週刊日本株レポート - 朝日ライフアセットマネジメント

~ 英国のEU(欧州連合)離脱決定に伴う景気下押し圧力への警戒感
~短期的な過熱感はみられるものの、大幅な円安ドル高の進行を
週刊日本株レポート
週刊日本株レポート(11/21~11/25)
(8/8~8/12) が後退していく中、緩やかに上昇
受けて底堅い展開~ ~
2016年11月21作成
1.日米株式と円/ドルの推移
<円/ドル>
<米国株>
<日本株>
円
ドル
22,000
19,000
日経平均
125
NYダウ
円
円/ドル
120
20,000
18,000
115
18,000
17,000
110
16,000
16,000
14,000
15/11 16/01 16/03 16/05 16/07 16/09 16/11
15,000
15/11 16/01 16/03 16/05 16/07 16/09 16/11
105
100
95
15/11 16/01 16/03 16/05 16/07 16/09 16/11
(注)チャートは過去1年
単位
日経平均
NYダウ
円/ドル
円
ドル
円
2015/12/31
(前年末)
19,033.71
17,425.03
120.22
2016/10/31
(前月末)
17,425.02
18,142.42
104.82
2016/11/18
(前週末)
17,967.41
18,867.93
110.91
過去3年高値
水準
日付
20,952.71
2015/6/24
18,934.05
2016/11/14
125.86
2015/6/5
過去3年安値
水準
日付
13,885.11
2014/4/11
15,340.69
2014/2/5
99.02
2016/6/24
過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
2.日本株市場 先週の振り返り
~円安ドル高の進行などを受けて、日経平均は一時18,000円台を回復~
先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+592.62円(+3.41%)、TOPIXが+50.18ポイント(+3.64%)とな
り、円安ドル高の進行などを受けて、日経平均は一時18,000円台を回復する展開となりました。業種別(東証33業種)に
みると、全ての業種が上昇しました。
週明け14日の日本株市場は、①トランプ次期米国大統領の政策期待を背景に米国株市場が堅調に推移したこと、②米国の
12月利上げ観測を背景に円安ドル高が進行したこと、③7-9月期のGDP(国内総生産)速報値が市場予想を大きく上回っ
たことなどを受けて、上昇して始まりました。翌15日は横ばいで推移したものの、その後週末にかけては、①110円台ま
で円安ドル高が進行したこと、②市場予想を上回る米国経済指標の発表などを受けて米国株市場が底堅く推移したことなど
を背景にリスク選好の動きが続く中、日経平均は一時18,000円台にのせる場面も見られました。
3.今週の主な予定
日程
曜日
国・地域
項目
前回
貿易収支
10月
全産業活動指数(前月比)
9月
4976億円
0.2%
11月21日
Mon
日本
11月23日
Wed
米国
耐久財受注(前月比)
10月
-0.3%
11月24日
Thu
米国
新築住宅販売件数
10月
593千件
11月25日
Fri
日本
CPI(全国消費者物価指数)(除生鮮/前年比)
10月
-0.5%
日本
決算発表 : 11/24 日本生命、明治安田生命、住友生命、富国生命、朝日生命
米国
決算発表 : 11/22 ヒューレット・パッカード・エンタープライズ、ヒューレット・パッカード、アナログ・デバイセズ
決算発表予定 他
4.日本株市場 今週の見通し
※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
~短期的な過熱感はみられるものの、大幅な円安ドル高の進行を受けて底堅い展開~
今週は、東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)が134%まで上昇するなどテクニカル面で短期的な過熱感がみられる
ものの、①トランプ次期米国大統領の経済政策に対する期待感が根強いこと、②110円台まで円安ドル高が進行したこ
となどを背景に企業業績に対する上方修正期待が高まる中、底堅い展開を予想します。トランプ次期米国大統領が打ち出
した大幅な減税や大規模なインフラ投資については、実際にどの程度実現できるかは不透明ながら、来年1月20日の大
統領就任までは期待先行の動きが続くとみており、もうしばらくはリスク選好の動きが続くと考えます。但し、米国の利
上げ観測の高まりを受けて、ドルが円やユーロなど主要通貨に対してだけでなく新興国通貨に対しても上昇する中、急激
な通貨下落に伴う新興国経済の不安定化には注意が必要です。
その他の注目材料として、日本では25日のCPI、米国では23日の耐久財受注や24日の新築住宅販売件数などが挙げられ
ます。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号
加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会
URL:http://www.alamco.co.jp
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