英語 慶應義塾大学 看護医療学部 1/2 <全体分析> 試験時間 90 分 解答形式 問題は客観式と記述式の併用(100~150 語の自由英作文を含む) 。 分量・難易(前年比較) 分量(減少・変化なし・増加) 難易(易化・変化なし・難化) 読解問題の本文の総語数は 1,459 語で、2015 年度の 1,453 語とほぼ同様。 出題の特徴 ・2014 年度に復活した文法・語法問題は引き続き出題されている。 ・例年通り、文挿入問題、文整序問題、段落整序問題といった論理展開を読み取る力を問う問題が比較的多 く出題されている。 その他トピックス 自由英作文は9年連続して出題されている。 <大問分析> 番号 区分 Ⅰ 文法・語法 Ⅱ 読解総合 Ⅲ 出題分野・テーマ コメント(設問内容・答案作成上のポイントなど) 難易度 出題数は 20 問。文法・語法に関する基本的な知識 を問うものが中心で、解きやすいものが多い。2016 年度は動詞絡みの熟語に関する設問が多い。なお5 番の設問文には接続詞が 1 つ不足している。また8 番は選択肢にはないが I studied の方が標準的。 「人付き合いの方 空所補充問題(10 問) 。文法・語法を意識すること 法」(194 words) で確定できるものが多いが、文章全体の流れを考え て答える問題もある。 標準 読解総合 「触覚について」 (339 words) 選択肢として与えられた4つのセンテンスが、英文 の中に設けられた6箇所の空所のどこに入るのか を考えさせる問題。 標準 Ⅳ 読解総合 「夢遊病の時の脳 段落内の4つの文の順序を問うもの。 の働き」 選択肢1だけは、1文ではなく3文で与えられてい (216 words) る。 標準 Ⅴ 読解総合 標準 Ⅵ 読解総合 Ⅶ 英作文 「嘘と誇張に関す 6段落で構成される文章の4つの段落の順序を問 る研究」 うもの。出典表記はあるものの、相当程度のリライ (250 words) トがなされているため、段落4から段落2へのつな がりに自信をもてなかった受験生もいるだろう。 「利他的行為は、 文挿入、和訳、内容説明。 実は自分のために 内容説明問題は、Real egoists share の理由を 30 なっている」 字以内で説明するもの。同一段落の内容をまとめて (562 words) も、1つ前の段落も含めてまとめてもよいだろう。 3行目は On the contrary に訂正すべき。 (後日、 訂正発表あり。指摘通りの訂正。 ) 「キラキラネーム 自由英作文。 の増加傾向につい 例年通り 100~150 語で書くことが求められてい て考えを述べる」 る。 空所補充問題 標準 標準 難 注:区分は「英文解釈」 「読解総合」 「英作文」 「文法・語法」 「聞き取り」 「その他」 難易度は5段階「難・やや難・標準・やや易・易」で、当該大学の全統模試入試ランキングを基準として 判断しています。 © 河合塾 2016 年 英語 慶應義塾大学 看護医療学部 2/2 <学習対策> ・まとまった数の文法・語法問題が出題されることが多いので、文法・語法の基本事項をしっかり確認して おくとよい。 ・文整序問題や段落整序問題は解答方法が特徴的なので、過去問で練習して慣れておくとよい。 ・下線部和訳は、自然な日本語で文脈に即した訳ができるようにしておくこと。 ・英作文対策として 100~150 語程度の英文を書く練習は必須だが、添削指導を受けるなどして、正確な英 文が書けるように努力することが大切である。 © 河合塾 2016 年
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