な い こ と、 法 人 化 に よ っ て 農 京 」 を 提 唱 す る。 「農業の将 間的距離から「グレーター東 今回の改正の つの論点と 対応課題を①JA全中の監査 論 」 の 実 態 を 明 ら か に し、 農 検 証 し、「 政 策 な き 農 協 改 革 か ら、 改 革 の 方 向 性 の 過 程 を 長を務めた著者は客観的視点 集 票 の た め の 機 構 ―― の 理 由 悪 い イ メ ー ジ ―― 既 得 権 益、 准組合員を取り込んでいく工 きた経緯に世間がJAに持つ 政の代行組織として機能して 食管制度との関連の深さと農 夫の必要性を示している。今 域農協の運営・意思決定には、 商社の機能発揮の検討、④地 に は、 経 営 責 任 を 明 確 化 し、 冊だ。 最近では催促の連絡が来るほど。J い」 。以前は東京や神奈川で会社員を Aおおふなとでは販売店からの注文 していた村上誉博さん(44) 。興味の を受け、集荷をすることで村上さん あった園芸の勉強の傍ら勤めていた、 JAおおふなとから勧められ、ビオ たち生産者を支えます。 イベントで保育園児たちに花をプ ラやパンジーの栽培を始めました。 レゼントしたとき、 「きれいなお花を それから18年。今では毎年40万 ありがとう、また来てね」と、言われ ~50万ポットを出荷します。 「インター たことがうれしかったと、村上さん。 ネットが普及しても、実際に会って 新品種の栽培や販売方法など、考え 対話をする。それが経営というもの ることは山積みですが、笑顔を絶や だ」との先輩のアドバイスもあって、 さず従業員たちとの息もぴったりで 東京や仙台、岩手県内のホームセン す。 ターへ足を運び積極的に営業をして 小さな花の輝きは町の復興を支え います。 「商談に来てください」と、 る大きな原動力のように感じました。 47 月刊 JA 読書の窓 業でも市場原理が働き発展で 来に向けてJAができるこ 開 を 概 観 し た 上 で、 J A の 事 機能の分離に伴う外部監査の 業のあるべき方向とJA改革 章)では、土地から離れら んでおかなければならない 日の論点を理解するために読 の展望を考察している。 章 ) で は、 今 回 の 改 正 「JA改革で何が変わるのか」 本の農業に未来はあるか」 (第 (第 1 「陸前高田に戻り、ここで仕事がした 評者=堀田 学 (県立広島大学生命環境学部准教授) の新産業論化」として可能性 があることが議論されている。 次産業化への活路、時 きるとする考え方に依拠して と」 (第 また い る こ と、 農 政 の 機 能 自 体 が 今後の向かうべき方向が複数 あ り、 本 質 的 に は 変 わ っ て い 弱体化していることを指摘し 提案されている。 章 ) で は、 J A の て い る。「 J A と は 何 か 」 (第 さ れ て い る 状 況 に 合 わ せ、 緊 業では信用事業の割合が高い 方法の検討、②JAグループ 4 2016/03 『JAが変われば日本の農業は強くなる』 杉浦宣彦 「農業協同組合法」の改正が 急 出 版 さ れ た 著 書 で あ る。 中 こ と、 正 組 合 員 数 と 准 組 合 員 章 ) で は、 農 政 の 歴 史 的 展 央大学ビジネススクール教授 の問題があることが示される。 の組織改革および③JA全農 成 立 し、 さ ま ざ ま な 議 論 が な で あ り、 J A グ ル ー プ の 自 己 5 を 求 め 説 明 さ れ て い る。 「日 3 れ な い 農 業 だ か ら こ そ「 農 業 4 写真と文:大塚雅貴 表紙のことば 6 改革に関する有識者会議の座 「JAの功罪」 (第 章)では、 の株式会社への転換の可能性 2 発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン 定価:1,080円(税込み) はJA全中を解体しただけで 1
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