析)
NO.1
B
(中)グループ会議や教科会、『研究の日』の中で各教科の学習内 (中)発達課題別学級編制の特徴をさら
容について改善に努めた。また、体育など学部全員での教科では
に生かしたクラス運営に努める。また (1)ICTの活用
についてはどうか
、班構成を工夫し集団を生かすよう工夫した。
、国語数学の内容検討する
(高)新教科「社会生活」の課題点を研究し「3グループ規準
項目・確認シート」を作成に繋げた。
(小)PCを使った記録の記入を試験的行い、効率的な様式・
活用の具体化を進め、通知表の記入に活かしている。ケー
ス会議は積極的に実施
(中)家庭との連携だけでなく、医療機関や居住地の行政(教育委
員会、福祉課など)、福祉関係(利用事業所)など生徒を取り巻
く関係機関と密に連携を図り、指導、支援に生かした。
A (高)現場実習の評価を基にして、成果や反省点を授業や生活
に反映させるための運用について共通理解し指導に繋げた。
(小)卒業生を始め地域の方々と積極的にふれあい、体験の
幅を広げた。居住地校交流は26校。各校の取組を情報交
換する機会をもった。
・学習内容・指導形態・サポート体
制などの充実を図っていく。
・合理的な記入や運用の方法をさら
に整理し定着を図る他機関との連
携を深める。
(中)個別の教育支援計画と個別の指導計画
をさらに日々の指導やケース会議等に生か
せるよう運用する。
・個々の課題を学年間で共通理解し
学部全体へと広げて連携を図る。
・交流の内容や課題について学部で
共有し児童の実態にあった内容を
更に工夫する。
(中)・現場体験学習や総合学習(チャレンジタイム)等の機会を
利用し、生徒個々にとって将来を見据え実生活に必要な力とは何
かを見極め、個々に応じたソーシャルスキルの指導に取り組んだ
・今年度初めて新庄中学校と作品交流を実施した。本人保護者の希
望がある場合、居住地校交流を実施した。
(高)各授業や現場実習、また、課外での奉仕活動等において
、地域社会との連携を拡充することができた。
(渉外部)保護者、地域の方々、各事業所など、多方面から
多くの参加があり、活気ある交流ができた。
・高等部3年対象の新教科「社会生活」に取組、学習を充実
させるには、専門性の必要や時間設定など改善点や課題が
ある。また3学期から選挙の学習にも取り組んだ。
A ・授業や特別活動において学部間交流が継続されており卒業
生を迎えての新たな活動も行われた。
・個別の指導計画の評価に関する理解がより深められ、効果
的な活用が図れるようにしたい。
・問題行動に対し組織的に迅速に対応、内容や課題等を職員
で共有し再発防止に取り組んだ。
・問題事象を未然に防止するために、適時に教員に未然防止
を訴えるように心掛けた。
・スクールバスに関わり、仕事内容の精選を行った。
・単独通学の手続きを簡素化することができた。
B ・人権推進委員会と連携し取り組むことができた。
・挨拶運動は更に定着してきている。「生徒心得」に基づき
高等部全生徒を対象に特別授業を行った。
・毎月1回、各委員会に分かれ、学校の仕事としての役割を
果たすことができ、有意義な活動となった。
・児童・生徒数増加により体育館での活動の安全確保に留意
する必要性が更に高くなった。
・「本校における進路指導の手引き」をテーマに研修し進路
指導の実際と地域や社会の実情について共通理解を深め
た。今後も継続的取組が必要である。
・現場実習の事前・事後学習を充実させるとともに、実習と
授業との関連をさらに深める必要がある。
B
・定期的な情報提供を行い、職員の共通理解を深めた。
・保護者を対象に進路研修会、講演会、施設見学、事業所の
紹介などを計画的に実施した。個々の保護者へのニーズに
合わせた情報提供が必要である。
(中)・将来を見据え、社会で生きていくた (2)中学部などでの
めに必要な力をつけるとともに、実生活に 思春期の問題はどうか
般化できるようになる指導を工夫する。
・変化が大きい時期で
・学校間交流を改善させる。
あるので、保護者と連
携しながら心と身体の
