週刊日本株レポート - 朝日ライフアセットマネジメント

週刊日本株レポート
週刊日本株レポート(9/26~9/30)
(8/8~8/12)
円高ドル安への警戒感が残る中、上値の重い展開 。米国大統領選のテレビ
~~英国のEU(欧州連合)離脱決定に伴う景気下押し圧力への警戒感
が後退していく中、緩やかに上昇
~
討論会に要注目 ~
2016年9月26日作成
1.日米株式と円/ドルの推移
<円/ドル>
<米国株>
<日本株>
円
ドル
22,000
19,000
日経平均
125
NYダウ
円
円/ドル
120
20,000
18,000
115
18,000
17,000
110
16,000
16,000
14,000
15/09 15/11 16/01 16/03 16/05 16/07 16/09
15,000
15/09 15/11 16/01 16/03 16/05 16/07 16/09
105
100
95
15/09 15/11 16/01 16/03 16/05 16/07 16/09
(注)チャートは過去1年
単位
日経平均
NYダウ
円/ドル
円
ドル
円
2015/12/31
(前年末)
19,033.71
17,425.03
120.22
2016/8/31
(前月末)
16,887.40
18,400.88
103.43
2016/9/23
(前週末)
16,754.02
18,261.45
101.02
過去3年高値
水準
日付
20,952.71
2015/6/24
18,668.44
2016/8/15
125.86
2015/6/5
過去3年安値
水準
日付
13,748.94
2013/10/8
14,719.43
2013/10/9
96.57
2013/10/8
過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
2.日本株市場 先週の振り返り
~ 日銀の金融政策決定会合でマイナス金利の深掘りが見送られたことを受けて上昇 ~
先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+234.73円(+1.42%)、TOPIXが+38.06ポイント(+2.90%)となり、
日銀の金融政策決定会合でマイナス金利の深掘りが見送られたことを受けて上昇しました。業種別(東証33業種)にみる
と、全ての業種が上昇しました。
連休明け20日の日本株市場は、翌日に日米金融政策の発表を控えて様子見姿勢が強まる中、円高ドル安が進行したことな
どを受けて、日経平均は下落して始まりました。しかし、翌21日は日銀の金融政策決定会合でマイナス金利の深掘りが見
送られたことを受けて、銀行業を中心に上昇し、日経平均は16,800円台まで上昇しました。週末の23日は、21日にFRB
(米連邦準備理事会)が利上げを見送ったことを受けて円高ドル安に振れたことなどから、小幅に反落して引けました。
3.今週の主な予定
日程
曜日
国・地域
9月26日
Mon
米国
項目
前回
新築住宅販売件数
8月
654千件
S&P/ケース・シラー住宅価格指数(前月比・季調済)
7月
-0.07%
消費者信頼感指数
9月
101.1
8月
4.4%
米大統領選 第1回テレビ討論会
9月27日
Tue
米国
9月28日
Wed
米国
耐久財受注(前月比)
9月29日
Thu
米国
イエレンFRB議長の講演
失業率
8月
3.0%
全世帯家計調査 支出(前年比)
8月
-0.5%
CPI(全国消費者物価指数)(除生鮮/前年比)
8月
-0.5%
鉱工業生産(前月比)
8月
-0.4%
米国
シカゴ購買部協会景気指数
9月
51.5
中国
財新中国製造業PMI
9月
50.0
米国
決算発表 : 9/27 ナイキ
日本
9月30日
Fri
決算発表予定 他
※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
4.日本株市場 今週の見通し
~ 円高ドル安への警戒感が残る中、上値の重い展開 。米国大統領選のテレビ討論会
に要注目 ~
今週の日本株市場は、日銀やFRBの金融政策の結果が金融市場に配慮した内容となったことはサポート要因となるものの、
円高ドル安への警戒感が残る中、上値の重い展開を予想します。先週発表された日米金融政策について、①日銀は「マイ
ナス金利付き量的・質的金融緩和」が金融市場や金融機関に与える弊害を考慮し、「イールドカーブ・コントロール」の
導入によりマネタリーベースから長短金利をコントロールする方向に修正したことやETFの買入銘柄の構成比を見直した
こと、②FRBが利上げを見送ったことに加え先行きの政策金利誘導目標の水準を下方修正したことは、株価のサポート要
因と考えます。なお、26日は米国大統領選の最初のテレビ討論会(計3回)が行われますが、これを受けて共和党候補
のトランプ氏の支持率が民主党候補のヒラリー氏を上回る結果となる場合には、リスク回避の動きが強まる可能性が高い
ため、要注目です。
その他の注目材料として、日本では30日の鉱工業生産等の主要経済指標の発表、米国では消費者信頼感指数や耐久財受
注等の主要経済指標の発表に加え29日のイエレンFRB議長の講演、中国では30日の財新中国製造業PMIなどが挙げられ
ます。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号
加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会
URL:http://www.alamco.co.jp
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