週刊日本株レポート - 朝日ライフアセットマネジメント

~ 米国大統領選の不透明感後退や円安ドル高の進行を受けて
~ 英国のEU(欧州連合)離脱決定に伴う景気下押し圧力への警戒感
週刊日本株レポート (8/8~8/12)
(10/11~10/14)
週刊日本株レポート
が後退していく中、緩やかに上昇
上値余地を試す展開~~
2016年10月11日作成
1.日米株式と円/ドルの推移
<円/ドル>
<米国株>
<日本株>
円
ドル
22,000
19,000
日経平均
125
NYダウ
円
円/ドル
120
20,000
18,000
115
18,000
17,000
110
16,000
16,000
14,000
15/10 15/12 16/02 16/04 16/06 16/08 16/10
15,000
15/10 15/12 16/02 16/04 16/06 16/08 16/10
105
100
95
15/10 15/12 16/02 16/04 16/06 16/08 16/10
(注)チャートは過去1年
単位
日経平均
NYダウ
円/ドル
円
ドル
円
2015/12/31
(前年末)
19,033.71
17,425.03
120.22
2016/9/30
(前月末)
16,449.84
18,308.15
101.35
2016/10/7
(前週末)
16,860.09
18,240.49
102.98
過去3年高値
水準
日付
20,952.71
2015/6/24
18,668.44
2016/8/15
125.86
2015/6/5
過去3年安値
水準
日付
13,748.94
2013/10/8
14,719.43
2013/10/9
96.57
2013/10/8
過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
2.日本株市場 先週の振り返り
~ 円安ドル高の進行などを受けて上昇 ~
先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が410.25円(+2.49%)、TOPIXが27.83ポイント(+2.10%)となり、円
安ドル高の進行などを受けて上昇しました。業種別(東証33業種)にみると、海運業、保険業、鉱業など25業種が上昇す
る一方、不動産業、電気・ガス業、繊維製品など8業種が下落しました。
週明け3日の日本株市場は、先々週末、住宅ローン担保証券の不正販売を巡りドイツ銀行が米司法省から請求されていた
140億ドルの罰金が54億ドルに減額されるとの報道を受けて、ドイツ銀行の信用不安が後退したことなどから上昇して始
まりました。その後6日にかけても、ISM非製造業景況指数など市場予想を上回る経済指標の発表が相次いだことを受け
て利上げ観測が高まる中103円台まで円安ドル高が進行したことなどから、堅調に推移しました。週末は雇用統計の発表を
控えて様子見姿勢が強まる中、小幅に反落して引けました。
3.今週の主な予定
日程
10月11日
曜日
Tue
国・地域
日本
項目
前回
国際収支:経常収支
8月
1兆9382億円
貿易収支(国際収支ベース)
8月
6139億円
景気ウォッチャー調査現状
9月
45.6
景気ウォッチャー調査先行き
9月
47.4
4.9%
欧州
EU(欧州連合)財務相理事会(ルクセンブルク)
10月12日
Wed
日本
機械受注(前月比)
8月
10月13日
Thu
日本
第3次産業活動指数(前月比)
8月
0.3%
日本
国内企業物価指数(前年比)
9月
-3.6%
小売売上高(除自動車)(前月比)
9月
-0.1%
PPI(生産者物価指数)(除食品・エネルギー/前年比)
9月
1.0%
ミシガン大学消費者信頼感指数
10月
91.2
中国
CPI(消費者物価指数)(前年比)
9月
1.3%
日本
決算発表 : 10/11 ユニー・ファミリーマートホールディングス、イズミ 10/12 ローソン 10/13 ファーストリテイリング、
松屋、近鉄百貨店
米国
決算発表 : 10/11 アルコア 10/14 JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、シティグループ
イエレンFRB(米連邦準備理事会)議長の講演
10月14日
Fri
米国
決算発表予定 他
4.日本株市場 今週の見通し
※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
~ 米国大統領選の不透明感後退や円安ドル高の進行を受けて上値余地を試す展開 ~
今週の日本株市場は、①9日に行われた第2回米国大統領選テレビ討論会を受けてクリントン大統領の可能性が高まった
こと、②先週末の米国雇用統計の結果を受けて米国の12月利上げ観測が高まる中、円安ドル高が進んだことなどから、
上値余地を試す展開を予想します。但し、③海外投資家による日本株売りが続いていること、④出来高が膨らんだ日経平
均17,000円前後では戻り売り圧力が高まりやすいこと、⑤日銀短観のドル円想定レート(下期107.42円)に比べ依然
円高水準にある中、企業業績に対する下方修正懸念が払拭されないことなどから、徐々に上値も重くなるとみています。
その他の注目材料として、日本では11日の景気ウォッチャー調査や12日の機械受注、米国では14日の小売売上高等の
経済指標に加え、14日のイエレンFRB議長の講演や本格化する決算発表などが注目されます。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号
加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会
URL:http://www.alamco.co.jp
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