・個々に取り組む自立活動等の課題
変化や母子関係などに
と関連付け、その内容を検討する
ついて話し合いを持つ
・より交流を深めるとともに、安全
ようにしている。→こ
な行事の運営を図る。
の時期は性的な問題が
・確かな力となる学習指導を行うた
多く性教育が大切にな
め検証をすすめる。
ってくる。特に障害の
・学部間での情報交換を行い教育課
ある生徒は疎外感を感
程の理解を深める。
じやすいので性的な事
・個別の指導計画が計画的な指導に
象と結びやすいように
役立つように検討をすすめていく
思う。多感な時期であ
るので、保護者とのコ
・問題事象に対する取り組みがより ミュニケーションを大
迅速に的確に組織的に行えるよう 切にしてほしい。
に教員に伝え、実践する。
・バス係の仕事を更に精選する。
(3)中学部の発達課
・単通生の安全確認を必要に応じ適 題別学級編制について
切に組織的に行う。
・いじめ防止に更に取り組む。
・特に地域小学校から
・「生徒心得」についての指導は今 進学してくる生徒は二
後も高等部を対象に行う。
次的な課題を抱えてい
・ベルマークについてPTAとの連携を る場合がよくある。学
図る。
級をできるだけ同一の
・活動内容や方法の見直しの検討が 発達課題を持った生徒
必要である。
で構成することで種々
・地域社会の実情を的確に把握する の課題への対応や環境
と共に、より個々のニーズに合わ を考慮している。→3
せた支援と情報提供を行う。
年後の高等部では学年
・地域や関係機関との連携を深める 学級になっているので
と共に、家庭や保護者との協力態 、自閉症や重度の生徒
勢を強める。
にとっては戸惑いが大
・将来に向けた学習活動をさらに充 きくなるのではないか
実させる。
。小・中・高と進学す
るときの連携をしっか
・高等部の学習で今年
度の3学期より使用を
開始している。生徒の
興味、関心は高く今後
の活用の幅を広げてい
きたいと思っている。
→他校とのコミュニケ
ーションでの使用など
他校生を含めた生徒相
互の関わりのツールと
して活用するよう期待
する。
NO.2
評価項目
進路指導
(進路指導部)
具体的目標
卒業後の生活を視野に入
れ地域の関係機関との連携
を深めてネットワークの整
備を図る。
センター校として地域の
幼稚園・保育所・小学校・中
学校・高等学校に対し特別支
援教育に関する相談・情報提
供の支援を進める。
センター的機
能
(支援教育部)
就学相談や体験学習を充実
する。
学部間の連携を深めて研
究・研修を充実し指導力と専
門性の向上を図る。
外部講師の招聘等を通じ、
知識と技術の獲得を図る。
研究・研修
(研究部)
人権教育の具体的な実践
と研修の充実を図る。
具体的方策・評価指標
地域別懇談会を実施し、保護者や関係機関等の共通認識を深めるとともに、情報提
供や相談の機会を設けるなど、地域での支援体制を充実させる。
卒業後の就労や社会的活動の場を確保するため、積極的に現場実習先の新規開拓を
進めるとともに、より多くの地域資源の開拓と活用に努める。
児童生徒の地域生活を豊かなものにするため社会体験や生活体験をさらに深め、地
域の中における自分らしい役割の果たし方について考える機会を作る。
「卒業生を囲む会」について運営や内容について充実を図るとともに、在校生及び保
護者と卒業生の有機的なネットワークづくりに努める。
教育相談についての案内、リーフレットの作成、HPへの掲載等、相談活動・諸事
業の広報を更に充実させる。
特別支援教育に関する地域からの教育相談依頼(来校・電話・訪問など)に対してニ
ーズに応じられるよう、各分掌等と連携を図り対応するとともに相談後のケアも実施
する。また、実践ヒント交流会や学校見学会、特別支援教育研修会の内容を工夫しよ
り一層の充実を図る。
一層地域のニーズと信頼に応えられるよう、教員がより専門的知識をもつように努
力する。また、地域の研修会などへ積極的に関わり、地域の実情を知る。
本校職員に対し特別支援教育の担い手としての専門性向上のため、的確なアセスメ
