~FOMC(米連邦公開市場委員会)後、一時的に調整する局面 はあるものの、上昇基調変わらず~ 週刊日本株レポート (12/12~12/16) (8/8~8/12) 2016年12月12作成 1.日米株式と円/ドルの推移 <円/ドル> <米国株> <日本株> 円 ドル 22,000 20,000 日経平均 125 NYダウ 115 18,000 18,000 16,000 14,000 15/12 16/02 16/04 16/06 16/08 16/10 16/12 円/ドル 120 19,000 20,000 円 110 17,000 105 16,000 100 15,000 15/12 16/02 16/04 16/06 16/08 16/10 16/12 95 15/12 16/02 16/04 16/06 16/08 16/10 16/12 (注)チャートは過去1年 単位 日経平均 NYダウ 円/ドル 円 ドル 円 2015/12/31 (前年末) 19,033.71 17,425.03 120.22 2016/11/30 (前月末) 18,308.48 19,123.58 114.46 2016/12/9 (前週末) 18,996.37 19,756.85 115.32 過去3年高値 水準 日付 20,952.71 2015/6/24 19,757.74 2016/12/9 125.86 2015/6/5 過去3年安値 水準 日付 13,885.11 2014/4/11 15,340.69 2014/2/5 99.02 2016/6/24 過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 2.日本株市場 先週の振り返り ~米国株市場の上昇や円安ドル高の進行などを受けて堅調に推移~ 先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+570.29円(+3.10%)、TOPIXが+47.38ポイント(+3.21%)とな り、米国株市場の上昇や円安ドル高の進行などを受けて堅調に推移しました。業種別(東証33業種)にみると、海運業、証 券・商品先物取引業、石油・石炭製品など30業種が上昇する一方、医薬品、サービス業、食料品の3業種が下落しました。 週明け5日の日本株市場は、イタリアの憲法改正の是非を問う国民投票において改正案が否決され、レンツィ首相が辞任を 表明したことによりリスク回避姿勢の動きが一時的に強まったことなどから、下落して始まりました。しかし翌6日は、前 日の欧米株市場がイタリア国民投票の結果を受けても上昇したことなどから、反発しました。その後週末にかけて、①市場 予想を上回る米耐久財受注の発表などを受けて米国株市場が堅調に推移したこと、②米国の長期金利の上昇を受けて円安ド ル高が進行したことなどから続伸し、日経平均はザラ場で19,042.48円まで上昇し、年初来高値を更新しました。 3.今週の主な予定 日程 12月12日 12月13日 12月14日 曜日 Mon Tue Wed 国・地域 12月16日 -3.3% 国内企業物価指数(前年比) 11月 -2.7% 第3次産業活動指数(前月比) 10月 -0.1% 中国 鉱工業生産(前年比) 11月 6.1% 米国 FOMC 14日まで 日本 日銀短観 大企業製造業 日本 米国 Thu Fri 前回 10月 米国 12月15日 項目 機械受注(前月比) 10-12月期 6 小売売上高(除自動車)(前月比) 11月 0.8% PPI(生産者物価指数)(除食品・エネルギー/前年比) 11月 1.2% 鉱工業生産(前月比) 11月 経常収支 7-9月期 ニューヨーク連銀製造業景気指数 12月期 0.0% -1199億㌦ 1.5 CPI(消費者物価指数)(除食品&エネルギー/前年比) 11月 2.1% フィラデルフィア連銀製造業景況指数 12月 7.6 11月 1323千件 日本 日露首脳会談(山口県長門市) 欧州 EU(欧州連合)首脳会議(ブリュッセル、16日まで) 米国 住宅着工件数 日本 決算発表 : 12/15 東京ドーム、パーク24 米国 決算発表 : 12/15 アドビ・システムズ、オラクル 決算発表予定 他 4.日本株市場 今週の見通し ※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 ~FOMC後、一時的に調整する局面はあるものの、上昇基調変わらず~ 今週の日本株市場は、FOMC後、利益確定に伴う売り圧力から一時的に調整する局面はあるものの、①相対的に円が売 られやすい環境が続いていること、②原油を含む商品価格の上昇が新興国経済をサポートすること、③15日の日露首脳 会談では北方領土問題が大きく進展する可能性は低いものの、経済活動の深耕が期待できることなどから、上昇基調が続 くと予想します。特に日本株市場への影響が大きい円の動向については、①今週のFOMCでは0.25%の利上げが決定さ れるとみていることや、今後の政策金利の見通しについてこれまで続いてきた下方修正が止まるとみていることから、日 米金利差の拡大基調が続く可能性が高いこと、②先週、ECB(欧州中央銀行)が将来の金融政策正常化を見据えて月間 の債券購入額の減額を決定する一方、日銀が金融政策正常化に向けて動けるのは数年先であるため、日欧間でも金利差が 拡大しやすいこと、③6日時点のシカゴIMM通貨先物の投機筋の円ネットポジションが ▲33,937枚(11/29時点 ▲269枚)のショートとなり、年初から11月まで続いた円買いから円売りへの転換が明確になったことなどから、相対 的に円が売られやすい環境が続くとみています。 その他の注目材料として、日本では14日の日銀短観、米国では14日の小売売上高や15日のCPI、中国では13日の鉱工 業生産などが挙げらます。 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号 加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 URL:http://www.alamco.co.jp 本資料は、朝日ライフ アセットマネジメント(以下、当社といいます)が、投資の参考となる情報提供を目的として作成したもので、特定の商品に対する投資勧誘を意図するものではあ りません。本資料は当社が信頼できると判断した情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。資料中に記載されたグラフ、数値等は過去の 実績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。また、コメントについては作成日時点での判断であり、将来予告なく変わることがあります。最終的な投資決定はお客 様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 1612111
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