耕作放棄地解消運動 農委会名:和水町農業委員会 1 地域の概要 本町は、熊本県の北西部、福岡県との県境に位置し、南北19Km、東西約9Km、面積9 8.75K ㎡で概ね山岳に囲まれた中山間地帯であり、丘陵地では稲作を主体にみかん、ぶ どう、梨との複合経営が行われ、平坦部では経営の発展を図るため施設園芸の導入による 西瓜、いちご、ナス等の栽培が盛んである。 農林業センサスでは、基幹的農業従事者数が1,367人で10年前から比べると86% となっている。また、年齢別で見てみると高齢化が顕著となり、農地の遊休化が進展して いる。 2 農業委員会の体制 委員数 24名(選挙17名(認定5名) 、選任7名(女性2名、認定4名)) 職員数 3 5名 掲げた目標とその達成に向けた大作戦の内容 前年度に耕作放棄地(約10アール)の整備(草刈り)を行ったが、草刈だけでは借手 が見つからなかった。そのため、再度草刈りを行い、さらに重機による抜根及び水張耕耘 を行い、すぐにでも耕作できる状態に農地を復元した。 その結果、町内の方が耕作されることになった。現在は、カボチャやニンニクなど野菜 を作付されている。 4 取り組みの成果 耕作放棄地を農地として復元した結果、耕作者が決まり耕作されるに至った。 抜根中 5 水張り耕耘後 野菜作付け中 課題と今後の方針等 この場所に限らず、今後も農家の高齢化や農家数の減少は進んでいくことから、遊休農 地が増えることが予想される。町や認定農業者協議会など関係機関と連携を執り、担い手 の確保・担い手への支援活動に向けた取り組が必要になる。
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