ントを行えるよう発達検査や指導法の研修会等を充実させる。
学部毎に相談日や体験学習日を設定し、本人・保護者に対し進路を考える十分な機
会を設ける。また、各学校や関係機関と緊密な連携を図り適正な就学と支援を推進す
る。地域の担任に対しては、本校への就学・進学について説明をする。
本校への入学予定者に対し十分に実態把握を行い、入学後の支援に生かす。
校種を越えて校外等からの参加者を募り、学部ごとに公開授業を実施する。公開授
業後、研究討議を行い、改善と指導力の一層の向上を図る。
教材宝箱では、広く教職員に参加を募り「教材情報交換会」を開催し、教材につい
情報交換を行う。また、ワークショップでは、教科の専門知識を持った教員から技術
を学び、学部を越えて話し合う場を持つ。
学校統一テーマの基、各学部に応じたテーマを挙げ統一テーマと関連させながら研
究を深める。統一テーマについて一定のまとめを示し、新たなテーマを模索し設定し
ていく。また継続して研究活動を『轍』としてまとめ、報告会を実施。
各研修会等への参加を推進し、相互に事後報告の機会を持ち、教職員全体のものに
する取組を進める。
教職員の夏期研修などに外部講師を招聘し、教員個々の力量を高めるとともに、日
々の指導場面や教員に研究にも活かす。
児童生徒の実態に応じて、一人一人の人権を考える人権学習を展開し、推進プラン
の検討し、日々の実践に活かす。
人権啓発ポスターの各教室掲示、毎月11日(人権を確かめ合う日)に職員朝礼で人
権標語の発表、また職員会議等を利用して人権に関する情報を伝える機会を作ること
で、全教職員に人権に関する意識向上に努める。
交流及び共同学習を推進し、自立と社会参加の促進に努める。また、学校紹介パン
フレットについて、配布した学校での利用状況等の調査を行う。
自己評価
B
A
A
B
A
A
B
B
B
B
A
A
B
B
B
B
A
B
B
A
B
B
B
B
安全・健康教
育
(保健体育部)
情報教育
(情報教育部)
児童生徒保
護者への支
援
(支援委員会)
健康で安全な環境づくり
月ごとに保健安全目標を設定し、健康的な身体づくりや生活習慣の形成につながる
に向け、安全・健康教育の推 具体的な目標に取り組ませる中で、健康づくりの大切さとその定着を図る。
進と安全管理に留意し、事故 月一回施設・設備の安全点検を行い、異常の早期発見と整備を行う。
防止に努める。
快適で安全な学習環境を整えるために、年2回ずつ照度、空気や騒音、プール、飲
料水の水質などの環境衛生検査を実施する。
年に2回、全校児童生徒・職員を対象に避難訓練を実施し、非常災害時の避難方法
等の徹底を図る。また「非常持出袋」の活用の仕方を学ばせる。
保健・救急に関する研修を
管轄消防署員の指導のもとに、最新の心肺蘇生法の手技研修とAED研修を実施し
充実する。
知識及び技能の向上を図る。
職員を対象とした児童生徒への保健・安全管理に関わる研修を行い、学校全体で安
全や健康に関する知識と技術の研鑽を図る。
食育の推進を図る。
給食を通して、食に対する興味を育てるとともに、個々に合ったより良い食習慣が
身につけられるように努める。試食会や親子料理教室の場も活用していく。
情報機器を利用した指導
情報機器を利用し、授業における指導力を一層向上させるためのフォローと校内研
力を高め、校内の情報化を推 修を深め、教職員個々の支援体制を充実させていく。
進する。
校内の情報化を推進するため、ネットワーク環境の保守・充実に努める。生徒系の
ネットワーク充実・教材化及びEXCEL型データベースの有効利用について研修を進め
る。
情報の管理と安全確保を
他校と連携を図り、情報収集を行い、情報管理の適正化を行う。
徹底する。
児童生徒の個人情報の保護に努める。
各関係分掌・学部等と連携しHPの内容の充実と更新のあり方を研修する。個人情報
、学校全般の電子情報のバックアップのあり方について研修を進める。
個別の教育支援計画の作
全校児童生徒の支援ニーズやケース会議を把握し、ライフステージに応じた対応の
