新しい計算を考えよう

第3・4学年(複式)算数科学習指導案
1 単元名
3年「新しい計算を考えよう」
2 単元の指導計画
<3年>(全9時間) 本時3/9
○わり算の意味(等分除)
○わり算の答えの求め方
○包含除の意味と答えの求め方
○等分除と包含除の統合・習熟
○1や0のわり算
○何倍かを求める場合
○習熟・定着
3 前時までの学習指導
<3 年>
指導上の留意点
4年「わり算のしかたを考えよう」
<4年>(全22時間) 本時2∼3/21
…2
○いろいろなわり算
…0.5
…1本時 ○80÷4の求め方
…1
…2
○240÷6の求め方
…1 本時
○いろいろな筆算の仕方及び習熟
…10
…1
○かけ算とわり算のまざった式
…2
…1
○倍のかけ算
…2
…1
○暗算、電卓及び習熟
…4.5
…2
学習活動
過程
クッキーを3人にくばります。
○同じ数ずつ配る場合
とそうでない場合を
提示し、かけ算の「1
あたり×いくつ分=
全体」を押さえる。
1 いろいろな配り方
を式に表す。
6+4+5=15
5×3=15
クッキーが12こあります。3人に同じ数
ずつくばると、一人ぶんは何こですか。
○「同じ数ずつ」に着
目させる。
復
教
え
習
/
先
行
学
習
/
2 かけ算の式に表す。
□×3=12
る
教
○対話や説明を通して
算数的活動と答えを
結び付ける。
○同じ数ずつでない場
合はわり算に表せな
いこともおさえる。
3 おはじきを使って
答えを求める。
4 一人分の数を求め
る計算がわり算であ
ることを知る。
○教え合いや説明し合 5 p24 ①の問題や
う活動も取り入れる。
文章題を解く。
○定着度を確かめる。
6 学習を振り返り、
自己評価をする。
え
/
考
え
さ
せ
る
る
<4 年>
学習活動
指導上の留意点
1 3年で学習したわ ○前学年の内容の理解
り算の復習をする。
と定着状況を把握
し、確実にできるよ
うにする。
2 p22をもとに、
い ○教え合い活動を取り
ろいろなわり算の式
入れ、できそうなと
と答えを考える。
ころから書かせる。
色紙を4人で同じ数ずつ分けます。
3 24枚と80枚の ○「同じ数ずつ」に着
場合の分け方を考え、
目させ、わり算にな
立式する。
ることを押さえる。
わられる数が何十のわり算のしかたを考えよう。
4 80÷4の求め方
を算数的活動を通し
て理解する。
○80÷4の答えをタイ
ルの操作や図と結びつ
けながら求めさせ、理
解させる。
わられる数が何十のわり算は、10のまと
まりで考えるとよい。
5 確かめ問題をする。 ○同じような問題を解
かせ、理解度を確か
める。必要に応じて
説明をさせる。
6 学習を振り返る。 ○ 学 習 を 振 り 返 ら せ
る。
4 本時の学習指導
(1)本時の目標
<3年> ○わり算の商は、かけ算九九を用いると見つけられることを理解し、そのことを生かして商
を求めることができる。
(表現・処理)
<4年> ○240÷6などのわり算も、10のまとまりに着目すれば、かけ算九九を1回用いた簡単
なわり算と同じ方法で商を求められることを理解する。
(知識・理解)
(2)先行学習(予習・復習)
<3 年> ※予 習
<4 年> ※復 習
40÷2などのわり算の問題を解く。
○教科書p252の問題をノートに写しておく。
○分かっていること、たずねていることに下線を引い
ておく。
(3)本時の展開
<3 年>
指導上の留意点
<4 年>
学習活動
過程
いちごが20こあります。5人で同じ数ず
つ分けると、1人ぶんは何こになりますか。
教
○わり算の式になる理 1 学習問題を読み、
由を言わせる。
わり算の式を立てる。 え
○「同じ数ずつ」
「1人 ○20÷5
る
分」
にも留意させる。
考
え
2
せ
2 教師の説明を聞き
ながら、図をもとに商
の見つけ方を考える。
○図をもとに5の段の ○ かけ算 九九 を用い
