JA グループ共通コンテンツ

表紙のことば
写真と文:大塚雅貴
(66)の畑を継いだそうです。広
広がります。JA紀南では、大
さは約1.5ha。およそ450本の梅
きさや塩分濃度の異なるさまざ
を育て、年間の収穫は30t になり
まな梅干しを生産し、販売促進
ます。「今年はみかんの収穫に追
にも力を注いでいます。
せん てい
われ、剪 定 作業が遅れてしまっ
毎日汗水流して丹精込めて育
た」と、無数に伸びる枝に向かっ
てた梅は、今年も立派な花を咲
て作業を進める良正さん。剪定
かせました。
「安心しておいしい
は、日当たりと風通しを良くす
ものを提供していきたい」
。田中
るための大事な作業。他にも草
さん一家の笑顔が、とても誇ら
刈りや消毒、土づくり、みかん
しく見えました。
栽培の仕事を合わせ
JAの加工施設では、優しく梅を扱い
ます
ると 1 年を通して休
日本一の梅の産地で出会った
「これおいしいで
のは、梅を栽培して 3 年目を迎え
しょ~」
。直売所「紀
た田中良正さん(39)
。高校卒業
菜柑」の試食コー
後は和歌山県田辺を離れ農業と
ナーで自慢の梅干し
は無縁の仕事に就いていましたが、
を頬張ると、淡い甘
30歳のときに戻り父・和正さん
さの中に梅の酸味が
む間もありません。
き
さい かん
食・農・地域のくらしを支えるJAの存在意義や取り
こでも、みんなのJA」をテーマに4コマ漫画で解説し
組みを紹介するJAグループ共通コンテンツ(JA新聞連
ます。JA広報誌への掲載等により、組合員や地域住
『JA広報通信』にて提供中)
。今年度は、
「いつでもど
JA グループ
共通コンテンツ
2
月刊 JA
2017/02
左/良正さんの妻・佳緒里さん 右/剪定は高いはし
ごを使う危険な作業
民への情報提供資材として、ぜひご活用ください。