表紙のことば 宍戸洋一さんと、妻・孝子さん(右) 、母・曳地シズ さん(中央)=洋一さんの加工場にて い さ ざわ 写真と文:大塚雅貴 落 と す 作 業 は、 心 身 と 自然の恵み、そして生産者の日々 もに厳しかった」 の 気 配 り が 糖 度15~17度 と い 2011年の秋に実った う甘さを引き出します。 柿は、切り落として、全 JAふくしま未来では、加工 て 廃 棄。 地 域 の 農 家 と から出荷までを担える新しい施 連携して柿の木を高圧 設「あんぽ工房みらい」を今年か 洗浄機で除染する日々 ら稼働しました。また、店頭で でした。その数は約25 は除染作業などの動画を公開し、 万本に及びました。 安全性を直接アピールするなど、 2015 年 秋、 柿 を 乾 販売促進にも力を注いでいます。 燥させる施設「柿ばせ」 今年、あんぽ柿は生産92周年を に は、 鮮 や か な だ い だ 迎えました。 「放射性セシウム非 い色のあんぽ柿がつる 破壊検査機器による検査に時間 さ れ て い ま し た。 硫 黄 を要しますが、それが安全と信頼 く ん じょう 燻 蒸 処理を施すことで、 福島県伊達市五 十 沢 であんぽ 艶が出て、水ようかんのような軟 弘晃さん。 「これからも農家とと 柿を生産する宍戸洋一さん(59) らかい食感が生まれます。30~ もに、安心安全な農産物の生産、 は、東日本大震災の年を振り返 50日に及ぶ乾燥では、昼夜の温 そして生産性向上を目指してい ります。 「真冬の寒さの中で柿を 度差や、阿武隈川が生む霧などの きます」と、力強く語ります。 食・農・地域のくらしを支えるJAの存在意義や取り こでも、みんなのJA」をテーマに4コマ漫画で解説し 組みを紹介するJAグループ共通コンテンツ(JA新聞連 ます。JA広報誌への掲載等により、組合員や地域住 『JA広報通信』にて提供中) 。今年度は、 「いつでもど JA グループ 共通コンテンツ 2 につながります」と、広報の井浦 月刊 JA 2016/11 民への情報提供資材として、ぜひご活用ください。
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