2008 年東京大学 立体図形の体積 <問題> 正八面体の互いに平行な2つの面をとり、それぞれの重心を G 1 ,G 2 とおく。その G 1 ,G 2 を通る直線を 軸としてこの正八面体を回転させるてできる立体の体積を求めよ。ただし、各辺の長さは1とする。 Gnuplot を使いながら考えて見よう。 正八面体の図形 回転軸 G 1 G 2 に垂直な平面で、正四面体を切った場合の、切り口の図形を描いてみると・・・ 切り口の平面と軸 G 1 G 2 との交点を O’とする。で、O’と切り口の図形(六角形)の各頂点までの距離はす べて等しいことも分かる。 以下その図形を描いてみよう。 円周部分(側面)に色を付けて見ると、 この回転体の体積を計算してみよう。 回転軸から見てみると・・・ 2 2 O ' P = OH + HP 2 O' P = 2 1 (√ 3 (1− t) ) 2 であるので 2 2 + t = 4t − 2t + 1 3 ここで O’G 1 ∝ HH’ ∝ H’A ∝ HP から HP ∽ O’G 1 となる。 2 G1G2 = √6 より O'G1 = k とすれば、 0≤ t ≤ 1 2 であるので、 √6 k t = 4 したがって k= 4 √6 t , dk = 4 √6 dt 以上から、体積を V とすれば 2 V = √6 ∫0 S dk = 1 2 ∫0 π O ' P 2 dt × 4 √6 = 4π 3 √6 1 2 ∫0 ( 4t2 − 2t + 1) dt = 4π 3 √6 × 5 5π = 12 9 √6 (以上)
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