英語 - 河合塾

英語
早稲田大学 スポーツ科学部 1/1
<全体分析>
試験時間
90 分
解答形式
すべてマーク式。
分量・難易(前年比較) 分量(減少・変化なし・増加) 難易(易化・変化なし・難化)
出題の特徴
読解総合問題3題、文法・語法問題2題の大問構成は 2015 年度と同じである。長文3題の総語数はやや増
加したが(2015 年度 2,186 語→2016 年度 2,304 語)
、全体的な分量や難易度に変化はない。
その他トピックス
・2015 年度は大問ⅠとⅡの英文がスポーツに関連するものであったが、2016 年度は3題ともスポーツに関
連するものになった。
・3題の読解問題のすべてに、同義語(句)選択が出題されている。
<大問分析>
番号
区分
出題分野・テーマ
コメント(設問内容・答案作成上のポイントなど)
難易度
Ⅰ
読解総合
パラグラフの趣旨選択、内容一致、同義語選択
賛成・反対の立場からの具体的な意見は内容がわかりや
すく、設問にも紛らわしい選択肢は少ない。
やや易
Ⅱ
読解総合
「女子ラクロスで
のヘッドギア着用
をめぐる意見の対
立」
(696 words)
「運動能力を向上
させるさまざまな
手段における倫
理・道徳上の区別」
(714 words)
Ⅲ
読解総合
Ⅳ
文法・語法
Ⅴ
文法・語法
パラグラフの趣旨選択、内容不一致、内容一致(文章全
標準
体の筆者の意図を問うもの)
、同義語(句)選択
ヨウ素補給と運動能力向上薬の使用を対比して説明し
たり、大リーガーの Alex Rodriguez の薬物使用や
Tommy John の手術などの事例が紹介されたりしてお
り、背景知識のある人には有利である。
「スポーツ心理学 内容一致、同義語(句)選択、タイトル選択
やや難
を活用した、スポ 長文3題の中では、ワード数が最も多く、設問も内容一
ーツ選手への理想 致に関連するものが多いので、文章の細部にまで気を配
的な環境づくり」 って読む必要がある。
(894 words)
空所補充
2015 年度は、10 行程度の英文中の5つの空所に適切な
標準
語(句)を補充する形式のものだったが、2016 年度は、
法学部で出題されることの多い、
「不適切なものを選ぶ」
文法・語法問題になった。
正誤判定
英文中の4つの下線部から誤りを含むものを選ぶもの やや易
で、正誤判定問題での頻出事項が問われている。
注:区分は「英文解釈」
「読解総合」
「英作文」
「文法・語法」
「聞き取り」
「その他」
難易度は5段階「難・やや難・標準・やや易・易」で、当該大学の全統模試入試ランキングを基準として
判断しています。
<学習対策>
読解総合問題は、内容一致タイプの設問が多く出題されているので、他の学部の過去問なども利用してこう
した設問形式に慣れておくとよい。同義語選択問題も多いので、文脈をきちんと読み取り、内容を的確に把
握する訓練をしておくことが大切である。文法・語法問題は、正誤判定問題での頻出項目からの出題が多い
ので、基礎的な文法事項を確実に身につけておけば対処できるだろう。
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2016 年