表紙のことば 写真と文:大塚雅貴 しさか 「果粉」という白い粉が上質の証 ら、ブ し。それがなければ価値が下がっ ドウの てしまうため、慎重に収穫を進 女王と も呼ばれ 「いつも通りだね」 。東京や大阪 ています。 の市場で聞くこの言葉がうれし 岡山県 い、と平本さん。生産量とクオ 倉敷市船穂 リティーを維持することへのプ 町 の中 心 か レッシャーを感じているからこ ら車で10分。細く急な坂道を そ、その言葉の重みを感じてい 上ると、緑の葉の隙間から大 る そ う で す。「 今 は30~40代 の きく実ったマスカットが見え 若手も増え、情報を共有するこ てきました。平石地区で栽培 とでみんな切 磋 琢 磨 して上質の を始めて15年の平本純大さん マスカットを作る環境が整って (41)は、80a の畑で、両親と います」と、続けました。世代 甘さと酸味、そして香りのバラ 妻の 4 人で力を合わせてマスカッ を超えて育む地域の団結は、生 ンスが絶妙な「マスカット・オブ・ トを栽培しています。 産者にとって大切な財産なのか アレキサンドリア」 。その気品あ 「頭が当たらないように気を付 もしれません。 る味わいと、透き通るような美 けてください」。粒の表面にある JA グループ 共通コンテンツ 月刊 JA 2016/06 せっ さ たく ま 食・農・地域のくらしを支えるJAの存在意義や取り こでも、みんなのJA」をテーマに4コマ漫画で解説し 組みを紹介するJAグループ共通コンテンツ(JA新聞連 ます。JA広報誌への掲載等により、組合員や地域住 『JA広報通信』にて提供中) 。今年度は、 「いつでもど 2 めます。 民への情報提供資材として、ぜひご活用ください。
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