成や活用に関わってケース あり方や方向性について情報の提供に努める。
会議を開き、保護者や担任を
進路指導部と連携して地域別情報交換会を実施し、児童生徒を取り巻く地域の状況
サポートする。
や課題などを共有し、関係諸機関との連携をより深める。
A
B
B
B
B
A
A
A
A
A
B
B
B
A
A
A
B
B
A
成果と課題(評価結果の分析)
改善方策等
学 校 関 係 者 評 価
及 び 改 善 方 策
・地域別懇談会は、地域の小中学校の保護者の参加も多いこ ・「ぷれワーキング」についてPTAと連 りとっていくことが必
とから支援教育部の教員も参加し、今後の連携に結びつけ
携し、事業所、企業に働きかけ、更な 要である。国数などの
る事ができた。・進路開拓を進める中で、事業所が生徒の
る情報提供を進める。・福祉事業所や 学習では学年が上がっ
ニーズに基づいて仕事内容の充実や新たな支援拡大につ
企業と連携して職場開拓を行う。・囲 ても同一のグループで
A
なげることができた。・「卒業生を囲む会」で保護者と卒
む会や情報提供など引き続き卒業生 の学習となる場合が多
業生保護者との懇談、高3進路懇談会の「障害基礎年金」の
のアフターケアの内容を検討する。 いと思うので個々の課
学習会に卒業生保護者に参加を呼びかけるなど、ネットワ
題を丁寧に扱っていく
ーク作りに役立った。
必要がある。
・リーフレットを配布する機会を増やすようにした。
・新たに配布する機会がないか、更に探 ・高等部も学習場面で
は発達課題別の小グル
・ケースによっては複数で入り、他の分掌と連携を図り対応
っていく。
した。相談後の指導経過のケア実施ができなかった。
・相談後のケアについては検討が必要で ープで学習することが
多い。
ある。
(学校評議員会におい
・地域への研修会の参加を行った。
て学部別のカリキュラ
・検査の生かし方についての研修会を取り入れ、今後のアセ ・引き続き積極的に参加し、地域の実情 ムの説明を行う必要を
B
感じた)
スメントのための研修会を行えた。
を知る。
・相談枠を柔軟に設定して相談に対応できた。案内文を年度 ・研修機会を設定し、専門性の向上に努
(4)家庭や放課後デ
の初めに送付した。
める。
ィサービスとの関わり
・体験学習の時期や目的を具体的に伝え、地域校担任に啓発
はどうか。
できた。進路決定の判断材料を概ね示すことができた。 ・継続して地域校との連携が必要。
・生徒の実態の見極めに努める。
・個別に利用している
・校外から1名の参加があった。研究討議では、事前に研究 ・研究討議については、今年度と同様に 事業所と連携をとって
部内で進行の研修を行い、討議の進め方等ある程度共通し
研究部内で討議の進め方について研 いる場合もあるが、全
た内容で進めることができた。他学部の意見が聞けるよい
修を行う。また、討議の意図等につい 員ではない。学校での
機会となった。教材宝箱の情報交換会では、教材の作り方
ても部内で共通確認する。
取組を紹介することも
、利用の仕方など情報交換はできた。ワークショップにつ ・支援部主催の実践ヒント交流会につな ある。→今までは学校
いては4講座開催することができ、参加者もやや増えたが
がるものなので、教材提供も含め積極 と家庭という2者間で
、より参加しやすい、参加したい内容を検討する必要があ
的に参加を呼びかける。
る。各学部でこれまでのテーマについて振り返り、統一テ ・研究テーマのもと、学校全体として様 の関係が多かったが、
ーマについて総括をすることができた。来年度からの新し
々な課題に取り組んでいけるように これだけサービス利用
いテーマについて「12年間の育ち・つながり」といった
研究の進め方等検討して進める。
が多くなると、本来家
観点から設定し、来年度より実施する。
・教員が研修会に参加しやすいように案 庭や保護者として行う
・各研修会の案内は、口頭と文書掲示で行った。研修案内は
内等工夫しながら進めていく。
べき役割ができていな
