業務仕様書 - 佐賀県

「平成28年度棚田ボランティア活動支援事業」業務仕様書
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目
的
この仕様書は、佐賀県(以下「県」という。)が実施する「平成28年度棚田ボラ
ンティア活動支援事業」業務(以下、「本業務」という。)の委託事業者(以下、「受
託者」という。)の選定に関し、受託者に要求する業務の仕様等について明らかし、
企画提案に参加する者の具体的な指針を示すものである。
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本業務の趣旨
棚田には、四季折々に見せる「美しい景観」や洪水調節、水源の涵養、土砂流出防
止などの「多面的機能」を有している。しかし、近年、農家の高齢化や後継者不足等
が顕著化し、耕作放棄地が増加傾向にあることから、棚田の有する「多面的機能」等
が十分に発揮できない状況になること懸念される。
棚田の「美しい景観」や「多面的機能」を未来へつないでいくためには、農家や地
域住民のみならず、多様な主体の参画による棚田保全活動を進めることが重要と考え
られる。
そこで、地域貢献活動(CSR活動)を行う企業や教育の一環としてボランティア
を行う大学などの多様な団体(以下、「企業等」という。)と棚田地域を結びつけ(以
下、「マッチング」という。)、協定締結による棚田保全を促進することで、企業等
と棚田地域が連携した持続的な棚田保全活動の推進を図る。
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業務内容
本業務の内容は次のとおりとする。
なお、「4
連携する機関等」に記載のとおり、関係機関の協力を得ながら本業務
を進めることができるものとする。
また、本業務の成果(協定締結数)を上げるために、以下に記載している内容の改
善案や明記されていない内容についても、企画提案に盛り込んでよいものとする。
(1)企業等の選出、事業説明及び調査
・企業等を選出し、連絡調整後、事業趣旨の説明を行う。
・賛同が得られた企業等について、実施可能なボランティア活動内容の調査・整理を
行う。
(2)棚田地域の調査
・県により事前に選定した地域(9地域程度)が求める具体的なボランティア活動内
容(ニーズ)や地域の特徴(アピール出来る点)の調査・整理を行う。
(3)企業等と棚田地域の調整(マッチング)
・企業等が実施可能なボランティア活動と棚田地域のニーズの調整を行い、両者のマ
ッチングを行う。
(4)協定締結の補助
・企業等と棚田地域の協定締結の補助業務(協定式開催補助等)を行う。
(5)広報
・企業等へ向けた事業PR(パンフレット作成等)及び協定締結結果のPRを行う。
(6)その他(任意)
・本業務の成果(協定締結数)を上げるために、効果的な企画提案があれば、企画提
案書に記載する。
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連携する機関等
業務の実施に当たっては、県農山漁村課及び関係農林事務所、関係市町で構成する
「さが棚田ネットワーク」と連携し協力を得ることができる。
主に県関係機関は企業等への説明等において連携を図り、関係市町は棚田地域との
連絡調整等において連携を図ることとするが、詳細については県と受託者の協議のう
え業務を進める。
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事業の実施期間
契約締結日から平成29年3月24日まで
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報告書の提出
受託者は、事業実施期間内(平成29年3月24日まで)に報告書を県に提出する
こと。
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契約に関する条件等
(1)個人情報の保護
受託者は、本業務を履行する上で個人情報を取り扱う場合は、個人情報保護法(平
成 15 年法律第 57 号)を遵守しなければならないものとする。
(2)再委託の制限
受託者が本業務の一部を第三者に委託する場合は、事前に県の承諾を得なければな
らない。
(3)本業務の引継ぎ
受託者は、本業に係る契約終了後、他社に業務の引継ぎを行う必要が生じた場合に
は、利用者の利便性を損なわないよう必要な措置を講じ、円滑な引継ぎに努めるもの
とする。具体的な内容については、受託者と県の協議によることとする。
(4)権利の帰属等
本業務により製作された資料等に係る著作権、所有権等に関しては、原則として委
託料の支払いが完了したときをもって受託者から県に移転するものとする。
(5)その他
詳細な契約条件については契約締結時に定めるものとする。企画提案書等の内容や
契約締結の意志決定に関わる重要な契約条件がある場合には「企画提案募集要領」に
定める「11
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企画提案に関する問い合わせ」により問い合わせること。
その他
(1)本業務の実施に当たっては、県と十分な協議のうえ実施するものとする。
(2)本業務により知り得た秘密を第三者に漏らしてはならない。
(3)本業務の実施に関し発生した損害(第三者に及ぼした損害を含む)については、
その損害が県の責に帰する理由による場合を除き、自己の責任において処理しなけ
ればならない。
(4)本業務の実施に際して、事故が発生した場合には直ちにその旨を県に報告するこ
と。
(5)本業務について県から報告を求める時は、速やかに対応すること。