表紙のことば 写真と文:大塚雅貴 た八重桜 ます。「木登りが好きでね、よく は、 桜 漬 落ちることもあったよ。昔はロー け用に出 プで枝を手繰り寄せ、摘み取っ 荷され、秦 たもんだ」と、話してくれたの 野市は全国 は、40年続けているベテランの で7割を超 える生産量を 撮影当日、山から吹き下ろす 誇 り ま す。 そ 冷たい風が吹いていました。手 の年の気候に がかじかみ、全身が震えながら もよりますが、収穫は 4 月15日 の作業が続きました。花が咲き、 から25日ごろ。 落ちる前に収穫しなければなら 約30本の八重桜があるこの畑 ず、特に雨の日は木が滑るので、 では、家族や近所などで手伝って 慎重に作業を進めるそうです。 くれる 人 を集 め、 1 日 で 摘み 取 雲の切れ間から日差しがこぼ 神奈川県秦野市堀川の畑では、 ります。 1 本 の 桜 に か か る作 業 れると、昼食の時間が始まりま 八重桜の花を丁寧に手作業で摘 は お よ そ 2 ~ 3 時 間。 1 本 の 木 した。おむすびを頬張りながら む人たちの姿がありました。町 から摘む花びらは10kg ほど。木 手伝いに来てくれた人たちと過 内のソメイヨシノは見頃を終え にハシゴを掛け、ひとつひとつ ごす和やかな時間。みんなの顔 ていましたが、少し濃く色づい 丁寧に花びらを袋に入れていき もほころびました。 食・農・地域のくらしを支えるJAの存在意義や取り こでも、みんなのJA」をテーマに4コマ漫画で解説し 組みを紹介するJAグループ共通コンテンツ(JA新聞連 ます。JA広報誌への掲載等により、組合員や地域住 『JA広報通信』にて提供中) 。今年度は、 「いつでもど JA グループ 共通コンテンツ 2 小野晴一さん(65=左端) 。 月刊 JA 2016/04 民への情報提供資材として、ぜひご活用ください。
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