平成28年10月号(PDF)

表紙のことば
憐な花を見つめながら一本一本
できません、仲間がいるから苦
丁寧に摘み取っていきます。
しさを乗り越え楽しさを分かち
鳥 取 で ラ ッ キ ョ ウ 栽 培 が 始
合える」
「子どもや介護、そして
ま っ た の は100年 ほ ど 前。 や せ
年金のこと、些細なことでもみん
た土地でも育つ特性を生かし、日
なと話すことは欠かせません」と
本海沿いの約120ha、80戸ほど
香川さん。花の収穫を終えた皆さ
の農家が栽培しています。
んの自然な笑顔が印象的でした。
「負けたくない、自信を持って経
JA鳥取いなば福部支店では、
営に携わりたい」
。積極的に勉強
「力強い生産者の声を生かして、
会を開き、理解を深め、とことん
GI 産品である『鳥取砂丘らっきょ
考え、信念を持って農業と向き
う、ふくべ砂丘らっきょう』の販
合ってきました。
「砂丘のラベン
路拡大を進めていきたい」と、生
10月下旬になると鳥取市福部
ダー」と呼ばれる花を販売する
産者の活躍を盛り上げています。
町の日本海を望むラッキョウ畑
アイデアは生産者からの提案で
には、たくさんの花が咲き誇りま
した。プリティアリウム(アリ
す。ここで30年以上ラッキョウ
ウムはラッキョウの学名)という
栽培をする香川佐江子さん(67)
5 人グループをつくり、息の合っ
は、朝から花の収穫の真っ最中。
た収穫作業で年間 1 万本の花を
大きく腰を曲げて、薄紫色の可
出荷しています。「 1 人では何も
JA グループ
共通コンテンツ
月刊 JA
2016/10
さ さい
毎年10月、「鳥
取 砂 丘 ら っ
きょう花マラ
ソン」が開催
さ れ ま す。 今
年は10月30日
開催予定
食・農・地域のくらしを支えるJAの存在意義や取り
こでも、みんなのJA」をテーマに4コマ漫画で解説し
組みを紹介するJAグループ共通コンテンツ(JA新聞連
ます。JA広報誌への掲載等により、組合員や地域住
『JA広報通信』にて提供中)
。今年度は、
「いつでもど
2
写真と文:大塚雅貴
民への情報提供資材として、ぜひご活用ください。