耕作放棄地解消の取組 農委会名:水俣市農業委員会 1 地域の概要 本市は熊本県の最南端に位置し、東部及び南部は鹿児島県に北部は津奈木町と芦北町に 隣接している。総面積は162.88㎢の内75%は山林で農地は殆んど中山間地、山間 地に集中している。 農業体系は、稲作、お茶、柑橘、玉葱が主要作物で農産物生産額は、柑橘類が全体の4 0%を占めている。 また、農業従事者の40%が65歳以上で、年々高齢化が進んでいる。 2 農業委員会の体制 委員数 22名(選挙17名(認定1名) 、選任5名(認定1名)) 職員数 3 4名 掲げた目標とその達成に向けた大作戦の内容 (1) 耕作放棄地の重点対象地区として3地区を選定し、農業委員21名で農地パトロール を実施し、耕作放棄地となっていた10ヘクタールの土地所有者97筆を対象に意向調 査を行った。 (2) 平成24年度から耕作されていない畑1反5畝に農業委員を中心にサラダ玉葱の栽 培を行ってきたが平成26年度も継続して栽培した。 (3) 補助事業を活用し、耕作放棄地を耕起し、担い手へのあっせんを行った。 <農地パトロール> <サラダ玉葱栽培> 4 <耕作放棄地解消事業> 取り組みの成果 農業委員の活動により、1,500㎡の耕作放棄地を再生し、担い手に貸し付けること ができた。 【検討会議】 5 課題と今後の方針等 本市は、農業者の高齢化や後継者、担い手が不足する状況の中、遊休農地の解消は、年々 厳しい状況である。 このため、耕作放棄地の解消には実態調査後、農家の意向調査等で把握しながら、農林 水産課、JA等と連携を図りながら、農地のあっせんに努める必要がある。
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