週刊日本株レポート - 朝日ライフ アセットマネジメント

~トランプ新米国大統領の就任演説や政策方針を受けて
上値の重い展開~
週刊日本株レポート (1/23~1/27)
(8/8~8/12)
2017年1月23日作成
1.日米株式と円/ドルの推移
<円/ドル>
<米国株>
<日本株>
円
ドル
22,000
20,000
日経平均
125
NYダウ
115
18,000
18,000
16,000
14,000
16/01 16/03 16/05 16/07 16/09 16/11 17/01
円/ドル
120
19,000
20,000
円
110
17,000
105
16,000
100
15,000
16/01 16/03 16/05 16/07 16/09 16/11 17/01
95
16/01 16/03 16/05 16/07 16/09 16/11 17/01
(注)チャートは過去1年
単位
日経平均
NYダウ
円/ドル
円
ドル
円
2016/12/30
(前年末)
19,114.37
19,762.60
116.96
2016/12/30
(前月末)
19,114.37
19,762.60
116.96
2017/1/20
(前週末)
19,137.91
19,827.25
114.62
過去3年高値
水準
日付
20,952.71
2015/6/24
19,999.63
2017/1/6
125.86
2015/6/5
過去3年安値
水準
日付
13,885.11
2014/4/11
15,340.69
2014/2/5
99.02
2016/6/24
過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
2.日本株市場 先週の振り返り
~英国のEU(欧州連合)離脱交渉への警戒感から下落して始まったものの、週末にか
けて反発~
先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が▲149.37(▲0.77%)、TOPIXが▲11.43ポイント(▲0.74%)となり、
英国のEU離脱交渉への警戒感から下落して始まったものの、週末にかけて反発しました。業種別(東証33業種)にみると、
海運業、保険業、鉄鋼など8業種が上昇する一方、医薬品、小売業、不動産業など25業種が下落しました。
週明け16日の日本株市場は、円高ドル安の進行を背景に下落して始まりました。翌17日も、メイ英国首相の演説を控え、
英国のEU離脱交渉への警戒感の高まりなどから、日経平均は終値で19,000円を割り込みました。しかしその後週末にか
けては、①イエレンFRB(米連邦準備理事会)議長が18日の講演において、2019年末にかけて年数回の利上げを予想す
ると発言したことなどを受け、一時114円台後半まで円安ドル高が進行したこと、②市場予想を上回る米国の住宅着工件数
やフィラデルフィア連銀製造業景況指数などの発表を受けて、米国経済の先行きに楽観的な見方が広がったことなどから、
日経平均は19,000円台を回復しました。
3.今週の主な予定
日程
曜日
国・地域
1月23日
Mon
日本
全産業活動指数(前月比)
11月
0.2%
1月25日
Wed
日本
貿易収支
12月
1508億円
1月26日
Thu
米国
新築住宅販売件数
12月
592千件
景気先行指標総合指数
12月
0.0%
CPI(全国消費者物価指数)(除生鮮/前年比)
12月
-0.4%
日本
1月27日
Fri
米国
項目
GDP(国内総生産)速報値(年率/前期比)
耐久財受注(前月比)
前回
10-12月期
3.5%
12月
-4.5%
日本
決算発表 : 1/24 日本電産 1/26 アドバンテスト、ファナック、小糸製作所、オリックス、エイチ・ツー・オー リテイリング
1/27 ANAホールディングス、NTTドコモ、三越伊勢丹ホールディングス、三井住友フィナンシャルグループ
米国
決算発表 : 1/23 マクドナルド、ヤフー 1/24 アルコア、デュポン、コーニング、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ベライゾン・
コミュニケーションズ、ロッキード・マーチン、スリーエム、シーゲイト・テクノロジー、テキサス・インスツルメンツ 1/25 ユナイ
テッド・テクノロジーズ、ボーイング、AT&T、クアルコム、イーベイ、ウェスタン・デジタル 1/26 ブラックストーン・グループ、
キャタピラー、フォード・モーター、アルファベット、インテル、スターバックス、マイクロソフト 1/27 シェブロン
決算発表予定 他
4.日本株市場 今週の見通し
※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
~トランプ新米国大統領の就任演説や政策方針を受けて上値の重い展開~
今週の日本株市場は、先週20日に行われたトランプ新米国大統領の就任演説や公表された政策方針について概ね市場予
想に近い内容ではあったものの、①25百万人の雇用増や経済成長率4%といった目標が掲げられた一方、その手段とな
る減税やインフラ投資などの財政政策に関して具体的な説明が行われなかったこと、②TPP(環太平洋経済連携協定)
からの離脱やNAFTA(北米自由貿易協定)の再交渉など通商政策に関して踏み込んだ説明が行われたことを受け米国の
保護貿易に対する警戒感が高まったことなどから、上値の重い展開を予想します。
その他の注目材料として、日米で相次ぐ主要企業の決算発表の他、日本では25日の貿易収支や27日のCPI、米国では
26日の新築住宅販売件数や27日のGDPなどが挙げられます。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号
加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会
URL:http://www.alamco.co.jp
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