高校・企業ネット-ワーク強化事業仕様書 この業務仕様書は、宮崎県(以下、「県」という。)が実施する「高校・企業ネットワーク強化 事業に関する業務」(以下、「本業務」という。)に係る委託先事業者の選択に関し、契約する事 業者(以下、「受託者」という。)に委託する業務の仕様書等について明らかにし、企画提案に参 加する者の提案に具体的な指針を示すものである。 1 2 3 本業務の目的 本業務は、「県内就職支援員」(以下「就職支援員」という。)を配置し、私立高校の生徒や 教員等へ県内企業の魅力や情報を伝えるとともに、県立高校に配置される就職支援エリアコー ディネーター※との連携を図り、県全体の高校生の県内就職に向けた取組を推進するものであ る。 また、県内企業の人事担当者と高校の進路指導担当等によるワークショップを開催し、県内 企業の魅力を高校に発信するとともに、相互理解を深める機会を創出し、県内企業の人材確保 に資することを目的とする。 ※ 就職支援エリアコーディネーターとは、県内企業の求人情報の収集や既卒者の定着等 を把握する業務を行い、県内への就職支援や離職防止に向けた取組みを行うために県立 高校に配置された支援員である。 本業務の実施期間 平成28年4月1日から平成29年3月31日まで 本業務にあたって配置する人員 本業務を円滑に実施するために、就職支援員を県内に適切に配置すること。そのうち、統括 リーダーを1名配置すること。 4 本業務の範囲 (1)県内求人情報等の収集および求人情報の提供 高校 3 年次生に対する県内求人情報等を収集し、各学校に対して県内求人情報を提供すること (2)ワークショップの実施 県内企業の人事担当者と高校の進路指導担当等が意見交換や情報共有できるワークショップを実 施すること (3)インターンシップ情報の収集 インターンシップの受け入れ企業の開拓および、インターンシップ情報の集約を行うこと (4)高校と企業との接点を増やす取組 地域の実態に応じて、高校と企業との接点を増やす取組を企画・実施すること (5)訪問企業情報の集約および報告 月毎に訪問した県内企業情報や就職支援策の実施状況について県に報告するほか、必要に応じて 県から随時求められるデータの収集や集計、分析等に対応すること (6)連絡会議等の企画・運営 就職支援員と県担当者等で情報共有する連絡会議を企画し運営すること(月1回程度) (7)就職支援エリアコーディネーターとの連携、情報共有 県立高校に配置される就職支援エリアコーディネーターの連絡会議に参加するなど、就職支援エ リアコーディネーターとの連携および情報共有をはかること (8)宮崎労働局との情報交換 宮崎労働局と適宜情報交換を行い、本業務を実施すること。 (9)そのほか 別紙様式1から3について、適宜、県に報告をすること。 5 契約に関する条件等 (1)無料サービスの原則 本業務により提供するサービスについては、利用者に金銭負担を生じさせないことを原則と する。ただし、イベント等において旅費や飲食代等実費相当分の負担を求めることは可能とす る。 (2)個人情報の保護 受託者は、別紙個人情報取扱特記事項を遵守するものとする。 (3)再委託等の制限 ア 再委託の制限 受託者が本業務の一部を第三者に再委託する場合には、あらかじめ県に対して書面により 再委託の内容、再委託先(商号又は名称)、再委託先に対する管理方法等必要事項を報告 し、承諾を得なければならないものとする。 イ 中核的業務の再委託禁止 事業の統括業務及び相談対応業務は、本業務の中核となる業務であるため、再委託を認め ないものとする。 (4)本業務の引継ぎ 受託者は、本業務に係る契約の終了後、他社に本業務の引継ぎを行う必要が生じた場合に は、利用者の利便性を損なわないよう必要な措置を講じ、円滑な引継ぎに努めるものとする。 具体的な内容については、受託者と県の協議によることとする。 (5)権利の帰属等 本業務により作成された資料等に係る著作権は、原則として委託料の支払いが完了したとき をもって受託者から県に移転するものとする。 また、受託者が委託料により購入した備品等のうち、県が指定したものについては、本業務 に係る契約が終了したときをもって、県に帰属するものとする。
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