基本的には県内(内容によっては近畿圏内)の学校で行わ ・教員のニーズや研究テーマ等に沿った
いこともあるので、子
れる研修に限った。今年度も研修に参加しやすい体制づく
講演を検討・企画していく。
B
どもとの関わりの大切
りには課題が残った。外部講師の招聘等について、周防美
智子氏の「子ども達を取り巻く問題と支援のあり方~スク ・教員の人権啓発のために人権に関する な部分を保護者と話し
ールソーシャルワークの視点から~」というテーマで講演
情報を伝える機会を必要に応じて作 あったり、家庭に働き
いただいた。スクールソーシャルワーカーの視点から、子
るようにする。
かけたりしていくよう
ども達を取り巻く問題に対するアセスメントやプランニ ・学校紹介パンフレットの見直しを適宜 にすることが大切であ
ングの重要性がわかり、今後の実践につながるものであっ
行いながら、活用範囲を広めるように
る。家庭環境が違うの
た。
する。
で個別に踏み込みにく
・人権学習では、小中学部は学校生活全体を通じて、高等部
いこともあると思うが
は主にホームルームの時間を利用して、各学部の実態に即
した取組をした。人権啓発ポスターの教室掲示や職員朝礼
、卒業後のことや障害
での人権標語紹介等、職員の人権意識向上に努めた。
受容などを保護者との
・居住地校交流等、それぞれの学部で計画通り実施できた。
連携を一層大切にして
学校紹介パンフレットは、必要に応じて配布した。
ほしい。
・健康を意識した生活習慣について、学級や個人としての意 ・今後も必要に応じて継続していく
・小学部の段階から将
識はかなり定着してきているので継続したい。
来を見据えて今やるべ
・毎月の点検により、早期に修理・交換できたが、大がかり ・学校全体の老朽化が激しく修理カ所も
きことを伝えるように
な物は時間がかかるなど難しいこともあった。
多く、今後も日常的に点検・整備が必
している。
・施設の老朽化によって、改善しきれない点があった。
要。
・災害時の自営組織に基づいた避難の意識は高まっている。 ・どんな災害時でも初動体制がとれるよ
今年度は地震時を想定した訓練はできていない。
うに防災計画・実施の充実を図る。
B
(5)児童生徒や教員
・教職員全員参加で共通理解することができた。
増加に関して
・今後も研修を深めていく。
・学校に設置されている防災設備についての研修を行った。
→教員増によって生じ
消火活動も実際に行い、有意義なものとなった。
・更に家庭との連携を深めていく必要が
る問題をできるだけ自
・試食会参加者も増え、親子料理教室も開催できた。人気メ
ある。
浄作用を働かせて解決
ニューを取り入れることで楽しみが増えた。
できるようにしてほし
・今年度同様 校内研修の機会を持ち、各組織間や先生方と ・連携意識の向上、研修内容の充実。 い。年齢層の違いもあ
の連携を深め充実に向け努力する。
・改善に向け相互の相談機会の増加や情 ると思うが、学部間の
・現状の機器の中で生徒系の無線等のネットワークシステム
報収集に、努める。
教員の入れ替えを促進
や教材華への方策に取り組み、次期更新に向け情報の積み ・保護意識と保護のあり方を向上させて して交流が行えるよう
上げを行う。
いく。
B
にする必要がある。
・引き続き、他校との連携など関わる機関との情報収集に努 ・取り組む機会を増やし効率化も取り組
め、理想の管理の姿を見失わない。
む。
→施設設備の要望は今
・有機的つながり、充実、更新の頻度などしっかり維持更新
後も県に要望を出し、
できるようにしていく。
話し合いを継続してほ
・学部を超えて支援態勢を交流していくことができた。常に ・適切にケース会議を実施し、多くの視点を しい。
個々のニーズに合わせて常に支援のあり方を見直す視点
共有して方法の相談を進める。
が必要である。校外との連携の重要性も指摘されている。
B
・不登校支援について、組織的・多面的支援の必要性が指摘 ・担任や主事が連携して発信し、学部単位で
検討を深め、多方面からの支援をめざす。
され、その方法や役割分担について検討された。