JA グループ共通コンテンツ

表紙のことば
写真と文:大塚雅貴
らを束ねたものを苗に見立て、田
れながらも話す畠山さんの思い
植えをし、その年の豊作を祈願
が再復活へと導きました。
します。そして、 2 月 1 日の稲刈
青 年 部 は 総 勢100人。 昨 年 か
りを行う際の稲の傾きで豊凶を
ら雪中田植え人となった岩谷政
占います。稲が直立していれば
崇部長は「青年部にもっと興味
実が入らないから不作、倒れてい
を持ってほしい」と、地域の活性
れば凶作、穂が実っているよう
化を目指しています。収穫感謝
に傾いていれば豊作だそうです。
祭、火祭り、太鼓祭り。先人たち
一度途絶えていた雪中田植え
が育んできた伝統を守り続け、そ
は、稲作に全力を注いできた故・
の志は若者たちの心に刻まれて
高橋佐一郎さんによって復活し
います。
ましたが、昭和61年に
せ っ ちゅう
再 び 中 止 に。 そ の 後、
秋田県鷹巣町の「雪 中 田植え」
青年部だった畠山喜久
は、農家の仕事始め、また五穀
雄さん(63=左の写真)
ほ うじょう
豊 穣 を祈願する伝統行事として
が「 雪 中 田 植 え を や ろ
JA鷹巣町青年部が毎年 1 月15
う」と、提案。
「酒の席
日に開催しています。約 2 m 四方
だったがきっと神 の お
の雪の田んぼに、稲わらと豆が
告 げ で し ょ う 」 と、照
食・農・地域のくらしを支えるJAの存在意義や取り
こでも、みんなのJA」をテーマに4コマ漫画で解説し
組みを紹介するJAグループ共通コンテンツ(JA新聞連
ます。JA広報誌への掲載等により、組合員や地域住
『JA広報通信』にて提供中)
。今年度は、
「いつでもど
JA グループ
共通コンテンツ
8
月刊 JA
2017/01
民への情報提供資材として、ぜひご活用ください。