第5学年「わらぐつの中の神様」 実践報告 第5学年1組 1.実践で目指したこと <単元の目標> 登場人物の心情や生き方を叙述に即して読み取り、主題を考えることができる。 →主題に関わる「わらぐつの中の神様とは」について毎時間の読み取りの最後に自分の考えをノート に書くことで、ねらいに近づけるようにした。 2.本時の指導を振り返って ○第 1 場面との比較でマサエの変化を読み取らせることによって、違いに明確に気が付くことができた と思う。 その際、板書用に第 1 場面で出てきたまさえの人柄や性格、心情をカードに書いて示し、それが第 3 場面でどのように変わったかを矢印で示すことで、児童の思考を整理できた。 △おじいさんを迎えるときのまさえの台詞を考えさせたにも関わらず、おじいさんの見方が変わったこ とに気付けるような押さえ方ができなかった。 △語句のテストの点数が以外に低かった。 <考えられる改善策> ・第 1 場面からマサエのおじいさんに対する見方を読み取ることは困難。 主な学習活動 指導上の留意点 主な学習活動 指導上の留意点 ○おじいさんを出迎え ○台詞にすることで、 ○おじいさんを出迎え ○おばあさんの話を聞 た時のマサエの気持ち おじいさんに対するま た時のマサエの気持ち いてマサエが気付いた を台詞で表し、友達と さえの見方も変わった を考え、友達と交流す こと、悟ったことを具 交流する。 ことに気付けるように る。 体的に言葉でまとめら する。 れるようにする。 ・初めの音読の後に、叙述の中で語句の意味を確かめる時間を設ける。 3.本時以降の授業より 全編の読み取りを終えた最後に「『わらぐつの中の神様』の神様とは」を考えさせたところ、児童の 考えが大きく集約された。 ○心のこもった物に神様は宿る。(そして幸運をもたらす)・・・・ 15人 ○神様とは、人や物を大切にする気持ちである ・・・・ 6人 ○その他 ・・・・ 6 名 集約された 2 つともがまさにこの物語の主題と言ってよく、クラスの3/4がここに落ち着いたとい うことは、ねらいである「正しく読み取り主題について考える」に到達できたと評価できると思う。た だし、読み取った内容についての交流・共有の仕方で、クラスの児童がやりやすい方法を最後まで模索 して終わってしまったことは反省点である。
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