~ 英国のEU(欧州連合)離脱決定に伴う景気下押し圧力への警戒感 ~ リスク選好の動きが続く中、堅調に推移 ~ 週刊日本株レポート 週刊日本株レポート(11/14~11/18) (8/8~8/12) が後退していく中、緩やかに上昇 ~ 2016年11月14作成 1.日米株式と円/ドルの推移 <円/ドル> <米国株> <日本株> 円 ドル 22,000 19,000 日経平均 125 NYダウ 円 円/ドル 120 20,000 18,000 115 18,000 17,000 110 16,000 16,000 14,000 15/11 16/01 16/03 16/05 16/07 16/09 16/11 15,000 15/11 16/01 16/03 16/05 16/07 16/09 16/11 105 100 95 15/11 16/01 16/03 16/05 16/07 16/09 16/11 (注)チャートは過去1年 単位 日経平均 NYダウ 円/ドル 円 ドル 円 2015/12/31 (前年末) 19,033.71 17,425.03 120.22 2016/10/31 (前月末) 17,425.02 18,142.42 104.82 2016/11/11 (前週末) 17,374.79 18,847.66 106.65 過去3年高値 水準 日付 20,952.71 2015/6/24 18,873.66 2016/11/10 125.86 2015/6/5 過去3年安値 水準 日付 13,885.11 2014/4/11 15,340.69 2014/2/5 99.02 2016/6/24 過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 2.日本株市場 先週の振り返り ~米国大統領選挙の結果を受けて急落した後、米経済政策期待の高まりから大幅上昇~ 先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+469.43円(+2.78%)、TOPIXが+31.24ポイント(+2.32%)とな り、米国大統領選挙の結果を受けて急落した後、米経済政策期待の高まりから大幅上昇しました。業種別(東証33業種)に みると、保険業、銀行業、非鉄金属など24業種が上昇する一方、水産・農林業、食品業、繊維製品など9業種が下落しまし た。 週明け7日の日本株市場は、FBI(米連邦捜査局)がクリントン候補の私用メール問題の訴追を見送ったことを受けてリスク 回避の動きが後退したことなどから上昇して始まりました。翌8日は米国大統領選挙の結果を前に様子見姿勢が強まり横ば いで推移しました。9日、開票状況が伝わり始めると、トランプ候補優勢の展開を受けて下落に転じ、後場にかけてトラン プ候補の勝利がほぼ確定となると一段と下落する展開となり、日経平均は前日比919円安で引けました。しかし翌10日は、 トランプ次期大統領の経済政策に対する期待などから前日の米国株市場が大幅上昇したことや、円安ドル高が進行したこと など受けて、日経平均は前日の下落分を完全に取り戻して引けました。 3.今週の主な予定 日程 曜日 11月14日 Mon 国・地域 項目 前回 日本 GDP(国内総生産)速報値(年率/季調済/前期比) 7-9月期 中国 0.7% 鉱工業生産(前年比) 10月 6.1% 小売売上高(除自動車)(前月比) 10月 0.5% ニューヨーク連銀製造業景気指数 11月 -6.8 PPI(生産者物価指数)(除食品・エネルギー/前年比) 10月 1.2% 鉱工業生産(前月比) 10月 0.1% 住宅着工件数 10月 1047千件 CPI(消費者物価指数)(除食品&エネルギー/前年比) 10月 2.2% フィラデルフィア連銀製造業景況指数 11月 9.7 米国 景気先行指標総合指数 10月 0.2% 日本 決算発表 : 11/14 電通、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、ソニーフィナン シャルホールディングス、かんぽ生命保険、第一生命保険 11/18 東京海上ホールディングス、SOMPOホールディングス、MS&ADインシュア ランスグループホールディングス 米国 決算発表 : 11/15 ホーム・デポ 11/16 シスコシステムズ 11/17 ウォルマート・ストアーズ、ギャップ、アプライド・マテリアルズ 11月15日 Tue 米国 11月16日 Wed 米国 安倍首相がトランプ次期大統領と会談 イエレンFRB(米連邦準備理事会)議長の議会証言 11月17日 11月18日 Thu Fri 米国 決算発表予定 他 4.日本株市場 今週の見通し ※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 ~リスク選好の動きが続く中、堅調に推移 ~ 今週は、①米国大統領選挙でトランプ次期大統領が確定したことを受けてNYダウは史上最高値を更新するなど先週みら れたリスク選好の動きが続くこと、②米国の12月利上げ観測を背景に円安ドル高基調が続くことなどから、堅調に推移 すると予想します。トランプ次期大統領が掲げた大幅な減税や大規模なインフラ投資などの政策が本当に実現できるかど うかは不透明ながら、当面はこうした成長戦略に対する期待からリスク選好の動きが続くと考えます。また、金融市場が 安定していれば、FRBが12月に利上げを実施する可能性は高いとみており、日米金利差拡大を背景とした円安ドル高基 調が続くと見込んでいます。 その他の注目材料として、日本では終盤を迎える主要企業の決算発表や17日の安倍首相とトランプ次期大統領との会談、 米国では17日のイエレンFRB議長の議会証言などが挙げられます。 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号 加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 URL:http://www.alamco.co.jp 本資料は、朝日ライフ アセットマネジメント(以下、当社といいます)が、投資の参考となる情報提供を目的として作成したもので、特定の商品に対する投資勧誘を意図するものではあ りません。本資料は当社が信頼できると判断した情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。資料中に記載されたグラフ、数値等は過去の 実績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。また、コメントについては作成日時点での判断であり、将来予告なく変わることがあります。最終的な投資決定はお客 様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 1611138
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