週刊日本株レポート - 朝日ライフアセットマネジメント

週刊日本株レポート (8/29~9/2)
(8/8~8/12)
~ 英国のEU(欧州連合)離脱決定に伴う景気下押し圧力への警戒感
~ 円安ドル高を受けて反発基調で推移した後、週末にかけては
が後退していく中、緩やかに上昇
米国雇用統計を控え揉み合う展開~
~
2016年8月29日作成
1.日米株式と円/ドルの推移
130
ドル
22,000
<円/ドル>
<米国株>
<日本株>
円
円
NYダウ
19,000
日経平均
円/ドル
125
20,000
18,000
18,000
17,000
16,000
16,000
105
14,000
15/08 15/10 15/12 16/02 16/04 16/06 16/08
15,000
15/08 15/10 15/12 16/02 16/04 16/06 16/08
100
15/08 15/10 15/12 16/02 16/04 16/06 16/08
120
115
110
(注)チャートは過去1年
単位
日経平均
NYダウ
円/ドル
円
ドル
円
2015/12/31
(前年末)
19,033.71
17,425.03
120.22
2016/7/29
(前月末)
16,569.27
18,432.24
102.06
過去3年高値
水準
日付
20,952.71
2015/6/24
18,668.44
2016/8/15
125.86
2015/6/5
2016/8/26
(前週末)
16,360.71
18,395.40
101.84
過去3年安値
水準
日付
13,188.14
2013/8/28
14,719.43
2013/10/9
96.57
2013/10/8
過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
2.日本株市場 先週の振り返り
~ 週末にイエレンFRB(米連邦準備理事会)議長の講演を控えて揉み合う展開 ~
先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が▲185.11円(▲1.12%)、TOPIXが▲7.77ポイント(▲0.60%)となり、
週末にイエレンFRB議長の講演を控えて揉み合う展開となりました。業種別(東証33業種)にみると、空運業、電気・ガ
ス業、陸運業など11業種が上昇する一方、鉱業、水産・農林業、石油・石炭製品など22業種が下落しました。
週明けの22日の日本株市場は、円安ドル高が進行したことなどを受けて上昇して始まりました。翌23日は、円高ドル安に
転じたことなどから反落しましたが、24日は、前日の米国株市場が市場予想を上回る新築住宅販売件数の発表などを受け
て上昇したことなどから反発しました。26日は、イエレンFRB議長の講演を控えてリスク回避の動きが強まる中、軟調に
推移しました。
3.今週の主な予定
日程
曜日
国・地域
日本
8月30日
Tue
米国
日本
8月31日
9月1日
Wed
Thu
米国
9月4日
Fri
Sun
前回
失業率
7月
3.1%
全世帯家計調査 支出(前年比)
7月
-2.2%
S&P/ケース・シラー住宅価格指数(前月比・季調済)
6月
-0.05%
消費者信頼感指数
8月
97.3
鉱工業生産(前月比)
7月
2.3%
ADP雇用統計
8月
179千人
シカゴ購買部協会景気指数
8月
55.8
日本
設備投資(前年比)
4-6月期
4.2%
米国
ISM製造業景況指数
8月
52.6
製造業PMI
8月
49.9
財新中国製造業PMI
8月
50.6
貿易収支
7月
-445億㌦
非農業部門雇用者数変化
8月
255千人
失業率
8月
4.9%
製造業受注指数
7月
-1.5%
中国
9月2日
項目
米国
中国
G20(20ヵ国・地域)首脳会議(杭州、5日まで)
日本
決算発表 : 8/31 パーク24 9/1 伊藤園
米国
決算発表 : 8/31 セールスフォース・ドットコム
決算発表予定 他
※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
4.日本株市場 今週の見通し
~ 円安ドル高を受けて反発基調で推移した後、週末にかけては米国雇用統計を控え
揉み合う展開 ~
今週の日本株市場は、週央にかけて円安ドル高の進行を背景に反発基調で推移した後、週末にかけては米国雇用統計の発
表を控え、揉み合う展開を予想します。先週末のジャクソンホールでのイエレンFRB議長の講演やフィッシャーFRB副
議長のインタビューによる発言を受けてFRBによる9月利上げ観測が高まったものの、イエレンFRB議長が引き続き今後
発表される経済指標の結果を重視する姿勢を示し利上げ時期を明確にしなかったことなどから、米国金利先物市場におけ
る9月利上げの織込みはまだ4割程度に留まっています。こうした中、利上げの重要な判断材料となる米国雇用統計の結
果をみるまでは、市場参加者の様子見姿勢が強まると考えます。
その他の注目材料として、日本では30日の失業率や31日の鉱工業生産、米国では30日の消費者信頼感指数や1日のISM
製造業景況指数、中国では1日の製造業PMIなどが挙げられます。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号
加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会
URL:http://www.alamco.co.jp
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