資料2 委託業務仕様書(PDF文書)

【資料2】
セカンドデスティネーション戦略推進業務委託仕様書
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目的
東京や京都、大阪など、多くの外国人が訪れる地域において、訪日リピート客を秋田へ
と誘導するため、日本における次の旅行先(セカンドデスティネーション)として、秋田
を強く印象づけるためのプロモーションを展開します。
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委託業務の内容
本業務は、本県のインバウンド対策における重点市場のうち、台湾・香港(繁体字圏)、
及びタイを主なターゲットエリアとし、対象言語は繁体字、タイ語、及び英語の3カ国語
とします。
(1)マーケティング調査
ア 秋田の観光資源等に対する興味調査。
イ ターゲットエリアの人による秋田情報の発信に対する反応調査。
ウ 本事業へのレスポンス分析と、今後の秋田への誘客に結びつく展開プラン等の提示。
(2)ターゲットエリアの人目線による秋田を印象づける映像制作と放映、及び情報発信
ア 映像制作・・ターゲットエリアの人に対する訴求力の高い映像の制作。
イ 映像放映・・ターゲットエリアの人が多く集まる場所等での、アで制作した映像の
放映。
ウ オンライン上での映像配信・・ターゲットエリアの人にアで制作した映像をオンラ
インで広く見てもらうための情報発信。
(3)首都圏・関西圏で秋田を印象づけるプロモーション
ア 看板・デジタルサイネージ・大型ポスター掲出等による秋田プロモーション
イ ターゲットエリアからの訪日旅行者の多い宿泊施設や飲食店、観光情報拠点等における
秋田プロモーション
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仕様
(1)マーケティング調査
ア マーケティング調査の手法は、受託者の企画提案によります。調査結果は本事業で
実施する各業務に反映させるほか、事業報告書としてとりまとめてください。
(2)ターゲットエリアの人目線による秋田を印象づける映像制作と放映、及び情報発信
ア 映像制作は、下記の仕様とします。
(ア)画質はHD画質以上のものとします。
(イ)90秒を10本程度、30秒を5本程度、15秒を5本程度見込んでいます。
(ウ)使用する映像・楽曲は、TV及び Youtube 等インターネット上での配信も可能なもの
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とするため、著作権問題をクリアしたものとします。
(エ)映像のファイル形式は、下記のイ・ウで提案される映像放映業務の放映・配信方法に
より決まるものとしますが、それとは別に秋田県があきたびじょん Youtube チャンネ
ル等での配信など汎用的に使えるよう、MP4形式によるデータ納品も求めます。
イ 映像放映の場所、期間、及び規模は、企画提案によります。
ウ オンライン上での映像配信にあたり、情報発信者の選定、発信するメディアスタイ
ルの種類など具体的な手法は企画提案によります。ターゲットエリアの人たちに効
果的に届く手法を提案してください。
(3)首都圏・関西圏で秋田を印象づけるプロモーション
ア 看板・デジタルサイネージ・大型ポスター掲出等による秋田プロモーションは、以下の
場所を標準としますが、より訴求力の高い場所や規模、活用する媒体など詳細な設定は
企画提案によります。
(ア)東京国際空港・新東京国際空港・関西国際空港等の各国際線ターミナル(6ヶ月程度)
(イ)有名観光地へのアクセスとして使われている関西圏の駅(9駅以上に各3ヶ月程度)
イ ターゲットエリアからの訪日旅行者の多い宿泊施設や飲食店、情報拠点等における秋田
プロモーションは、下記の告知物の制作と配布を標準とします。
(ア)告知物の制作
・ポスター(A2程度カラー)
・・300枚以上
・パンフレット(A5程度・20ページ程度のカラー小冊子)
・・2万部以上
・フライヤー(A4カラー両面)
・・1万枚以上
(イ)告知物の首都圏・関西圏への設置(20箇所以上に各6ヶ月程度)
・宿泊施設や飲食店、観光インフォメーションセンター等
ウ 本業務にはデザイン制作を含みます。
エ 言語に応じてより効果的な場所や媒体を選択するなど、詳細な設定は企画提案によりま
す。
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契約に関する条件等
(1)再委託等について
ア 受託者は、本業務のすべてを第三者に再委託し、又は請け負わせてはいけません。
イ
受託者は、本業務の一部を第三者に再委託することができますが、その場合は再委
託先の概要と責任者を明記し、再委託する業務の内容、制作の体系図及び工程表を事
前に書面により提出して県の承認を得るようにしてください。
(2)業務の履行に関する措置
ア 県は、本業務(再委託した場合を含む)の履行について、著しく不適当と認められ
るときは、受託者に対してその理由を明示した書面を求め、必要な措置をとるべきこ
とを要求する場合があります。
イ 受託者は、アの要求があったときは、当該要求に係る事項について決定し、その結
果を要求のあった日から10日以内に県に書面で提出するものとします。
(3)権利の帰属等
ア 制作物の著作権は県に帰属することとし、映像等の中で使用する音楽の著作権につ
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いては、汎用的に活用が出来るよう受託者の責任でこれを処理するものとします。
イ 県は、受託者の承諾なしに最終映像を加工・編集し、新たな資料映像を制作するこ
とができるものとします。
ウ 受託者は県の承諾無しに、最終映像を他に流用することが出来ないものとします。
(4)機密の保持
受託者は、本業務(再委託した場合を含む)を通じて知り得た情報を機密情報とし
て扱い、目的外の利用、第三者に開示、漏えいについて善良な管理者の注意をもって
その情報を管理・保持するものとします。契約終了後も同様とします。
(5)関係法令の遵守
受託者は、本業務(再委託した場合を含む)を履行する上で、著作権、肖像権や個
人情報を取り扱う場合は、関係法令等を遵守してください。
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その他
(1)本業務が完了するまでの間、その進捗状況の報告、問題点の協議・解決、本業務の履
行のために必要な事項などは、必要の都度、受託者と県が打ち合わせを行いながら進め
るものとします。
(2)デザイン制作にかかる費用は、全て本業務に含むものとします。
(3)取材(映像の撮影を含む)については、原則として受託者が行います。
(4)業務の概要は現時点での予定であり、受託者と協議の上、変更することもあります。
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