ると答えが求めら
九九を意識させる。
れることを理解す
○反応を見て、理解度を
る。
確かめながら進める。
○4×5=20と
○20÷5=4
20÷5=4の関係
4×5、5×4
についても押さえる。
指導上の留意点
○前時の学習内容を想
起させながら理解状
況を把握し、本時に
つなげる。
さ
答えの見つけ方を考えよう。
教科書の図
学習活動
1 教科書問題の答え
合わせをするととも
に、前時の学習を振
り返る。
40÷2 90÷3
60÷2 70÷7
る
15
分
15
分
○自分たちで答え合わ
せを行い、教え合い
学習をする。
○つまずいている児童
には、
互いに教え合う
よう指導しておく。
○早く終わったらチャ
レンジ問題に取り組
む。
□÷□=○
20÷5のわり算の答えは、5のだんの九
九で見つけられる。
○15÷5や25÷5 3 確認問題を解く。 理
などの問題を提示し、
解
かけ算九九を用いて
の
確
答えを求めることが
認
できるか、確かめる。
10
文 章 題 を 数 問 解 ○わからない時はわか
く。
らないと言うことが
60÷3
大切だと指導し、全
80÷2
体の共通理解を図っ
ておく。
定
着
の
診
断
5
3 問題を解き、学習
を振り返る。
90÷3
○ノートを見て、定着
度を診断する。
4 理解深化のため
の問題を解く。
考
○8のだんの九九で答 ○教科書p25②③
を解く。
(ノート)
えを見つけようとし
56÷8 24÷6
ているか見届けてか
ら、
4年生にわたる。
○ガイドを中心に2人
で協力して学習を進
めるよう、指導して
おく。
○ 分離量 や連 続量の
わり算の問題を解
く。
(ノート)
32÷4 42÷7
え
先
行
学
習
5
教
え
さ
る
○終わったら説明し合 ○二人とも終わったら、
説
う活動をするよう指
明し合う。
せ
導しておく。
○時間があれば、チャ
レンジ問題(わる数 る
を空欄にした問題)
をする。
24÷□=○
15
分
15
分
2 の問題をノートに写す。
4 教科書p24□
○分かっていること、たずねていることに下線を
引き、式を書く。
○時間があったら、答えとそのわけを書く。
240まいの色紙を、6人で同じ数ずつ分
けます。1人ぶんは何まいになりますか。
5 学習問題を読み、
わり算の式を立てる。
○式は240÷6
わられる数が何百何十のわり算のしかた
を考えよう。
○240は10のまと
まりが24あることを
もとに、計算のしかた
を考える。
○240÷6は24÷
÷6と考えることが
できる。
(九九を用いる。
)
○240は10のまと
まりが24あること
から、24÷6のわ
り算と考えて答えを
求めればよいことを
児童の発言や説明、
質問を引き出しなが
ら気づかせる。
6 180÷3の場合
でもできることを確
かめ、まとめる。
○180÷3の場合も1
0のまとまりで考えら
れるか、理解度を確か
めてからまとめる。
わられる数が何百何十のわり算も、10の
まとまりで考えるとよい。
○本時の学習で分かっ
たことやよく分から
なかったことを自己
評価させる。
○時間があれば、振り
返りを発表させ、認
め合わせる。
5 学習を振り返って
分かったことや分か
らなかったこと、感
想等を書く。
定
着
の
診
断
5
分
練習問題で理解不足の再確認や本時の学習内容 復
のさらなる定着を図る。
習
理
解
の
確
認
5
分
7 確認問題を解く。
120÷4
560÷7
320÷8
630÷7
復
習
練習問題で理解不足の再確認や本時の学習内容
のさらなる定着を図る。
○適用問題を提示す
る。
「10のまとまり
ととらえる」考えで
解いているか確かめ
る。
○本時の学習で分かっ
8 学習を振り返って
たことやよく分から
分かったことや分か
なかったことを自己
らなかったこと、感想
評価させる。
等を書く。