週刊日本株レポート (12/19~12/22) (8/8~8/12) ~年末が近づく中、下値は限定的ながら利益確定の売 り圧力等から揉み合う展開~ 2016年12月19作成 1.日米株式と円/ドルの推移 <円/ドル> <米国株> <日本株> 円 ドル 22,000 20,000 日経平均 125 NYダウ 115 18,000 18,000 16,000 14,000 15/12 16/02 16/04 16/06 16/08 16/10 16/12 円/ドル 120 19,000 20,000 円 110 17,000 105 16,000 100 95 15/12 16/02 16/04 16/06 16/08 16/10 16/12 15,000 15/12 16/02 16/04 16/06 16/08 16/10 16/12 (注)チャートは過去1年 単位 日経平均 NYダウ 円/ドル 円 ドル 円 2015/12/31 (前年末) 19,033.71 17,425.03 120.22 2016/11/30 (前月末) 18,308.48 19,123.58 114.46 2016/12/16 (前週末) 19,401.15 19,843.41 117.93 過去3年高値 水準 日付 20,952.71 2015/6/24 19,966.43 2016/12/14 125.86 2015/6/5 過去3年安値 水準 日付 13,885.11 2014/4/11 15,340.69 2014/2/5 99.02 2016/6/24 過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 2.日本株市場 先週の振り返り ~日経平均、TOPIXとも年初来高値を更新~ 先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+404.78円(+2.13%)、TOPIXが+25.31ポイント(+1.66%)とな り、日経平均、TOPIXとも年初来高値を更新する展開となりました。業種別(東証33業種)にみると、水産・農林業、精 密機器、ゴム製品など21業種が上昇する一方、その他製品、非鉄金属、海運業など12業種が下落しました。 週明け12日の日本株市場は、先々週末の米国株市場の上昇を受けて上昇して始まり、日経平均が今年初めて終値ベースで 19,000円台を回復しました。その後14日にかけては、FOMC(米連邦公開市場委員会)を控え様子見姿勢の中、揉み合 う展開となりました。15日から週末にかけては、FOMCで利上げが決定されたことは事前予想通りだったものの、FOMC メンバーの2017年の利上げ見通しの中心値が2回から3回に引き上げられたことを受けて118円台まで円安ドル高が急速 に進行したことなどから、日本株市場は一段高の展開となり、日経平均は19,401.15円で引けました。 3.今週の主な予定 日程 曜日 国・地域 12月19日 Mon 日本 12月21日 Wed 日本 項目 前回 貿易収支 11月 4960億円 全産業活動指数(前月比) 10月 0.2% 耐久財受注(前月比) 11月 4.6% 景気先行指標総合指数 11月 0.1% 11月 563千件 日本銀行、政策委員会・金融政策決定会合(20日まで) 12月22日 Thu 米国 12月23日 Fri 米国 新築住宅販売件数 日本 決算発表 : 12/19 ツルハホールディングス 12/22 ニトリホールディングス 米国 決算発表 : 12/20 フェデックス、ナイキ 12/21 マイクロン・テクノロジ 決算発表予定 他 4.日本株市場 今週の見通し ※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 ~年末が近づく中、下値は限定的ながら利益確定の売り圧力等から揉み合う展開~ 今週の日本株市場は、①円安ドル高が一段と進んでいること、②日銀は先週の13・14日、日経平均が19,000円台で推 移している中でもETF(指数連動型上場投資信託受益権)を742億円ずつ買い付けていることなどが下値をサポートす る一方、③年末を控え、利益確定の売り圧力が高まりやすいこと、④米国大統領選以降の株価上昇の牽引役である海外投 資家がクリスマス休暇等を受けて買付を手控える傾向にあること、⑤東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)が150% を上回る水準で推移するなどテクニカル面で過熱感がみられることなどから上値も重く、揉み合う展開を予想します。 その他の注目材料として、日本では19~20日にかけて行われる日銀金融政策決定会合、米国では22日の耐久財受注や 23日の新築住宅販売件数などが挙げられます。 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号 加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 URL:http://www.alamco.co.jp 本資料は、朝日ライフ アセットマネジメント(以下、当社といいます)が、投資の参考となる情報提供を目的として作成したもので、特定の商品に対する投資勧誘を意図するものではあ りません。本資料は当社が信頼できると判断した情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。資料中に記載されたグラフ、数値等は過去の 実績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。また、コメントについては作成日時点での判断であり、将来予告なく変わることがあります。最終的な投資決定はお客 様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 1612149
© Copyright 2025 ExpyDoc